ゴロンと寝ているだけなのに大量の汗をかき、その後のスッキリ感が人気の岩盤浴。
とっても気持ちが良いですし、疲れも取れて、今やデートで行ったりする人も多いですよね。
ここでは、岩盤浴の頻度や時間に関する以下の疑問にお答えします。
- 岩盤浴ってどのくらいの時間入るもの?
- 岩盤浴中に寝るのはあり?眠っても大丈夫?
- 岩盤浴に通う頻度のベストは?毎日でもOK?
初めて行く人や、これから習慣にしたい人はぜひ参考にしてみてください!
岩盤浴に入る時間の目安はどれくらい?
それではまずはじめに、“岩盤浴に入る時間の目安”についてお話していきましょう。
あなたは岩盤浴というと、どのくらい入るのをイメージしますか?
「長ければ長いほど良い」と思っている方も多いようなのですが、これは全然違います。
岩盤浴のベストな入浴時間の目安は、最大で1日90分程度なのです。
ええっ?!90分しか入らないの?もしくは、90分も入らなきゃダメなの?
と驚きの声をあげる人も多いでしょうが、もちろん連続して1時間半入っているのが良いわけではありませんので、ここも勘違いしないでくださいね。
岩盤浴のベストな入浴法
ベストな入浴法としては、20分~25分の入浴を数回繰り返し、間に5分~10分の休憩を挟むという方法です。
ちなみに、岩盤浴の前と後だけではなく、休憩のたびに水分補給をするというのも基本中の基本なので、覚えておいてくださいね。
岩盤浴には休憩所や水分補給所が併設されているところが多いので、しっかりと利用してください。
岩盤浴で汗をかいたら休憩して、心地よいくらいの時間を楽しんでくださいね。
岩盤浴で寝てしまうのはあり?危険?
さて続いての問題は、岩盤浴で気持ちよすぎて寝てしまっても大丈夫なのかどうか。
多くの人が経験したことがあるであろう岩盤浴での睡眠ですが、実際ありなのか?危険なのか?見ていきましょう。
脱水症状
岩盤浴のデメリットとして懸念される代表的なものが、この脱水症状です。
人間の体は水分が2%失われると喉の乾きを感じ、4%を失うとめまいや頭痛などを引き起こします。
脱水症状が重症化すると、意識障害やけいれんなどを引き起こしますので、十分な注意が必要です。
予防策として最も簡単なのは、常温の水をこまめに少しずつ摂取することです。
冷たいものや温かいものばかりだったり、一気に水分を摂っても体に吸収されずに出て行ってしまいます。
暑いときには冷たいものをガッツリ飲みたくなりますが、そこはグッとこらえて体が落ち着くのを待ちましょう。
また、理想で言えば水ではなくスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。
なぜなら、発汗により体内からは水分だけでなくミネラルや塩分も失われており、それらは水では補給することができません。
だからといって、岩盤浴前後にバランスの良い食事をしっかりと摂りたい人はそうそういないでしょう。
となると、やはり水分での補給がおすすめで、水だけでは補えない可能性も出てきます。
大量に飲む必要はありませんが、せめて岩盤浴後の水分補給にはそういったものを利用してくださいね。
効果ダウン
岩盤浴中に眠ってしまうことで、体全体がスリープモードになってしまい、せっかくの効果が十分得られなくなってしまいます。
「眠っている間はカロリーを消費しない」というような話を良く聞くかと思います。
全く消費しないというわけではありませんが、睡眠中は体の機能が全体的に動きづらくなってしまいます。
しかし岩盤浴においては、代謝や活性化のはたらきこそが欲しいところですので、そういう意味では、眠ってしまうことで効果が少し落ちてしまう可能性も考えられます。
もちろんリラックス効果だけを得たい場合には良いかもしれませんが、それにしてもせっかくの岩盤浴で効果が最大限に期待できないのは少し残念ですよね。
「絶対に寝るな!」とは言いませんが、できるだけ寝ない方が岩盤浴を満喫できるというのは間違いないでしょう。
最悪の場合も…
岩盤浴での睡眠は、なんと最悪死んでしまうケースもないわけではないそうです。
例えばですが、岩盤浴の心地よさについ眠ってしまい、そのまま脱水症状を引き起こして意識障害に…。
周りから見るとただ寝転がっているように見えますし、薄暗くしているところが多いですから、気づかれた時には…なんてこともあるそうです。
どんなものでも使い方によっては恐ろしくなりますが、岩盤浴も例外ではありません。
いくら水分補給をしていても長時間の岩盤浴は体力を削がれ、意識はあるけど体が動かない…なんてこともあり得ます。
十分に注意し、その可能性があることを頭に入れておきましょう。
1人のときは絶対にダメ!
そんな危険すらある岩盤浴ですので、もちろん店員さんが見回りをしたり、水分補給・休憩を促すところも多いです。
しかしたくさんの人が訪れていたり、声をかけずらい場合もありますよね。
ですので、最低限1人で行った時は、寝ないように気をつけるようにしてください。
もし誰かと行っていれば、同行者が声をかけることで最悪の事故は防ぐことができます。
寝ないに越したことはないですが、自分で危ないなと思う日には、行くのをやめるか同行者を連れて行きましょう。
岩盤浴した日は良い睡眠
岩盤浴中に眠ってしまうのはよくないですが、岩盤浴をした日の晩はとっても良く眠ることができます。
なんなら休憩所でぐっすり安眠している人もたびたび見かけますが、休憩していると心地よくて眠くなってしまうんでしょうね。
岩盤浴中でなければ睡眠はNGではないので、不眠気味の人はぜひ試してみてください。
岩盤浴の程よい疲労感とデトックス効果・ストレス解消効果・リラックス効果が重なり、質の良い睡眠を取りやすくなりますよ。
岩盤浴に通う頻度のベストは?毎日はダメ?
岩盤浴の気持ち良さや効果を知ると、すっかりハマってしまい「毎日でも通いたい!」という人もいるかと思います。
でも岩盤浴って毎日通っても大丈夫なものなのでしょうか?
頻度としてはどれくらいがベストなのでしょうか?
気になる方は要チェックです。
実は岩盤浴は、週に1度~2度くらいのペースで通うのがベスト。
その理由を解説していくので見ていきましょう。
発汗障害
あまりにも発汗しすぎることで、汗をかく機能が麻痺してしまったり、汗腺に障害が出るなど、発汗に問題がでることがあります。
そうなってしまうと治療するのは簡単ではなく、最悪の場合治らないこともあるそうです。
必要なものまでデトックス
デトックス効果のある岩盤浴ですが、毎日通ってしまうと体に必要なものまで排出されてしまいます。
本来体に必要なものが出て行ってしまうことにより、さまざまな体調不良やお肌のトラブルなどを引き起こしやすくなるので注意が必要です。
やりすぎは疲労のもと
岩盤浴は一見寝転がっているだけで疲れなさそうですが、人間は眠るだけでも入浴するだけでも体力を消耗します。
あまり長時間やりすぎたり、毎日通いすぎたりするのは結果的に疲労を誘うことになりますので、あまり根をつめない方が良いと言えますね。
長い目で見ることが大事
頻度も大事ですが、結果として長期的に通い続けるということのほうが重要です。
たとえば週に2度通い続けて、半年で金銭的・時間的な理由で通えなくなってしまうのと、月に1度でも良いので通い続けるのとでは、後者のほうが結果が出やすくなります。
頻繁に通うというのももちろん効果はあるのですが、やめてしまうとそれは失われてしまうわけです。
ですので、自分の通える範囲で通い続けるというのが大事になってくるんですね。
週3回以上はNG?
結果として週1日~2日が理想とはお話しましたが、もちろん毎日がダメというわけではありません。(もちろん毎日長時間はNGですが…。)
得たい効果や岩盤浴の種類によっては、1日おきだったり週に3日通うのが効果的だという場合もあります。
今回紹介した内容に注意しながら、自分の体調やお財布と相談したうえで、“通い続ける”ことを目標に考えてみてくださいね。
岩盤浴の時間&頻度まとめ
いかがでしたか?
岩盤浴においての注意点は、主に以下の3つでした。
- 1日の入浴は90分が理想的
- 岩盤浴で寝るのは極力控えて
- 頻度は週1~3日が理想的
ちなみに岩盤浴に入る前後は、しっかり汗腺を洗うイメージでシャワーを浴びると、より効果的ですよ♪
今度行くときにはぜひ試してみてくださいね!