保育園に子供を預けて働くママの困りごとと言えば、子供の病気と台風などで出る警報。
お仕事を抱えるママには気が気ではありませんよね。
ここでは、朝の登園前に警報が出たら保育園はお休みになってしまうのか、また日中に警報が出たら、即お迎えに行かなければいけないのかなど、働くママに必須の情報をまとめています。
もし保育園が休園になってしまった場合、他の働くママ達はどうしているのか…についてもお話ししていきます。
朝に警報が出たら保育園はお休みになる?
まずは朝に警報が出た場合に、休園になってしまうのか?というところから解説していきます。正直、この答えはかなりグレーで、【園による】というのが最終的な結論です。
しかしながらいくつかのケースに大まかに分けられるので、紹介しておきますね。
警報が出たらお休みとなる園
朝8時前後に「暴風警報」または「大雨洪水警報」が出た場合にはお休みになるというのが比較的多数派です。
午前中に解除されたら午後からは保育ありという園もありますし、朝次第で1日お休みというのは園により異なります。
中には「大雨暴風警報」はお休みでも「大雨洪水警報」は保育ありとうところもありますし、「雷警報」はお休みというようなところもあります。
いずれも園による…ということで、全国的に統一されていないというのがややこしいところですね。
警報が出ても預かり保育ありという園
いかなる警報が出ても、預かり保育を実施する園もあります。(特例はありますが。)
基本的には「仕事を休めない以上保育も休まない」という考えの園だと、あまり休園しないです。
しかし中には、いつもと違う様子に預かれないほどママにべったりしてしまい、親側からお断りするというケースも多々あるようです。
子供は敏感ですからね。
極力登園を控えてもらうという園
少数保育に多いのが、「極力控えてください」といわれるケースで、個々に連絡がある場合や、事前指導がある場合などさまざまです。
最終的には親判断になりますので、子供の様子や自身の仕事の兼ね合いを見ながら考えるということになります。
園により「警報」への対応は大きく変わってきますので、事前に確認しておくと安心です。当日や前日の夜となると連絡も混雑してしまうので、早め早めの確認をおすすめします。
保育園/日中に警報が出た場合は即お迎え?
続いて気になるのが、日中に警報が出た場合ですよね。
基本的には登園したあとに警報が出たら、その時点で早急に随時お迎えに行かなければなりません。
「仕事が長引いてるのでいつもの時間まで~」は悲しきかな通用しないんですね。
ただしここもグレーで、警報の発令によるお迎えの連絡がメールだったり電話だったりしますが、仕事中に携帯を所持していなければ、気づかずにいつもの時間になってしまいますよね。
その場合は園側が“職場に連絡するまでの緊急性はないだろう”と判断してのことなので、連絡を確認することができなければお迎えが遅くなっても保育はしていてくれます。
ただし自治体や運営の方針として園を閉めなければならない場合には、職場などに緊急として連絡が入ることもあります。
この場合には、必ずできるだけ早くお迎えに行かなければならないので、自分自身が動けない場合には、なんらかの対策を講じてお迎えに行ってもらう必要がありますので注意してください。
とはいえ、どうしてもすぐに動けない場合どうしたら良いの?と途方にくれてしまうママさんもいるでしょう。
次の章では、保育園がお休みの場合や、緊急のお迎えに関する対策などを紹介しておきますので、そちらを参考にしてみてください。
保育園が休園になる場合 みんなどうしてる?
それでは早速、保育園が休園になる場合の働くママさんたちの対策をみていきましょう。
あくまで一例として挙げていくので、同じ方法が必ずしも自分に当てはまるわけではないこと、その方法が使えないこともあるというのはご了承ください。
親族に預かってもらう
まずは、ご主人やおじいちゃんおばあちゃん・近場の親戚や、自分の兄弟などの親族のアテを当たりましょう。
もし自営業の方がいれば、数時間でも会社においてもらえないかなど相談してみるのも良いでしょう。
ママ友に預かってもらう
同じ園や近所のママ友さんにお願いするというのも意外と多いです。
「困ったときはお互い様」という精神の方も多いので、頼れそうな相手がいたら無理のない範囲でお願いしてみてください。
仕事を休む・早退する
やむを得ず仕事を休み・早退(遅刻)するという人も多いです。
なんとかなる日だったり、理解のある職場だという場合には当日お願いするのもありですが、天気予報などを踏まえて、事前に有休の申請をするという手もありますよ。
もし天気が悪くならなければ別日に振り替えたり、突然の休みと思ってお子さんとおでかけしたり、のんびり羽を伸ばしてしまうのも良いですね。
ファミリーサポートを利用する
近年増えているのがファミリーサポートの利用です。
事前登録がないと利用することができませんが、今や出産・育児の相談窓口では必ずといって良いほど案内が出てますので、ぜひ登録・利用しておきましょう。
長時間の保育はしてくれないことも多いですが、一時的な預かりやお迎えの代行などはほとんど対応してもらえます。
ただし警報が出た当日は混雑が予想され、断られる場合もあるので、事前に予約しておくと安心ですね。
地域の預かりサービズを利用する
更にファミリーサポートから溢れた人の救済措置として、自治体などによる地域ごとのサポート体制が整いつつあります。
登録制で自宅預かりしてくれるお相手をマッチングしてもらえたり、児童館や公民館などで一時的に預かる制度を設けているところもあります。
当然金銭的には多少の負担がありますが、どうしてもはずせない仕事がある場合には、頼みの綱として覚えておいてください。
一時保育(病児保育)を利用する
自身の通う園はだめでも、地域の支援センターや、一時保育をやっていて預かってもらえることもあります。
また病児保育を利用するという手もありますが、病気でないのに預けるのは優先順位として断られる・途中で切り上げられる可能性もあることは一応知っておいてください。
どちらも保育料はかかりますが、どうしても預けないと厳しい状況であれば利用を考えても良いかもしれません。
自治体によっては一時保育の回数制限がある場合もありますので、そのあたりも事前に確認しておきましょう。
またこちらも事前に、天気予報をもとに予約しておくと安心なので、時間のあるときに申し込み方や料金などを前もって確認しておくと良いですね。
職場に連れて行く
休めないけど預けられなかった!という場合には最終手段・・・職場に連れて行くという選択肢もあります。
たまに台風の日なんかにお子さんを抱えて仕事をするママさんを見ますが、近年は働くママにも理解が深まり許可されるケースも多いです。
もちろんダメ(不可能)な場合もありますが、一度相談してみるのは問題ないでしょう。
当日慌てないように、警報が発令されそうな予感があれば事前に相談しておくと当日も慌てずに済みますね。
警報が出た場合の保育園の対応まとめ
普段頼れる保育園ですが、やはり「警報」が出た場合には、やむを得ずお休みになってしまう園が大半です。
自然現象ですから仕方のないことではありますが、子供が元気だからこそ、もどかしい思いもしてしまいますよね。
しかし幼稚園や小学校などと比べると、保育園は預かりを実施するように極力努めてくれるところも多いですし、子を持つ定めと思いなんとか乗り切るしかありません。
こういう非常事態のために、事前確認やコミュニティーの形成は忘れず、互いに協力し合って乗り越えていきたいものですね。