「ホタルイカを食べるために富山に行く!」という友人がいました。
「変わってるなぁ・・・」
昔はそう思っていた私ですが、最近その美味しさに気づいた私も、「旬のホタルイカを食べるためだけに富山に行きたい!」と言い出すようになりました(笑)。
富山湾は「ホタルイカ」の漁場として有名ですよね。
今回は、富山県のホタルイカの旬の時期について調べてみました。
せっかく行くならホタルイカの踊り食い…。
一度はチャレンジしてみたいけれど、踊り食いって大丈夫なの?
寄生虫の危険とかないの?と、ちょっと思ってしまったり。
また、ホタルイカの下処理方法なんかも併せてまとめてみました。
富山県のホタルイカ 旬の時期はいつ?
富山県の「ホタルイカ」の旬は3月~5月です。
この時期になると、深海から「ホタルイカ」が産卵のため海岸近くに集まってきます。
定置網漁にて捕獲しますが、この漁を見学するために観光船が運航されているんですよ。
富山県では昔から「ホタルイカ」の酢味噌和え、天ぷら、唐揚げ、竜宮そうめんなどに調理して食べていました。
※竜宮そうめんとは、胴体部分と足の部分を分けていただく際の「ホタルイカ」の足の部分の刺身のことです。
ホタルイカの踊り食いには寄生虫の危険があるの?
「ホタルイカから寄生虫」という記事が、平成12年6月20日付の日本経済新聞にて掲載されました。
内容は、東京都内のスーパーで販売された富山県産の生食用ホタルイカに「旋尾線虫(せんびせんちゅう)」という寄生虫の幼虫が検出されたというものでした。
テレビでも放送され、翌日6月21日に厚生労働省からホタルイカの取扱に注意する旨の通知が出ました。
この、「旋尾線虫」の幼虫を人が食べると、三日間以内に「皮膚はこう症」(腹部皮膚にミミズ腫れ)や腹痛、おう吐を引き起こします。
重症の場合には、「腸閉塞」を引き起こすこともあるそうです。
加熱したり冷凍したりすると大丈夫なのですが、やはり生きたままの踊り食いとなると、保証はないのでちょっと怖いですね。
ホタルイカの下処理方法は?
「旋尾線虫」を殺虫するためには、-30℃で4日以上、-35℃で15時間以上、-40℃で40分以上の冷凍をする必要があります。
これは業務用の冷蔵庫でないと-40℃にはなりませんので、購入をする際に「冷凍処理済み」と書いているものを購入しましょう。
ボイルされているものも大丈夫ですよ♪
ボイルされているホタルイカの下処理
目、くちばし(脚の間にある黒くなっているところ)、背中の軟骨を取り除きます。
背中の軟骨は、縦に線の入っている所をピンセットなどでつまんで下に引っ張ると取れます。
生きている新鮮なホタルイカを刺身で食べたい場合の下処理
内臓をしっかりと取り除き、背中の軟骨も取り、しっかりと洗ってください。
生きている新鮮なホタルイカをボイルする場合
沸騰したお湯で30秒以上茹でる。
そうすることで、寄生虫を殺虫できます。
さいごに:ホタルイカの身投げってなに?
ホタルイカの身投げは、ホタルイカが海岸に打ち上げられることを言います。
産卵を終えたホタルイカが、波によって打ち上げられるのです。
夜に見るその光景はとても美しいもの。
ホタルイカが青白く光り波線を描き出します。
空に上がる花火同様、ホタルイカの身投げも人たちに感動を与えてくれます。
自然が作り出す自然な光(月明かりや、ホタルイカの光)、素敵ですね♪