自分で野菜を植えて育てる楽しみ♪最近では、食育として、大人にも子どもにも人気ですよね。
特に夏休みを利用してお子様と一緒に・・という方も多いので、今回は、夏に植える野菜や果物の育て方、また初心者にも作りやすいプランター栽培などを紹介したいと思います。
じっくり愛情をかけて育てた野菜は、いつもより何倍もおいしい事でしょう
夏に植える野菜の種類!どんなのがある?
そもそも野菜は高温に弱い物が多く、暑さが続く夏は、他の季節に比べて植え付けできる種類が少ないです。
また、春に植えた野菜や果物の収穫が終わってすぐ植える事になるので、土の管理や肥料不足に注意しなくてはいけません。
この章では、そんな夏でも育てやすい野菜を紹介します。
果物に関しては、モモ・スモモなど、夏場に実が育ち収穫になる果樹は多くありますが、多くが『夏以外』に植え付けをします。
夏に植える野菜!簡単に栽培できるものって?
数ある野菜の中でも、手入れが簡単で初心者でも育てやすい野菜を紹介します。
初めての栽培でも成功出来るように、植え付け前の情報も一緒に紹介しますので、参考にしてください。
ワケギ
ネギ科の仲間で、日当たりの良い場所で良く育ちます。
球根の先端が土の上に出るように植え、深過ぎると球根が腐る事・浅いと株がぐらついて葉が倒れやすくなる事に注意しましょう。
肥料は葉が10cm程度の長さになったら、20日に1回程度『化成肥料』や『油かす』を使用します。
土の量によって肥料の量が変わるので注意してください。
プランターや鉢の場合、液体肥料を週1回程度で大丈夫です。
葉が20cm~30cmほどに伸びたら、株元から4~5cmほどの長さで葉を収穫します。
あまり下ギリギリだと、そのあと葉が伸びにくくなるので気を付けましょう!
繰り返して収穫できますし、根っこごと引っこ抜いても大丈夫です。
にんじん
土嚢(どのう)袋や用土の袋など、深さが25cm以上あれば栽培が出来ます。
種付けをする2週間前くらいまでに石灰をまいてよく耕し、土作りを完了させましょう。
種をまく前にたっぷりと水やりをしておきます。
種を蒔く時は深さ1cmほどの溝を作り、1cm間隔で植え付けます。
条間は20cm以上空けましょう。
人参の種はとても小さいので、最初は『ペレット種子』というコーティングされた種がお勧めです。
用土を被せる時は浅く被せましょう。
光が届かない深さだと発芽しない場合があります。
芽が出るまで水をたっぷりあげ、芽が出た後は、土が乾いたら水やりをすれば大丈夫です。
人参の間引きは、葉と葉が触れ合う大きさになってから3回行います。
- 1回目→本葉が1~2枚(株間は2cm程)
- 2回目→本葉が3~4枚(株間3~4cm程)
- 3回目→本葉が5~6枚(株間10cm程)
どの間引きも良く育っている株を残し、間引いた後は土を寄せてください。
2回目・3回目の後に肥料をあげます。
にんじんが約12cm~13cmになった頃が収穫のタイミングです。
プランターでも育ちますが、プランターの場合はミニキャロットがおすすめです♪
プランターでOKの夏に植える野菜の種類は?
夏場の戸外は日差しも強く、野菜にとって大変な環境ですので、
逆に、ベランダやプランターで栽培をする事は、手軽なだけでなく野菜にとっても良い環境といえそうです。
この章ではプランターで育てやすい野菜とその注意点を紹介します。
わけぎ
土にあらかじめ化成肥料などを混ぜ込んでおきます。
育て方は上の章を参考にしてください。
サニーレタス
リーフレタスとも呼ばれ、栽培期間が約1ヵ月と短く、初心者にもおすすめの野菜です。
深さ16cm以上のプランターを用意し、風通しの良い場所で栽培しましょう。
まずは鉢底網を敷いた3号ポットに種まき用土を入れ、5~6粒蒔きます。
種が流れないように注意しながら、水をたっぷりあげましょう。
双葉が出揃ったら、葉の形が悪い物・弱そうな葉を間引きます。
本葉2~3枚になる頃に向けて、1ポット1本にしていきましょう。
本葉が3~4枚ほどの大きさの菜は、他のポットに移して育てても大丈夫です。
種付け2週間後に化成肥料を追加、その後も2週間に1回、化成肥料追加します。(7日~10日に1回、液肥で水やりを兼ねてもオッケー)
土は減らないように・水をきらさないように注意してください。
葉が大きく開き始めて、本葉が10枚以上になったら収穫できます。
外側の葉から収穫し、残った葉が大きくなるのを待つと長く収穫できますよ♪
パセリ
種からの場合は一晩水に浸しましょう。
プランターに培養土と石灰を混ぜて、水をたっぷり注ぎます。
水が引いてから8cm間隔で蒔き、乾燥に弱いのでこまめに水をあげてください。
15cm間隔で間引き、2週間に1度、化成肥料を株元にまいて土と混ぜます。
葉が15枚程度になったら収穫です。
外側→下側と順番に収穫しますが、全部葉を取らず8枚ほど残しておくと長く収穫を楽しめます。
発芽するまでに時間がかかるので、初心者の方は苗からの植え付けをお勧めします。
チンゲンサイ
プランターのサイズは60cmくらいの標準サイズで大丈夫!
土の量は鉢の8分目くらいにして、水やりがしやすいように準備します。
また、種を植える2週間くらい前には、土づくりを終わらせましょう。
チンゲンサイは間引きながら育てるので、深さ5mmくらいの溝を作って1cmくらいの感覚で種をまきます。
土は種が見えない程度に軽くかけましょう。
あまり深く植えると芽がでにくくなるので注意です!
最後に
前でもお話ししたように、夏の暑さは野菜にとって大変な試練です。
なので、木陰や風通しの良い場所を選ぶ事や、水やりの時間を工夫する事(暑くなる時間帯は水が温まり、根腐れを起こしやすくなる)で、栽培を続ける事は充分可能です。
また、難しい夏場を経験する事で、他の季節にも挑戦しやすくなるのではないでしょうか。
是非、栽培を成功させ、野菜を作る楽しみを感じてみてください(o^―^o)