まだまだ子供だと思っていたのに…ウチの娘はまだまだ幼いから…そう思っていても、身体は確実に大人に近づいているのですね。
大人の女性への第一歩となる「初潮」。体と心が大人への準備を進めていきます。
娘が初潮を迎える。そんな経験が初めてのママなら、気になることがたくさんですよね。
ここでは、初潮を迎える平均的な年齢・時期、身長や遺伝との関係性なども紹介していきます。
初潮年齢(時期)の平均は?
初潮を迎えるのは、一般的には10~15歳前後だと考えられています。最近の調査では、平均年齢は12歳となっています。
早い人では8歳、遅い人では16歳になってもまだ、という人もいます。
ここ最近は子どもの成長が早く、初潮の年齢も早くなったとは言われていますが、ここで大事なのは、あくまでも「平均」だということ。
人の体には個人差があります。早くても遅くても、なんの問題もないので安心してゆったりと構えて大丈夫です。
また、初潮が起こる年齢は、食生活と睡眠時間に関係があるという研究もあります。
豆類や卵などの高たんぱく質と淡色野菜の摂取など、バランスのよい食生活と睡眠が、初潮が早い方の傾向にあるそうです。
また、体脂肪が低すぎると初潮が遅い傾向があります。無理なダイエットや、朝食を抜くような生活も遅い方に見られる傾向です。
思春期の時期はダイエットにも人一倍興味をもつものですが、バランスよく食事をとることは大切ですね。
初潮と身長の関係性とは?
あなたは、「初潮がきたら身長はもう伸びない」という話を聞いたことがありますか?
もちろん個人差はありますが、これは間違いだと言われています。
初潮は、身長が伸びるピーク時期を過ぎたころに迎えると言われています。ですので、初潮がきたからといってもう身長が伸びないということはないのです。
初潮後も身長が伸びた、というケースはたくさんあります。人によっては、10cm以上も伸びた!という人も。
ではなぜ、「初潮を迎えると身長が伸びなくなる!」という都市伝説が生まれたのでしょうか。
それは・・・
身長が伸びるためには、「骨端線(こつたんせん)」といわれる軟骨部分が関係しています。
これが増殖することによって身長が伸びていくんです。
この骨端線は、子どものときには柔らかい軟骨ですが、大人になると軟骨ではなく固い骨になっていきます。
このことから、身長が伸びるのは骨が柔らかい子供のときで、大人になると身長が止まってしまいます。
ここで「初潮」との関係です!
初潮は、女性ホルモンが第二次成長(胸がふくらんだり、体が丸みをおびたりすること)を促して、大人の体へと導かれることでおこります。
簡単にいうと、「大人の体になった」ということです。
このことから、「大人の体になった=骨も成熟した」と考えられたのです。
骨が成熟したということから、骨端線が身長が伸びる構造ではなくなったと考えられ、それによって身長が止まってしまうと考えられたのですね。
ですが、何度でも言いますが、これには個人差がありますから、過度な心配は無用ですよ~。
初潮を迎える平均身長は145~150㎝程度に達した頃だと言われています。
突然の出来事に慌てることのないよう、それくらいになったら初潮を迎える準備を始めるといいですね。
初潮の時期は遺伝するの?
母親は早かったのに、娘がまだなのはなぜ?母親は遅かったのに、娘はこんなに早くきた!
「初潮の時期は遺伝するの?」
このウワサも耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。この問題にはずばり、「遺伝は関係ない」と言えます。
たとえ初潮の時期が遅くても、早くても、あまり気にしないで過ごしてください。
初潮は女性ホルモンが関係する第二次成長の症状のひとつであり、遺伝性のものとは関係ありません。
適度な睡眠や早寝早起き、バランスのいい食生活を心がけ、あまり身構えることなくゆったりとした気持ちで過ごすことが最善策です。
あまり心配しすぎるのもよくありませんが、もし16歳くらいになってもまだ初潮がこないような場合には、1度お医者様に相談してみることもひとつの安心な方法ですね。
さいごに
初潮は女の子にとって初めてのことなので、心配や不安がつきものです。そんな不安や心配が、いろんなウワサを生むことになるのでしょう。
初潮や生理は、女の子にとってとても自然なことです。
ですので、「早過ぎて心配」「遅すぎて心配」とあまり過敏にならず、お母さんはどっしりと構えてその時期を待ちましょう。
小学校でも4年生になると、生理についての授業があるようです。
それより前に娘さんに初潮が訪れた場合は、お母さんがしっかりとフォローしてあげてくださいね(..◜ᴗ◝..)