梅、桃、桜といずれも春を感じさせてくれる代表格の花。
そして、いずれもバラ科の植物ということもあって、とてもよく似ています。
「あれ?もう桜が咲いてる♪」と見つけたことを誇らしげに言うと、「え?あれ梅でしょ・・」と呆れられた苦い経験のある私。
汚名返上の為にガッツリ調べた結果、この3種類の植物は、よく見ると明らかな違いがありました。
今回は、梅・桃・桜がどんな順番で咲いていくのか、そしてそれぞれの違いや見分け方、ついでに花言葉もまとめてみました。
これでもう恥をかくことはありません!
お花見の際には、堂々と「梅・桃・桜」雑学を披露してやってくださいませ。
梅・桃・桜 咲く順番は?
まず咲く順番ですが、地方によっては気象条件の違いがあったり、また、品種の違いによる差もあったりしますが、北海道以外の地域では、おおよそ、梅→桃→桜の順に咲いていきます。
具体的な時期でいうと、以下の時期が開花目安となります。
- 梅→1月~4月頃
- 桃→3月下旬~4月上旬
- 桜→3月中旬~5月中旬
梅・桃・桜の見分け方!
咲く時期がわかれば、次は見分け方です。
それぞれ解説してきますね。
梅の見分け方
梅は、花びらの形が丸いのが特徴です。
花が枝から直接咲き、ひと花ずつ咲いています。
かたまりで咲く桃や桜に比べると控えめな感じです。
また、葉は、花が咲き終わってから出ますので、花が咲いているときには葉の姿はありません。
桃は花と葉が同時に出ているので、葉の様子を見れば、梅か桃かの区別はつきます。
ちなみに、葉の形は卵型をしています。
桃の見分け方
花びらは尖(とが)っていて、葉の形は長い楕円形をしています。
梅とは違い、花と一緒に葉が出るのが特徴です。
梅と同じく、花は枝から直接咲いていますが、ひと花ずつ出ている梅と違い、桃は同じ場所からふた花ずつ出ています。
ですから、梅と比べると華やかな感じがしますね。
桜の見分け方
桜の花びらは、先が割れていてハート型をしています。そして、梅や桃にない長い花柄(かへい)が特徴でしょう。
花柄がサクランボの茎のように枝から出ていて、その先に花が咲いています。
枝から直接咲く梅や桃とは違い、花柄があるので、枝から少し離れたところに花のかたまりがあります。
枝から花までに空間があり、枝からこぼれるような雰囲気で花が咲いていますね。
葉の出方は、桜の種類によって違います。
ソメイヨシノは、花が終わった後から葉がでますが、八重桜などは花と同時に葉も出ています。
葉の形は、桜餅でも馴染みがありますが、楕円形でふちがギザギザになっています。
梅・桃・桜 それぞれの花言葉は?
それぞれの特徴がわかったところで、花言葉もみていきましょう。
梅→「澄んだ心」「高潔」「上品」「気品」
桃→「私はあなたのとりこ」「チャーミング」「気立ての良さ」「人柄の良さ」
桜→「優れた美人」「高尚」「精神美」「心の美しさ」
代表的なものを紹介しましたが、花の特徴と同様、花言葉もそれぞれですね。
あなたはどれがお好きですか?
さいごに
春に私たちを楽しませてくれる、梅、桃、桜の区別はもう大丈夫ですよね。
雑学ノートへの記入もバッチリですか?
今年のお花見は、梅・桃・桜、それぞれを見比べなら、もっと花を楽しむことができそうですね。
私もこれまでは完全に「花より団子!」でしたけど、これを機に、じっくりと花と向き合ってみようかな♪という気持ちになりました。
みんなそれぞれ、みんないい(*˘︶˘*).。.:*♡