【PR】

インフルエンザに解熱剤はOK?抗インフルエンザ薬との併用は?

雑学

インフルエンザといえば、高熱が出ることが特徴の一つ。

熱が出るとすべての行動が億劫になってしまい、生活自体がままならなくなりますし辛いですね。

「出来ることならすぐにでも熱を下げてしまいたい!」

「けれど、自己判断で解熱剤を飲んでもいいのかな?」

と、ためらってしまうことでしょう。

 

ここでは、インフルエンザに解熱剤を使用しても良いのかどうか、

また、効果はあるのかどうかをお話ししていきます。

 

スポンサーリンク

インフルエンザに解熱剤を使用して良いのか?効果はある?

まず、インフルエンザにはA型・B型・C型の3種類があり、

主に流行するのがA型・B型です。

※C型は一度感染したら生涯で感染することはほとんどなく、主に小さい子に感染するため爆発的な流行にはつながりません。

その中でも、A型は40度近い高熱が出たりと、風邪が重症化したような症状が特徴です。

088699

そして、なぜ人間はインフルエンザにかかったり風邪を引いたりしたときに熱が出るかというと、

体の中のウィルスを退治するために体温を上げる必要があるからです。

ウィルスは低温の方が増殖しやすい性質があり(気温が低い冬にインフルエンザが流行するのはこのためです)、

また体も体温が高い時の方が免疫力は高まります。

こうして、体温をあげて免疫力を高めることで、体内のウィルスや細菌を体から排除しようとしているのです。

 

ですので結論としては、

インフルエンザに感染した場合、なるべく解熱剤は使わない方がいいというのが一般的な見解です。

もちろん飲めば解熱作用により熱は下がりますが、

そうやって無理に下げると、体の中のウィルスがなかなか死滅せず、症状が長く続いてしまう恐れがあるからです。

もし使用するとすれば、どうしても熱が高くて、寝られないほど苦痛が続く……といった場合にのみ、解熱剤を使用するようにしてください。

 

インフルエンザにも使用できる解熱剤は全くないの?

解熱剤は、症状を長引かせる恐れがある!

と言われると、「どうしても・・」の場合も使い辛いものです。

なので、以下の2つの成分を参考にされると良いですよ。

インフルエンザの際に使用しても良いとされている解熱剤は、以下の成分の物になります。

 

[su_service title=”アセトアミノフェン系” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#9b0a30″]

アセトアミノフェンは、体に優しく、副作用が少ないと言われている鎮痛・解熱成分です。

赤ちゃんや子供にも使用されることがあり、もちろん大人も使えます。

しかしこれは症状を緩和はさせますが、抗炎症作用はないため、根本的な治療にはなりません

あくまで症状を和らげるだけとのこと。[/su_service]

 

[su_service title=”イブプロフェン系” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#9b0a30″]

イブプロフェンも同じように鎮痛・解熱成分があります。

大量の摂取は毒になりますが、一般的に使う分には問題ありません。

アセトアミノフェンと同じように、抗炎症作用はないため、症状を和らげるためのものです。

 

[su_label type=”warning”]注意[/su_label]

一方、子ども・大人にかかわらず、アスピリンが含まれる解熱剤・鎮痛剤はインフルエンザの際に使用しないようにしてください。

急性脳症や、肝臓に脂肪浸潤を引き起こし、命に関わる重症化につながるライ症候群になる恐れがあるそうです。

これは子どもに特に起きやすいと言われていますが、大人も発症するケースが稀にあるようです。

 

スポンサーリンク

タミフル・リレンザなど抗インフルエンザ薬と併用できる?

上記にあげた薬は、用法・容量を守れば抗インフルエンザ薬と併用できます

しかし、先ほどにも書いた通り、熱は体を守るために、ウィルスと戦っているサインです。

インフルエンザは本来風邪の一種だったため、自分の免疫力に任せて自然治癒をするよう指導されており

無理に薬を摂取する必要はありません。

150421

繰り返しになりますが、どうしても我慢できないときにだけ摂取するようにしましょう。

また、根本的に症状を治療してくれる作用があるわけではないので、

漠然と服用するのは、かえってインフルエンザの治療の妨げになってしまいます。

また、抗インフルエンザ薬もあくまで治療薬ではなく、ウィルスの増殖を抑える働きがある薬なので、

結局のところ頼れるのは自分の免疫力と言うことになります。

しっかり栄養を摂り、睡眠をとることが最大の治療薬と言えます。

 

もちろん一番良いのは、お医者さんに熱の症状を伝え、薬を処方してもらうことですが、

自分で市販薬の服用を考える場合は、前章で紹介した成分が含まれた薬を選ぶようにしてくださいね。

 

さいごに

解熱剤に限らず、お薬を服用する際はそれなりの注意が必要です。

心配なときは自己判断で摂取せず、お医者さんに相談し、症状に合った適切な薬を処方してもらうのが望ましいですね。

受診するのを面倒に感じることもあるかと思いますが、結局はそれが一番の近道になるでしょう。

インフルエンザは風邪の一種ですが、重症化すると大変なことになります。

周囲の人への感染も気になるところです。

決して侮らず、正しく治療に励んでくださいね。

早く良くなりますように・・・(*˘︶˘*).。.:*♡

 

タイトルとURLをコピーしました