冬になると毎年流行るインフルエンザ……
風邪に似た症状ですが、急激に熱が出たり、凄まじい感染力があるのが特徴。
で、この脅威のインフルエンザに、家族など周りがかかってしまった場合、
自分もすでに感染し、発症はまだしていないものの潜伏期間の可能性が高い時、
普通に会社に出勤しても良いのだろうか?
潜伏期間の間は人にうつらないのだろうか?
と、不安になりますよね。
そんな疑問をここで解決していきます(*^^)v
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インフルエンザ潜伏期間でも出勤していいの?
潜伏期間とは、感染はしているけれどまだ発症していない状態を示します。
しかし潜伏期間に、実際にインフルエンザに感染しているかどうか調べることは難しく、
必ずしも正しい診断が出るとは限らないこと、
また、潜伏期間中、インフルエンザに当てはまる症状が出てないうちの検査は保険適用外になるので、
潜伏期間であるという証明を得るのは現実的に難しいことから、
感染が疑われても、発症するまでは出勤されている方が実際には多いかと思われます。
ただ、会社によって、またお仕事の状況などによって、会社としての対処がことなる場合もあります。
家族に感染者がいるなど、自分も感染の可能性がある場合は、まず上司などに相談してみるのが一番です。
「今は休まれては困るのでマスク着用で来て欲しい」と言われる場合もあるでしょうし、
「今は閑散期だから、他の社員への感染を防ぐ為に休んで欲しい」ということもあるでしょう。
会社によっては徹底して感染を防ぐため、潜伏期間の間でも欠席をするよう命じるところもあるようです。
就業規則など、インフルエンザに関する項目が定められている会社もありますから、まずはそちらを確認した上で、上司に相談ですね。
ちなみに、発症した場合、
小学生以上の学生の場合は、学校保健安全法の規定により、
「発症後5日を経過して、かつ解熱後2日を経過するまで」出席停止になるよう決められています(幼稚園・保育園の場合は、発症後5日を経過、また、解熱後3日を経過するまで)。
インフルエンザの症状が見られた当日から次の日を1日目、と数えます。
出席停止なので、インフルエンザでお休みしても欠席扱いにはなりません。
しかし、会社員には、実は具体的な出勤停止期限というのが法律で決められているというわけではありません。
会社内での感染拡大を抑えるために、感染中は出社を控えさせる会社がほとんどだと思いますが、
出勤停止扱いになるのか、有給になるのか、欠勤扱いになるのかもまちまちなのが現状です。
各会社に確認が必要ですね。(診断書が必要になることも多いです)
インフルエンザ潜伏期間 なんらかの症状がある?
インフルエンザウィルスは、人間の体に侵入したら凄まじいスピードで増殖し、
1日経つ頃には100万個にまで増えていると言われています。
しかし、増殖している間の潜伏期間中は目立った症状が現れないことがほとんどです。
しかし、発症超初期には、
- 寒気がする
- 鼻水が出る
- 倦怠感がある
など、風邪と似た症状が出ることもあるので、
そのままただの風邪だと思って放っておいてしまうことが多いため、発見が遅れてしまうことも多々あります。
さらに怖いことに、インフルエンザは潜伏期間でも人にうつってしまうこと。
次の章に詳しくまとめています。
インフルエンザの潜伏期間は何日くらい?人にうつる?
インフルエンザは、咳やくしゃみ、唾液などがかかってしまい感染する飛沫感染。
感染した人が手で咳を覆ったあと、ドアノブを触るなどして、それを自分が触ることから感染する接触感染。
くしゃみなどで出たウィルスが空気に舞い、自分の中に入り込んでしまい感染する空気感染。
以上の3つの経路で感染します。
インフルエンザの潜伏期間は1~3日。
新型インフルエンザの場合は1週間ほどかかることもあります。
結論から言えば、
インフルエンザの潜伏期間中も感染力はあります。
これがインフルエンザの怖いところです。
しかも、潜伏期間中は目立った症状が出ないため、気づかないまま上記のような日常を過ごしてしまい、知らないうちに”うつしていた”・”うつされていた”ということも。
インフルエンザが毎年流行るのはこの為なんですね……。
潜伏期間中の対処が難しいですが、インフルエンザの感染力のピークは、発熱してから2~3日程度経ってからです。
その間に坑インフルエンザの薬を処方してもらえば、感染を最小にまで抑えることができます。
また、インフルエンザに感染したかもしれないけれど、どうしても出勤しなくてはいけないときは、次のことに気を付けてみてくださいね。
インフルエンザは口・鼻から感染します。
咳が出て手で押さえたときも、そこから接触感染してしまうことがあるため、こまめに手を洗いましょう。
外に出ることで新しいウィルスをもらってきてしまうこともあります。
うがいも積極的に行うようにしてください。
ウィルスは寒くて乾燥したところが大好きです。
上記のうがいをすることで喉を潤すほか、部屋の温度を上げる・厚着をするなどして、ウィルスの適さない体内環境を心掛けましょう。
また、加湿器などで部屋の湿度を上げることも、ウィルスに感染しにくい環境づくりに大切なことです。
最後に
潜伏期間中のインフルエンザの判断は難しく、気づかないまま人にうつしてしまう、またはもらってきてしまう可能性が高いです。
会社においても、発症後に出勤停止になることはあっても、潜伏期間は症状が出るまで変わらず出勤、ということが多いので、
日ごろから予防を心がけ、免疫力を高めて冬を乗り越えられるよう、インフルエンザ対策をしていきましょう!
特に、お年寄りや小さい子など免疫力の低い方はリスクが高く、なるべくワクチンなどで予防したいですね。