主婦の戦友“ゴム手袋”…。
便利で愛用者も多いゴム手袋ですが、気づいた時には「なんだか臭う…」という状態になっていませんか?
ゴム手袋が臭くなるだけならまだしも、さらに手にその臭いがついてしまうなんてことも。
そんなに頻繁に買い替えるのも不経済ですので、キレイに洗ってイヤ~な臭いともおさらばしたいですよね。
ということで、ここではゴム手袋の臭いの取り方や洗い方、手に移ってしまった臭いのとり方などをまとめています。
臭い防止策も紹介してありますので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴム手袋の臭いの取り方・消し方
それではまずは、ゴム手袋そのものの臭いを取る(消す)方法です。
ひとえにゴム手袋の臭いと言ってもいろいろありますので、ここでは臭いの原因別に紹介していきます。
ゴム手袋の素材の臭い
新品のゴム手袋を出したときに、多くの人が不快に感じるのがゴム臭さです。
それをそのまま使えば当然手元からずーっとゴムの臭いがしてくるわけですから、不快指数もどんどん上昇していってしまいます。
おろしたてに多い特有のゴム臭さは、はじめに解消してしまえばその後はほとんど気になりません。
ではどうやって臭いを消すのか?といいますと、1週間程度風にさらしておくのが正解です。
ゴム手袋をできれば1日ごとに裏返しつつ、1週間ほど日陰に吊るしておいてください。
このとき風通しが良い場所を選ぶのがポイントで、可能であれば、干す前に重曹水(※)につけておくと、より臭いが取れやすくなります。
1週間経過していなくても、臭いが取れていればOKですよ。
(※)重曹水の作り方と使い方
さきほど紹介した重曹水ですが、基本的には水500mlに重曹を大さじ1~2を目安に作ってください。
水よりもお湯のほうが理想的なのですが、別段こだわる必要はありません。
その重曹水に15分程度ゴム手袋を漬け込むだけでOKです。
毎回ではなくても、お手入れ時や、おろした時の習慣として覚えておいてくださいね。
酸化した汗のすっぱい臭い
ゴム手袋は通気性が皆無ですから、ただ使用しているだけでも手汗が付着しやすい構造になっています。
使用時にかいた汗がゴム手袋の内側に残ってしまい、それが酸化して独特のすっぱい臭いが発生し、さらには手荒れやかぶれ・湿疹ができることも。
この臭いのとり方としては、しっかり洗って、しっかり乾かすというのが基本です。
使用後に手袋を裏返して、洗剤もしくはお湯で洗って、そのまま手首が下になるように干しておくのがベストです。
注意点としては、指先部分までしっかり洗うこと。
ゴム手袋を裏返すのが難しい(面倒)と感じる方も多いと思いますが、手首をすぼめて息を吹き込むか、水を手袋の中に入れてきゅっと手首のあたりを握ると指先がぴょこんと出てきます。
簡単ですよ♪
さらに、もし可能であれば、風通しの良い日陰に干しておくのがおすすめです。
皮脂や角質による雑菌臭
汗をかいていなくても皮脂や角質がゴム手袋に付着し、その雑菌が繁殖してしまうことで臭いが発生することもあります。
雑菌臭が原因の場合には、ゴム手袋の裏側を手洗い用の石鹸で洗うことがポイントになってきます。
使用のたびにきちんと裏側を洗い、乾かす…手汗の対策と同じような感じですね。
ただし、雑菌臭の場合はとくにアルコールの塗布がおすすめで、殺菌効果と、早く乾燥する(水分を蒸発させやすい)効果が期待できます。
熱湯消毒や天日干しができないからこそ、殺菌効果のあるアルコールや洗剤などで上手に処理していきましょう。
しかし洗剤がしっかり流せていないと、ゴム手袋の劣化を早めてしまうので、洗い流しも念入りに!
ゴム手袋で手に臭いがつく!簡単な取り方・消し方
続いては、ゴム手袋の臭いが手についてしまった場合の、簡単な臭いの取り方・消し方について紹介していきます。
手にしみついてしまうと、なかなか石鹸で洗うだけでは臭いが取れないこともあるので、最終手段として知っておいてください。
ステンレスソープ
臭い消しといえばステンレスソープですが、意外とご存知でない方も多いかと思います。
小さめの石石鹸のような見た目で、そのまんまステンレスのにぶい銀色が目立つ石鹸?のことです。(こんなの↓)
魚や肉などの取れにくい生物の臭いにも効果的で、流水で手を洗うときに、ステンレスソープで手をこするだけで良い手軽さもオススメです♪
今は100均などでも置いてはいますが、効果はやはり値段の分だけ疑問が残ります…正直なところ。(ちなみに上の画像のも100均です…)
まずは100均ので試してみて、なかなか効果がないようであれば別のものを検討すると良いかもしれませんね。
またステンレス製のシンクや調理器具でも同じ効果を得ることができるので、身近なステンレス製のモノで手をこすってみても良いですよ。
消臭石鹸
消臭成分・効果のある石鹸というものが、薬局やドラッグストアなどにも置いています。
普通の石鹸では取れない臭いも、消臭石鹸であれば取れるということも。
消臭石鹸の選び方としては、以下の2点に着目して選ぶと良いかと思います。
油で手をこする
油で手をこすってから手洗いすることで、油に臭いの元となる成分がひっついて、手の臭いが取れることもあります。
油ならなんでも良いというわけではありませんが、基本的に調理用の油であれば問題ありません。
ただし、ごま油やエキストラバージンオイルなど、香りの豊かな油は避けたほうが良いでしょう。
そして、油なので当然ヌルヌルします。
ヌルヌルを洗い流すのが手間…という難点はあります。
砂糖で手をこする
できれば”水気のない手”に、砂糖をこすり付けてから洗うという方法も試してみてください。
すりこむように砂糖で手をもみ洗いし、その後は普通に流すだけでも、石鹸を使って洗ってもOKです。
若干もったいなくはあるので、ほかの方法を試してもだめだった場合にやってみてくださいね。
手を洗ったあと、アルコールを塗布する
石鹸や洗剤で手を洗ったあと、ダメ押しでアルコールを塗布するというのもおすすめです。
先ほど紹介したようにアルコールには殺菌効果があるので、ゴム手袋の雑菌臭がうつってしまった場合にはしっかりと効果を実感することができます。
今はレモンの香りがする成分入りの除菌スプレーなんかも出ていますので、そういったものでもOKですよ。
ゴム手袋の臭い防止策は?
手についた臭いを取ることが出来たものの、そもそも臭いがつかないで済むならそのほうが良いに決まっていますよね。
はじめに臭いの原因についてはお話しましたが、ゴム手袋の臭いが手につかないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
2つの方法があるので、できれば両方やっておくと更に安心ですよ。
①お手入れをしっかりする
まずは、ゴム手袋を使う度に毎回…もしくは、一日の終わりにでも毎日お手入れをしっかりとしておくことで、臭いがつくことを予防する方法です。
どうしても使い続けるごとに臭いが残りやすくなってきます。
こまめな手入れでかなり防ぐことができますが、お手入れを念入りにしても臭いが発生する場合は新品に交換するか、2つめの方法で臭いがつくのを防止してみてください。
②中に別の手袋をする
2つめの方法は、ゴム手袋の中に別の手袋をすることです。
おすすめは綿の手袋。(こういうことです↓)
内側の綿の手袋は毎回(毎日)洗い変えするようにしておけば、臭いが発生しにくいだけではなく、臭いの付着も予防できます。
また薄いポリエチレンなどの手袋をつけて使い捨てする方法でも良いですが、こちらはすべりも悪く、使い勝手が悪かったです(個人的な感想です)。
私の場合は手荒れがひどく、皮膚科でゴム手袋を直でするのはダメだと言われ、コットン手袋の上からゴム手袋をするようにアドバイスを受けました。
コットンは汗を吸ってくれるので、衛生的にも良いということです。
それ以来、ずっとこんな感じ(画像)で家事をしています。
最初は面倒に感じましたが、手荒れもほぼなくなり、臭いも気にならず、この方法をとっても気に入っています♪
まとめ
臭いが気になる場合、ゴム手袋を購入する際は、できるだけ薄手のものを購入しておく方が良いかと思います。
お手入れもしやすく早く乾きますし、厚手のものや裏起毛の暖かいものは、手汗をかきやすく臭いが発生しやすくなります。
ゴム手袋選び&予防策&改善策を把握しておくことで、ゴム手袋を快適に使うことができるようになりますね。
ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。