マッサージ施術中はうっとりするような時間を過ごせても、
次の日になって「痛い(><)!」と唸るのが揉み返しの恐怖。
そもそも、揉み返しってどうして起こるの?
揉み返しがある時と無い時の違いは何なの?
不思議ですよね~。
マッサージの心地良さ⇒揉み返しの苦痛。
天国の後の地獄とでも言いましょうか。
ここでは揉み返しの原因と、揉み返し対処方法を紹介していきますので、
是非、今後のマッサージ等にお役立てください。
揉み返しの原因は3つ!
揉み返しが起こる原因としては、以下のことが考えられます。
- マッサージが強すぎて筋膜や筋繊維を損傷してしまい炎症が起こる
マッサージには、筋繊維を横断するように弾いて揉む技法があります。
即効性がある方法として使われているのですが、やりすぎると筋繊維が傷ついてしまい、筋肉痛のようになってしまいます。
- 強い指圧で揉み返してしまう
指圧というのは、体全体を使って圧をかけていくので、揉み返しというのが本来は起きません。
揉み返しが起こってしまうのは、力任せに小手先で押すように指圧された場合なんです。
指先だけの指圧の場合は要注意です。
- 強めのマッサージでないと効果を感じない人の場合
マッサージの気持ちよさというのは、人によってマチマチです。
強めのマッサージでないと気持ちよさを感じられない人が、強く揉むように要望を出して揉み返すこともあります。
以上のことから、
強く揉むことで、「筋肉が収縮して筋肉痛が起こる」というのが揉み返しということですね。
また、無理な体勢でマッサージを受けると無理した場所に負担がかかって、揉み返しになることもあるようです。
揉み返しの症状にも色んなタイプが
これは揉み返しなのだろうか・・・
もしくは他の原因での痛みなのだろうか・・・
ハッキリしない場合は、以下の点を確認してみてください。
1.マッサージを受けて、時間が経ってから痛くなる
2.揉まれた場所を押すと痛い
3.鋭い痛み
4.揉まれた部分を動かすと痛い
以上の4点が揉み返した時の主な症状。
強いマッサージで筋繊維が傷つくと、こうした痛みを伴います。
押したり、動かしたり、鋭い痛みは、筋肉痛に近い痛みです。
筋肉痛以上の症状がある場合は、マッサージを受けたところか、
整形外科などへ一度症状の相談をしにいったほうがよいですね。
また、マッサージ後に倦怠感や鼻水がやたら出たり、眠くなったりするといった症状が出る場合もあります。
これは、体から老廃物を出そうとしているサインなので、ゆっくり休むことが大切になってきます。
この症状は、マッサージの効果が出ているということで、「揉み返し」とは違い、良い症状と言えそうです。
揉み返した時の対処方法とは
揉み返しが起こった場合、少しでも痛みを和らげたいですよね。
ですので、揉み返しの対処法をいくつか紹介していきます。
- シャワーを使って温める
熱めのシャワーを当てる温熱療法です。
揉み返しのある痛い方を60%、反対側を40%くらいの感覚で肩や腕に当てて温めていきます。
10~15分くらいが理想。
シャワーを当てながら、痛くならない程度で揉み返しのある部位を、ゆっくりと動かします。
- 肩の揉み返しは、「軽く触れる」がポイント
痛い肩の反対側の手で軽く触れます。
そうして、手を軽く揺らしてあげるだけ。
両肩痛い場合は、交互に。
自分でやるのが辛い時は、誰かにやってもらうのもよいですね。
でも、揺らしすぎは禁物。頭が揺れない程度に揺らすとよいでしょう。
- 首の揉み返しは、耳たぶがいい
意外かもしれませんが、首の揉み返しには、耳たぶがいいんです。
まず、耳たぶをくるくる軽く回します。1~2分でOK!
次は頭皮を掴んで、ゆっくりと動かします。
こうすることで、血流やリンパの流れが回復しますが、あくまでも痛い時の対処法なので、やりすぎは禁物です。
ホッカイロで暖めていると、細胞が疲労を起こして症状を悪化させます。
揉み返しているだけなので、薬で炎症を抑えるという本来の効能は期待できません。
最後に
揉み返しは日常的に良くあることです。
ちょっとゴリゴリ押されて、痛気持ちいいって思う時は大抵揉み返してしまう。
特に慢性的な肩こりで、パンパンに張ってしまっている場合、マッサージする方も力が入ってしまいがちですからね。
あまり効いていない気がしても、弱めのマッサージを受ける方が、後々は揉み返しが軽くて楽かもしれませんよ。