洋菓子よりもカロリーが控えめな和菓子は、ダイエッターや少しでもカロリーを抑えたいという、スイーツ好きには欠かせませんよね♪
和菓子といえば、小豆!
小豆を使った代表格の和スイーツといえば、おしるこやぜんざいが思い浮かびます。
食べてほっこり、温かいスイーツですね。
ところで、あなたはこの「おしるこ」と「ぜんざい」の違いをご存知ですか?
一体どこが違うのでしょうか?
それとも同じもの指していながら、言い方だけが違うのでしょうか?
ここでは、「おしるこ」と「ぜんざい」の違いについて、詳しく紹介していきます。
粒あんとこしあんの作り方の違いや、カロリーの違いについても触れています(o^―^o)
お汁粉(おしるこ)と善哉(ぜんざい)の違いとは
まず、「おしるこ」「ぜんざい」とも、小豆を砂糖などで煮て甘~くしたものに、白玉団子やお餅を入れている食べ物。
ここで違いが出てくるは、関東と関西で、呼び方やそのものの状態が異なるということです。
関東では
汁気のあるものが「おしるこ」。
汁気がなく、”あん”がかかっているものを「ぜんざい」と呼びます。
つまり・・・
- お汁粉(おしるこ)→粒あんまたはこしあんで作った、汁気のあるもの。
- 善哉(ぜんざい)→汁気のないあんを、餅や栗などにかけたもの。
あんの種類ではなく、汁気の有り無しで区別。
関西では
「おしるこ」も「ぜんざい」も、どちらも汁気があります。
ただ、「ぜんざい」は粒あんのものを、「おしるこ」はこしあんのものを指しています。
つまり・・・
- お汁粉(おしるこ)→こしあんで作ったもの。こしあんの善哉。
- 善哉(ぜんざい)→粒あんで作ったもの。
どりらも汁気の有るもので、あんの種類で区別。
[su_label type=”info”]ちなみに[/su_label]
ちなみに、関東で「ぜんざい」と呼ばれている【汁気のないあんがかかっているもの】は、関西では「亀山」と呼ばれ、「おしるこ」や「ぜんざい」とは区別されています。
粒あんとこしあん!作り方の違いとカロリーの違い
まず、粒あんとこしあんの作り方とカロリー違いを、それぞれ見ていきましょう。
作り方の違い
[su_service title=”粒あん” icon=”icon: heart” icon_color=”#9b0a87″]
小豆の皮をなるべく破らないよう、裏ごしなどもしないで、豆の形を残したあんです。
柔らかく煮上げて渋を切り、砂糖を加えて練り上げます。[/su_service]
[su_service title=”こしあん” icon=”icon: heart” icon_color=”#9b0a87″]
小豆を潰して、布などで裏ごしして豆の種皮を取り除いたあんです。[/su_service]
カロリーの違い
『栄養素摂取適正値算出基準』をもとに調べてみると
- 粒あん(加糖) 244kcal(100g)
- こしあん(無糖) 155kcal(100g)
となっています。
ただし、加糖と無糖の違いがありますから、単純に、こしあんの方がカロリーが低いともいえません。
参考までに、もっともよく使われている上白糖のカロリーが、大さじ1(9g)で35kcalですから、100gのこしあんの中にいくらの砂糖を使用するかによって違いがでてきます。
結論としては、粒あんもこしあんも、カロリーの差はほとんどないと思っていいでしょう。
栄養面では?
小豆も豆類になりますので、豆の皮の部分には、食物繊維がたっぷりと含まれています。
また、「粒あん」「こしあん」いずれにも、ポリフェノールが含まれていますが、その含有量は「粒あん」のほうが多くなっています。
ダイエットの際のご参考までに♪
さいごに
寒い季節にぴったりな「おしるこ」と「ぜんざい」。
関東では、あんの汁気の有り無し、関西では、かかっているあんの違いで「おしるこ」と「ぜんざい」に分けられるのですね。
ややこしいけれど、なんだか面白い違いです。
関東に行かれた際、関西に行かれた際には、地元とは少し嗜好の違う「おしるこ」や「ぜんざい」を楽しんでみてもいいかもしれませんね♪
ちなみに「こしあん派」で関西人の私としては、関東で「おしるこ♪」と注文して、粒あんのモノが出てきてガッカリすることのないように、この違いを頭に叩き込んでおきたいところです。