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使い捨てカイロの正しい捨て方!注意点や再利用方法

使い捨てカイロの正しい捨て方!注意点や再利用方法 生活の雑学

毎年年末が近づくと、一気に寒さが増してきますね。

着込んでも着込んでもなんだか寒い、、そんな寒がりさんにはあったかいカイロが一番!持ち歩く暖房ともいえるカイロ。

みなさん正しい捨て方って、知っていましたか?

「熱いまま捨てて燃えたらどうしよう」
「可燃ごみだと思っていたけど違うの?」

など意外と知らないカイロの捨て方や正しい捨て方からお勧めのとっても使える再利用法まで!

詳しくお伝えしていきます。

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使用済みの使い捨てカイロの正しい捨て方とは?

使い終わったカイロは可燃ごみか不燃ごみか、実は自治体によって捨て方が違います

言い換えれば可燃ごみと不燃ごみ、どちらにも当てはまるということ。

何故かというと、みなさんカイロが温かくなる仕組みはなんとなくご存知だと思います。外装を開けると中の鉄が空気にふれて酸化し、熱が発生する為です。

では細かい成分はというと、

  • 50%以上が鉄。これが主成分。
  • 鉄の酸化を早める水。
  • 水に溶けて鉄とふれることで酸化を早める食塩。
  • 水を吸着させカイロの中身をサラサラに保つバーミキュライトという土。
  • 酸素を素早く取り込み鉄の酸化を促す活性炭。

それぞれの成分に役割があり、安全な温度に発熱するようにできています。

実はこの中身の成分が可燃と不燃に分かれるため、分別に違いができてしまうのです。具体的には鉄は不燃ごみ、食塩・活性炭は可燃ごみといったところですね。

 

同じ県内でも市によって可燃だったり不燃だったりするのですから、とてもややこしいです。確認方法はお住まいの自治体のHPでゴミの分別欄を見ていただくといいでしょう。

しかしパッと見た限りでは、「カイロ」というマイナーな項目はすぐには見つけられません。

その場合は50音順で紹介されているカ行で探すと早いですよ。

 

または検索の段階で「〇〇市 ゴミの分別 カイロ」と入力するとすぐに50音順のページが表示されることもありますし、ごみ分別のカイロの欄に行き当たる場合もありますので試してみてください。

ここでは主な市でみたカイロの分別の例を挙げてみます。

札幌市:不燃ごみ
仙台市:家庭ごみ
東京都中央区:不燃ごみ
東京都世田谷区:不燃ごみ
東京都新宿区:金属・陶器・ガラスごみ
名古屋市:不燃ごみ
長崎市:可燃ごみ
那覇市:可燃ごみ

本当に自治体によって様々ですね。

インターネットですぐに調べられますので、お住まいの地域がどうなっているか確認してみてください。

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未使用のカイロに使用期限はある?

カイロの使用期限に関しては外装に記載してあります。

大抵2〜5年ですが、期限を過ぎていても開けていなければ使えることがほとんどです。

機能的な面で持続時間が短くなってしまう、なかなか温まらないなどの可能性は大いにありますが、おうちでいる時などに使ってみるのもいいかもしれません。

 

あまりにも期限を過ぎてしまったものに関しては、メーカーでも適切に処分するよう明記していますので、次の章にあります「未使用のカイロの捨て方」を参照し、自治体に従って処分してくださいね。

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未使用のカイロの捨て方や保管方法は?

開封しなければかなり長持ちするカイロ。今年は使い切れなかったから来年までしまっておこう、ということもあると思います。

保管には空気に触れないことが大事ですが、そもそもカイロの外装には空気を通さないような特殊フィルムが使われています。穴が開かない限り、空気が入る心配はないでしょう。

しかし何か物が当たって穴が開くことも考えられますので、ジッパー付きの袋に入れて空気を抜いておくと安心ですね。

保管には古いものと新しいものがすぐに分かるよう買った日付をメモしておくといいですよ。

 

捨て方は使用済みと同じく、一度開けて冷ましてから捨てるのがベスト

外装のまま捨てて、もし穴が開くようなことがあっても、火がつくような高温にはなりません。しかし空気が入れば熱を発することになりますので、安全上冷ましてから捨てるといいでしょう。

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温かいカイロをそのまま捨てても火事にならないの?

カイロは身体を温める為にちょうどいい温度になるよう、非常よく設計されています。その為火が付くようなことはないと言っても過言ではありません。

よくカイロと見た目が似ている為間違われやすいものに、スナック菓子などに入っている乾燥剤があります。乾燥剤も種類が沢山ありますので成分によりますが、中には水に触れると一気に温度が上がり、発火の恐れがあるものも。

発火の心配がないカイロも熱を発すると他のものに影響する可能性があります。冷ましてから捨てるのが望ましいですね。

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使用済みのカイロを処分せずに再利用する方法は?

カイロの成分にはその50%以上を占める鉄の他に水、食塩、バーミキュライト、活性炭が入っているとお伝えしました。それらの成分を利用することで、すぐに使える便利グッズに早変わり!

使い終わった後に再利用できるなんて、あまり知られていないと思います。

ここではとっても嬉しい再利用方法をご紹介します。

消臭剤

まずは活性炭を生かした消臭剤の役割から。

活性炭は市販の消臭剤にも含まれているお馴染みの成分です。カイロに入っている活性炭の成分は市販のものより少なくなっていますので、持続時間などは劣ります。

しかし1時間ほどなら脱いだブーツなどに入れておくと十分効果がありますよ。

その際は使用済みのカイロをそのまま入れるだけ!とても簡単ですね。

ブーツ以外にも冷蔵庫の中など、匂いが気になるところに活用してみてください。

除湿剤

続いては鉄を利用した除湿剤の役割

主成分である鉄には水分を吸収する機能もあります。それを活かしてお風呂場やクローゼットに置いておくと除湿剤の効果が!

毎日使うカイロが除湿の効果も担ってくれたら、まさに一石二鳥です。

土の肥料

最後は畑やガーデニングに最適な土の肥料に。

これはバーミキュライトという人工用土による保水性・保肥性を利用したもの。園芸などでは堆肥をつくる時によく用いられる土です。

 

しかしカイロには食塩も含まれています。この食塩は一緒に混ぜてしまうと塩害によって植物が枯れてしまう要因に。食塩はろ過をして取り除いてから使うようにしましょう。

 

方法はコーヒーメーカーを使うと簡単です。水150cc〜200ccほどを使ってろ過すると塩分が染み出しますので、残ったものを土に混ぜればOK!

ガーデニング好きの方はぜひお試しくださいね。

おまけ

その他余談ですが、再利用という意味合いではないものの、保管をしておくことで災害時に暖房が使えなくなった時の代わりの暖としても利用できます。

近年は自然災害が多く、何が起こるか分からない世の中となりました。日頃から意識してぜひ防災グッズにカイロ入れておいてくださいね。

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最後に

使い捨てカイロの正しい捨て方や便利な再利用方法について、改めて驚かれた方も多いのではないでしょうか?

この冬は使え捨てカイロの正しい捨て方を確認し、災害などにも備えて安全に保管しましょう。

さらに使い終わったら冷蔵庫やクローゼットに置いて再利用!カイロの性質をフル活用して生活に活かしてくださいね。

寒い冬をカイロで暖かく安全に乗り切っていきましょう。

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