大人のお付き合いで年々増えていくのが訃報ですね。
決して望ましいことではないけれど、避けては通れない悲しい出来事です。
なかでも友人へのお香典の場合で悩まれる方が多いようです。
ここではご友人の親御さんや、配偶者(妻・夫)の場合など、それぞれのお香典の相場と、お通夜や葬儀に出席すべきか否かなど、一般的な目線でまとめてみました。
お香典の相場はどれくらい?友人の親御さんの場合
まずは友人の親御さんがなくなった場合ですが、これは友人との関係性(つまりは故人との関係性)によって変動します。
友人とは深い付き合いでも親御さんとは面識すらないということもあるでしょうが、挨拶や食事を共にしたりした経験がある場合も多いでしょう。
友人の親が亡くなるということは、それなりの年齢であるケースが多いため、友人との付き合いと比例しやすいのですね。
となると、関わりがあった場合となかった場合に分けて考えることができます。
故人と関わりがあった場合
あなたが友人の親御さんと面識があったなど、関わりがあった場合には、5,000円~10,000円くらいを相場として考えれば良いでしょう。
ただし9,000円はお香典としてはふさわしくない金額ですので、それ以外の金額を選んでくださいね。
ほとんどの場合が5000円もしくは1万円という切りの良い額になるかと思います。
故人と関わりがなかった場合
あなたが友人の親御さんんと面識や関わりが全くなかった場合には、3,000円もしくは5,000円が良いでしょう。
とくに自分自身が20代以下の場合には3,000円で十分です。
多く包みすぎても遺族の負担になってしまいますので、程ほどにしておくのが一般的です。
お香典の相場!友人の妻・夫などの配偶者の場合
続いて友人の配偶者の場合について見ていきましょう。
友人の親が亡くなった場合よりも、配偶者が亡くなった場合のほうが全体的に相場は上がります。
感覚としては「倍くらい」が分かりやすいですね。
ということでつまり、10,000円~20,000円くらいが平均値になるでしょう。
しかしこの場合あなた自身の年齢が大きく影響してきて、20代である場合は5,000円でも問題ありません。
土地柄もあって、関西では3,000円でも良いというケースも少なくないそうです。
あなたとご友人がどのくらいの間柄かにも寄りますが、あまり親しくないような場合には5,000円・親しい友人であれば10,000円くらいが目安になりますね。
もしそれ以上に気持ちでと思えうなら、お花やお供えものなどを出すと良いでしょう。
なにより、配偶者を亡くすというのは想像以上に辛い出来事でしょうから、慰めの気持ちが伝わることが最優先です。
通夜に出るべきか!葬儀に出るべきか!
友人の場合だけに限らず、お通夜かお葬式どちらかしか参列できない場合、お通夜に出るべきなのか、葬儀に出るべきなのか迷った経験のある方が多いのではないでしょうか。
まず、どちらも出席可能な場合は、可能な限りどちらにも出席してあげていただきたいです。
というのも、そもそもお通夜や葬儀は故人を悼むだけではなく、遺族を慰めるという意味もあります。
この場合、遺族はあなた自身のご友人にあたるわけですから、ただのお付き合いとしてではなく、友人として遺族を慰めるべく参列すべきなのです。
どちらかしか参列できない場合
自分自身に小さなお子さんがいて両日の参列が難しかったり、正直親御さんや配偶者との付き合いはないし…と思う場合もあるかもしれません。
そんな場合はもちろんどちらかに出席すれば良いのですが、この場合はお通夜に参列するのが一般的です。
お通夜の本来の意味としては、故人の近親者と深い関わりのある方が参列されます。
対してお葬式(告別式)は、故人へのお別れの意味が大きいのです。
この場合は、あなたは故人の近親者(あなたのご友人)と深い関わりがあり、ご友人を慰めるという意味でもお通夜の方がふさわしいと考えられます。
どちらにも出席できない場合
もしお通夜にも葬儀にもどうしても出席できないけれど、大事な友人だからどうしよう…というような場合には、日を改めて自宅を訪ねるだとか、お香典だけでも郵送もしくは渡しに行くということも可能です。
お通夜や葬儀の時間だとどうしても都合がつかない…という場合には、それ以外の時間に都合を聞いていくという手段もあります。
その場合は相手方の都合に気を配り、くれぐれも負担にならないように気をつけてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
親しい相手であるほど、こちらも動揺してしまいますね。
お香典の額は、一般的には5000円~1万円。
その友人の親御さんに大変お世話になった…という場合には、それプラスお花などのお供えをされると良いでしょう。
まずは、大事なご友人を慰める・いたわる気持ちを最優先に、粛々と準備をはじめられてください。