生理前になるとあらわれる寒気と大量の寝汗…
自分だけかも・・・と悩んでいませんか?
実はその症状に悩んでいるのは、あなただけではありません!
なぜ生理前になると寒気がするのか?
どうして寝汗がひどくなるのか?
そんな疑問をメカニズムも踏まえて全部解決しちゃいましょう。
改善法もばっちり紹介していきますよ♪
生理前 寒気や大量の寝汗の原因はズバリこれ!
生理前の寒気や寝汗は、どんなメカニズムで起こることなのか?
寒気と寝汗、それぞれ説明していきます。
風邪のとき、ぶるっと寒気がきて熱を測ったら微熱だった…なんてことありませんか?
それと似たような現象が、生理前に起きます。
要は「体温が上がることで、血管が収縮し寒気がする」のは風邪も生理前も同じだからです。
しかしその原因となるものは異なります。
生理前の場合は「プロゲステロン(黄体ホルモン)」のはたらきによるものが大きいです。
女性には必要不可欠な女性ホルモンの1つで、以下の2つのはたらきによって寒気を引き起こします。
・体温を上昇させる
・新陳代謝を低下させる
体温の上昇についてはご説明しましたが、ここに新陳代謝の低下も加わることによって、血行が悪くなり寒気を感じる原因になります。
寝汗のメカニズムにもこの「プロゲステロン」が大いに関係してきます。
寒気を感じるほど体温の上昇があるわけですから、からだは体温を下げようと発汗を促します。
それが寝汗の原因になります。
生理がはじまるとプロゲステロンの分泌が少しずつおさまり、それとともに症状も緩和されていくケースがほとんどです。
生理前の不調は生理前症候群(PMS)かも
PMSってご存知ですか?
生理前症候群とか、月経前緊張症とか呼ばれるものです。
具体的には「生理前におこるさまざまな不快感や症状」のことをいいます。
精神的なものと身体的なものがあり、
おおよその原因は女性ホルモンとその影響で、生理がはじまると症状が緩和されたり、なくなったりすることが定義としてあげられます。
一般的なものだと頭痛・腹痛・精神不安定・イライラ・眠気などがあります。
またむくんだり、乳房が張ったり、肌荒れしやすかったり、緊張しやすくなるのも症状のひとつです。
基礎体温と並行して症状があらわれることがほとんどなので、もし気になる症状があるようなら基礎体温と一緒に記録をしておくと、受診する際などに役立ちます。
生理前症候群(PMS)の対策方法まとめ
PMSには大きく2つの治療法があります。
ひとつは薬物治療です。
毎月同じようにひどい症状が出る場合や、生理がはじまっても症状がおさまらない場合は婦人科を受診し、医師の指示のもとこの治療法がおすすめです。
低用量ピルなど、ホルモンバランスを整える薬が処方されるケースが多いです。
もうひとつは非薬物治療。
生活習慣や飲食など、今すぐにでもできることも多いです。
医師によりこの治療法を指示される場合もありますが、薬には副作用が必ずといって良いほどありますので、こちらで緩和されるならそのほうが良いでしょう。
具体的な例を主なもので2つ、紹介します。
血糖値を緩やかに上げ、ホルモンバランスを整えてくれる栄養素を摂ることでPMSは改善されやすくなります。
食事の回数を小分けにしたり、ゆっくりと食事をしたりして血糖値を緩やかに上げ
ビタミンB6やカルシウム、イソフラボンを積極的に摂取することでホルモンバランスを整える効果があります。
サプリメントで補ったり、漢方で上手に生活に取り入れたいですね。
PMSになりやすい人の特徴に、ストレスを原因とするものが多くあります。
症状自体にもストレスが要因となるものもあります。
適度な運動やアロマの効果でストレスを解消し、それらの要因を取り除いてあげることも大切です。
ハーブティーを飲んだり、お風呂に浸かってまったりするのもストレス解消になります。
ストレスの増加は悪循環のもと。
出来るだけストレスフリーな生活を心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
生理前の寒気や寝汗には、きちんとしたメカニズムと改善法があることがお分かりいただけたと思います。
- 女性ホルモンの影響で体温が上昇すること・新陳代謝が低下することが原因であること。
- 寒気や寝汗は「生理前症候群(PMS)」の症状のひとつであること。
- ピルなどの「薬物治療」、生活習慣やストレスを解消する「非薬物治療」で改善させる可能性が高いこと。
この3つを覚えておいてください。
寒気や寝汗がひどくなるのは、女性のからだにおいて必要なホルモンの影響です。
上手に解消していきましょう。
他にも生理前の症状で気になっていることはありませんか?