風邪の引き始めや、疲れているときといえば「オロナミンC!」という人も少なくないはず。
そのオロナミンCは、なぜ元気になれるのか…ちょっと不思議に感じませんか?
ここでは、オロナミンCの効果と成分との関係、カフェインの含有量や子供・妊婦さんの服用について、一日の飲む限度などについてまとめてみました。
ぜひチェックしてみてくださいね!
Sponsored Links
オロナミンCの効果は本当?!成分との関係は?
まずは基本中の基本、オロナミンCの効果や成分について見ていきましょう。
オロナミンCの成分
オロナミンC(1本あたり)の成分は、以下のとおりです。
[su_note note_color=”#fef9e4″ text_color=”#000000″]
- 糖質 19g
- ナトリウム 1~3mg
- ビタミンB2 2.4mg
- ビタミンB6 4.9mg
- ナイアシン 12mg
- ビタミンC 220mg[/su_note]
やはりオロナミンCというだけあって、ビタミンCがずば抜けて多いですね。
ちなみにカロリーは79kcalで、エナジードリンクとしては気持ち低めと言えそうです。
オロナミンCの効果
続いて、それぞの成分がどんなはたらきをするのかを見ていきましょう。
糖質(炭水化物)
炭水化物は、糖質と食物繊維の2つから成り立っており、主に米やパン・麺類などの主食に多いです。
最近では糖質制限ダイエットなどが流行していますが、炭水化物は不足すると、やる気の低下や体力の低下などがおき、欠乏すると意識障害などを引き起こしてしまうような、とても大事な栄養素なんですね。
とくに糖質は体を動かすエネルギーになるので、節制するにしても度を越えてはいけないものなのです。
ナトリウム
ナトリウムはいわゆる「食塩」とよく似ていて、カリウムの相方のような存在です。
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#0f0b8c”]
- 神経のはたらきを正常に保つ
- 体内の水分量を正常に保つ
- 筋肉を収縮する[/su_list]
などというはたらきがあり、欠乏することによって、れと反対の現象を引き起こします。
よく水分補給において塩分の話が出ますが、オロナミンCも体力回復を目的としていますので、ナトリウムはなくてはならない存在なのですね。
ビタミンB2
ビタミンB2は、糖質をエネルギーに変換するためのサポートをしてくれる栄養素です。
子供の発育や体組織の老化防止などをはじめとし、さまざまな効果効能をもっています。
例えば、以下のような働きが代表的です。
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#0f0b8c”]
- 粘膜の保護
- 脂肪の燃焼をサポートする効果
- 疲労回復
- 動脈硬化の予防
[/su_list]
風邪の引き始めであれば粘膜の保護は大切ですし、疲れているときには疲労回復は大当たりの効能なのではないでしょうか。
ビタミンB6
ビタミンB6は、主にアミノ酸を体に適した形に作り変え、吸収を補助するような機能をもつ栄養素です。
アミノ酸はたんぱく質から変化して摂取されるものですが、中には人間が生成できないものもあります。
さらにビタミンB6は、欠乏するとひきつけや痙攣・肌荒れ・蕁麻疹などの症状を引き起こすだけではなく、女性ホルモンへの影響も大きいです。
例えば、つわりの症状を軽くしたりだとか、月経前症候群の緩和などに役立つそうですよ。
ナイアシン
ナイアシンは、以前はビタミンB3と呼ばれていた必須アミノ酸「トリプトファン」からも生成されるビタミンです。
主な働きは、皮膚や粘膜の炎症を防いだり、エネルギーを作り出したり、余計な脂質・糖質を分解したりが挙げられます。
栄養ドリンクにおいての調整役であり、影の立役者とでも言ったところでしょうか。
ビタミンC
ご存知の方も多いでしょう。ビタミンCは、実は人間には生成することができない栄養素です。
ビタミンCは、血液とともに全身をめぐり、吸収しきれなかったものは腸で善玉菌を増やすはたらきをしてくれるという優れビタミンなんですね。
そのビタミンCがレモン11個分入っているそうですよ。
効能は、免疫力UPや鉄の吸収補助・コラーゲンやステロイドホルモンの生成・肝臓のはたらきをサポートするなど、多岐にわたります。
免疫力を上げて病気になりにくくするだけではなく、ストレスの緩和や貧血予防などにも役立ってくれるんですね。
Sponsored Links
オロナミンCのカフェイン含有量は?子供や妊婦さんは大丈夫?
続いて、オロナミンCのカフェインについて見ていきましょう。
カフェインといえば、妊婦さん・乳幼児・授乳中・寝つきが悪いときなどにはNGな成分として知られていますよね。
オロナミンCのカフェイン含有量は、1本(120ml)あたり18mgです。
これではピンとこないでしょうから、他の飲み物と比べてみましょう。
[su_note note_color=”#fef9e4″ text_color=”#000000″]
- ココア(150ml):10mg
- 緑茶(150ml):26mg
- コーヒー(150ml):68mg(インスタントの場合)[/su_note]
比べてみると、ココア同様、比較的低カフェインであるということは分かりますね。
妊婦さん&授乳中の場合
妊婦さんの場合は「1日にコーヒー1杯くらいなら…」
授乳中の人は「1日2~3杯くらいなら…」
と聞くこともあるでしょうが、1日のカフェイン摂取量が100mg以下であれば、影響が出る確率が極端に低いというお話なので、そこまで神経質になる必要はなさそうです。
問題は糖質
カフェインの数字だけで見たら、数本行けちゃうじゃーん♪と思ってしまいそうですが、そもそも添加物はあまり良いとはされないですし、糖分で言えば完全に推奨基準をオーバーしてしまいます。
そもそもが疲労回復のための飲用はあまりオススメできないので、風邪など病気の予防・改善の場合だけにしておいたほうが良さそうですね。
もし飲んでしまった場合にも、心配することはないので大丈夫ですよ。
「オロナミンCを飲むと陣痛が来る?!」というのは迷信で、信憑性はありません。
例えば、予定日を超過していて陣痛が来て欲しいからと、オロナミンCをガブ飲みするのは止めましょう(笑)。
子供の飲用は?
子供の飲用についてですが、これもオススメはできません。
とくに6歳以下の子供の場合には、オロナミンC1本ですら糖分の過剰摂取になってしまいますし、その結果インスリンが分泌されてイライラしやすい・集中力がなくなるなどといった悪い影響も出てしまう危険があります。
カフェインには興奮作用もありますから、子供は大人よりも影響を受けやすいことから、できれば与えないほうが懸命でしょう。
可能ならば、薬の服用において大人と同等とされる、15歳以上からの飲用が良いとのことです。
Sponsored Links
オロナミンCの飲みすぎはダメ!一日何本が限度?
子供や妊婦さんにはオススメできないのですが、特に健康上何の問題もない人であれば、どのくらいを目安に飲めばよいのでしょうか?
オロナミンCを販売している大塚製薬のサイトを見てみると…
通常お飲み頂いている清涼飲料水の範囲内であれば問題はありません。栄養バランスや摂取カロリーのバランスを考えてお飲みください。
とのことですが、清涼飲料水の範囲内ってつまり何本?!となりますよね。
普通の清涼飲料水のペットボトル1本だと500ml(オロナミンC×4本強)くらいですので、その程度だと問題はないということでしょう。
とは言え、やはり1日1本で
個人的見解ではありますが、オロナミンCは1日1本を目安に飲むのがオススメです。
どんなに体に良いものも、飲みすぎれば悪い影響を及ぼすのは間違いありません。
とくに9本10本ともなってくると、多方面において重大な副作用を発症する可能性が高いと言えます。
もちろんそれ以下の本数でも、何かしらの異常・悪影響が起こる可能性はありますので、気をつけてくださいね。
オロナミンCのこの成分が要注意
とくに以下の成分は、過剰摂取で影響が出やすいのでチェックしておいてくださいね。
[su_service title=”糖質” icon=”icon: check-square” icon_color=”#dd930b” size=”30″]
糖質は、肥満や糖尿病などを引き起こす原因になりえます。[/su_service]
[su_service title=”ビタミンC” icon=”icon: check-square” icon_color=”#dd930b” size=”30″]
ビタミンCを一気に大量摂取すると、下痢や腹痛の原因になります。[/su_service]
[su_service title=”ナイアシン” icon=”icon: check-square” icon_color=”#dd930b” size=”30″]
ナイアシンの過剰摂取は、血糖値の上昇・皮膚が赤くなり痛むという影響が出る可能性があります。[/su_service]
オロナミンCの効果まとめ
いかがでしたか?
ビタミンを中心にエネルギーの元となる栄養素が含まれるオロナミンC。
疲れた体には有難い1本なのは間違いないようです。
が、たとえエネルギーの元とは言え、糖質も結構なもの。
美味しくて、ちょっと病みつきになってしまうような独特の味ですが、やはり飲みすぎはいけませんね。
妊婦さんや子供の飲用にはとくに注意が必要です。
1日1本を目安に、美味しく健康を補助することを目的に上手に付き合っていきたいですね。