お葬式の際のお香典の相場も気になりますが、一周忌法要のお香典の相場も悩みどころですね。相場から外れて、親戚の中で変に浮くと気まずいものですから。
ここでは、一周忌法要の香典の相場金額についてまとめてみました。
親戚の場合や、自分の親の場合に分けて紹介していきます。
また、のし袋の書き方やマナーについてもチェックしてみてください。
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一周忌の香典の相場!親族の場合
まずは親族の場合を見ていきましょう。
お香典全てに共通することですが、お香典には絶対にこの額!という決まりはありません。
だからこそ悩む人も多いのでしょうが、最も良いのは、周りからはずれないようにすることです。
なのでもし親族間で合わせることができたり、聞くことができるのであれば、世間の相場と大きくズレることあったとしても、足並みをそろえるのが正解なので覚えておいてくださいね。
それではそれを念頭に置いて、一周忌のお香典の(世間の)相場について見ていきましょう。
さまざまな要因によって相場は変動しますが、全体的な平均値として見るのであれば…
10,000円~20,000円くらい
が一般的な相場ということになります。
その理由について解説していきますので、自分がどこに当てはまるのか、以下をチェックしてみてください。
会食の有無
お香典の金額が変動する要因として挙がりやすいのが、この会食等の有無です。
会食がある場合には、ほとんどがない場合より金額が多くなり、会食の度合いにもよりますが10,000円~15,000円(1人頭)で考えることが多いようです。
ちょっとしたお弁当などならそこまで金額の差もありませんが、御膳くらいの量だったり、料亭などでの会食となると、相応の額を上乗せしなければなりません。
とくに親族の仲ですから、のちのち響くことがないように、遺族側が損をしないくらいの額を見繕うというのが大事なポイントになってくるんですね。
小さなお子さんがいる場合には、食べられる量に合わせて考えると良いので、以下をご参考に。
[su_note note_color=”#f6efc9″ text_color=”#000000″ radius=”5″]
- 乳児はなし
- 幼児は気持ち程度
- 小学生以上は大人の半額程度
- 中学生以上は大人と同等
[/su_note]
また、人数分できっちり計算すると払いすぎになってしまいますので、例えば夫婦2人+子供(10歳)+子供(3歳)というような家族構成で参加する場合は、
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#df1613″]
- 会食なしの場合:15,000円~20,000円
- 会食ありの場合:20,000円~30,000円[/su_list]
くらいを包む予定でいると良いのではないでしょうか。
※ただ、15,000円というのが半端なイメージを持たれる場合がありますので、10,000円 or 20,000円と割り切った方が良い場合もあります。
自分自身(もしくは配偶者)の年齢
それ以外にも、自分自身もしくは配偶者(とくに夫)の年齢というのはお香典の相場に大きく影響します。
20代以下・30代・40代以上と区別されることが多く、20代以下と40代以上を比べるとおよそ倍近く金額が変わってくることもあります。
今回会食ありの1人で参加と考えると、以下が相場となります。
[su_note note_color=”#f6efc9″ text_color=”#000000″ radius=”5″]
- 20代以下:5,000円~10,000円
- 30代:10,000円~20,000円
- 40代以上:10,000円~30,000円
[/su_note]
妻だけの参列であっても家庭として見られるので、年の差夫婦は注意が必要ですね。
故人との関係性
たとえ親族とはいえ、どれくらいのつながりがあったかどうかも判断材料になります。
顔見知りくらいで、今後会うことがあるか怪しいような親族と、定期的に集まっている親族、子供同士の仲が良い親族、疎遠になっている親族など、さまざまな距離感があるかと思います。
生前お世話になった・これからも交流があるという親族か、生前からあまり親交がなかった・今後もあまり接点がない親族とでは、1.5倍程度の差異が出てくるようですね。
[su_note note_color=”#f6efc9″ text_color=”#000000″ radius=”5″]
- 交流がある場合:最低でも10,000円以上
- 交流がない場合:5,000円以上
[/su_note]
というのがひとつの目安になるので覚えておきましょう。
場合によってはサポートもあり
親族ともなると、お手伝いやお供えものなどの負担をお願いされることもあるかもしれません。
そういった場合には、あまり頑張ってお香典を増やす必要はありません。
それこそ、会食があってもないくらいの感覚・年代をワンランク下げての相場くらいを目安にしてください。
しっかりとお手伝いしなければならない場合には、それらを関係なしにして5,000円以上であればおおよそ相場といえるでしょうね。
地域性でも多少の差が
意外なのが、関東と関西を比べて見ると関西のほうが相場が低い傾向にあるとようなのですね。
大体お香典というと、4とか9だとかはNGな数字なので、下限から行くと3,000円・5,000円・(間を省略して)10,000円・・・となるわけなので、比較すると若干少ない傾向にあるということだけ覚えておいてくださいね。
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一周忌の香典の相場!親の場合
より身近で避けることのできない間柄でありながら、自分の親となれば、実親でも義親でもどこまでやるべきか悩んでしまう人が多いようです。
これも親族の場合同様、内々で決まっている額がある場合もありますが、近ければ近い間柄であるほど、お香典は金額が上がる傾向にあります。
ですので【親戚の場合+5,000円 or 10,000円】くらいを目安される方が多いようです。
もしくは、要素などを加味せず、オーソドックスに考えて、自分自身で10,000円・配偶者も参列する場合には合わせて20,000円・子供も参列する場合にはそこに1人3,000~5,000円くらい加算する(もしくは孫一同と考える)あたりで考えても良いでしょう。
お子様が独立されている場合など
お子さんがそれなりの年齢であったり、家庭を持っているような場合には、世帯として別の扱いになるので、お子さんが参列されたとしてもご自身の負担はありません。
金額的に少ないかなぁ~と感じた場合
生前の故人・もしくはその家族とのお付き合いの中で、ちょっとその額では物足りない…と思えば、お供えなどで補填するなどの工夫も。
お花で3,000円くらいから、お供えものであれば小さなものなら1,000円くらいからでもあります。(生前故人が好んだものが分かればそれも良いです。)
基本的には10,000円と考えておき、それでまかなえない様な費用がかかるのであれば、もう少し金額を多くし、故人への気持ちとしてお供えなどを準備するのがおすすめです。
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一周忌法要の香典の表書きの書き方!新札or旧札?
最後に、お香典の表書きの書き方と、お札についてさらっと解説しておきますね。
一周忌のお香典では、以下のポイントに注意してください。
文字は黒い墨で書く
四十九日までは薄墨で書くのが一般的ですが、それを過ぎた一周忌となると、今度は逆に黒い墨で書くのが正解です。
良くある真っ黒の墨でOKなので、間違えないようにしてくださいね。
水引は結びきりの黒白もしくは双銀
地域によっては、あわじ結びという水引や、黄白のものを使う場合もありますが、広く使われるのは結びきりの黒白もしくは双銀の香典袋です。
大丈夫だとは思いますが、間違えて紅白のものや、飾り水引などのものを使わないようにしましょう。
表書きは「御香料」「御仏前」など
表書きの上部には、「御香料」「御仏前」「御供物」「御佛前」などが好ましいとされています。
「御仏前」においては注意が必要で、仏教以外では使用されないという点があるので覚えておきましょう。
表書きの氏名の書き方
表書きで悩む人が多いのが氏名の書き方です。
基本的には出席者の氏名(自分自身の氏名)になるわけですが、夫婦で出席するような場合には、夫の名前のみを書くというのが広く知られているマナーです。
しかし一部では、妻自身も親交が深い(もしくは妻のみの親交が深い)ような場合には、妻の名前だけを書くということもあります。
家長の名前を代表者として書くのが一般的で、妻の親だからとか、妻の親族だからというのはあまり関係ないので気をつけてくださいね。
新札にすべき?旧札にすべき?
一周忌においての新札の使用はOKが、新札でないといけないわけではありません。
まっさらな新札となると、知らない人から見てマナー違反だと勘違いされてしまう可能性があるので、折り目をつけておく・もしくは折り目はないけど比較的きれいなお札を使うようにするのが良いでしょう。
あまりにボロボロでなければ、使ってあるお札でも問題ありません。
香典袋に入れるときは、お札を表向きに入れるのもポイントなので、覚えておいてくださいね。
一周忌法要の香典の金額相場まとめ
お香典の相場というのは、年齢・親交・関係性の近さなどさまざまな要因で変わりますが、総合的な平均値としては10,000円を目安に考えておくと良いでしょう。
相談ができないようであれば、当日調節できるようにいくつか香典袋を持っていく(お札を用意しておく)と安心ですね。
会食はないと思っていたのに、行ってみると準備されていた…ということも珍しくありませんので。
お供え物やお花などを準備をされる場合には、その額を考慮することもお忘れなく。
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