インフルエンザが流行る季節……
周りにインフルエンザの人がいると、自分も感染したのではないかと不安になってしまいますね。
まだ発症してないけれど、潜伏期間かもしれない・・・。
潜伏期間内に予防接種をしても効果はあるのかな?
その疑問を、ここで解決していきましょう!
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インフルエンザ潜伏期間中に予防接種してもいい?効果ある?
予防接種は、簡単に言えば体にインフルエンザに対する抗体をつくり、インフルエンザに感染しても発症・重症化を抑えるために行うものです。
また、予防接種は1回だけではなく、4週間ほど置いてから2回目を打ちます。
1度目から時間をおいて予防接種をすることで、免疫増幅効果(ブースト効果)により高い免疫力をつけるためです。
潜伏期間中に予防接種をすることは、特に禁止されてはいません。
しかし、インフルエンザの潜伏期間は1日から長くて1週間なのに対し、
予防接種をしてからその効果が出るまでは大体2週間ほどかかってしまいます。
しかし、インフルエンザウィルスは3種類あるので、他のウィルスの予防にはなるかもしれません。
インフルエンザ予防接種のメリット・デメリット
インフルエンザにかからないためには大切な予防接種ですが、メリットだけとは限りません。
ここでは予防接種におけるメリット、デメリットについて紹介していきます。
- 重症化を防げる
お年寄りや子供さんなど、免疫力の低い方には、インフルエンザはとてもリスクが高いです。
また、命を脅かすだけではなく合併症などの恐れがあります。
予防接種をしておくことで、その重症化を防ぐことができます。
- 安心できる
大事な試験や、旅行、会議など……
そういった予定が崩れる心配をしないでいいのは安心ですよね。
病は気から、と言いますし、その安心感も免疫力には大事な作用をもたらしますよね。
- 感染は防げない
インフルエンザウィルスは口や鼻から入り込むので、体にワクチンを打ち込んでも結局感染は防げません。
また、発症はせずとも潜伏期間中にも感染力はあるので、他の人への感染も防げません。
ただ、重症化を避けられるだけです。
- 型が違えば効果はない
インフルエンザウィルスにはA型・B型・C型と種類とありますが、とても変異しやすいものです。
A型の予防接種をしたところでB型に感染しては抗体が違うので意味を持たず、そのままB型のインフルエンザを発症してしまうことも。
また、予防接種では型を選べないので、感染するかどうか運頼みになってしまいますね……。
- 副反応
人によっては、予防接種によって副反応が起き、体調を崩したり、かえって病気を引き起こしてしまうケースがあります。
人により、どのような副作用が出てしまうのか違うので、リスクが高いとも言えます。
予防接種は、インフルエンザに感染して長期的に休んでしまうことや、悪化を防いでくれると言う「安心感」が大きいと思います。
インフルエンザに感染しないのが一番ですが、全てのインフルエンザウィルスに対応するワクチンがないことで、予防接種が意味を持たないものになってしまう場合もあるのが残念なところです。
潜伏期間中に気をつけたいこと
インフルエンザが発症すると高い熱が出てとても辛いですし、会社や学校を長い間休んでしまうのも困りもの。
発症を防ぐために、潜伏期間中に出来ること・気を付けたいことをまとめてみました。
インフルエンザウィルスは主に口・鼻から入り込むため、手にウィルスが付着した状態で口や鼻を触ってしまい、感染するケースが多いです。
それを防ぐために、こまめに手を洗う、うがいをすることが大事。
これはインフルエンザが流行っている時期以外でも、免疫力を高めるために徹底しましょう。
冬場の乾燥した空気だからこそ、インフルエンザは流行ります。
ウィルスは寒くて乾燥したところが好きなのです。
加湿器などで部屋の湿度を上げることが大事。
加湿器がなくても、濡れたタオルなどを部屋に干しておくだけでも効果はありますよ。
冷えは免疫力を下げ、いろんなウィルスに感染しやすくなります。
温かいお風呂にゆっくり浸かったり、温かい飲み物をこまめに飲んだりと、体を冷やさないよう意識していきましょう。
生姜など、体を温める食べ物もおすすめです。
潜伏期間中でも、ウィルスが体の中で増殖し続けているため、感染力があります。
むやみに人ごみに行ったりせず、外に出る時もマスクは必須です!!
最後に
潜伏期間中ではほとんど効果はありませんので、せっかくならば予防接種は早めに打つことをおすすめします。
インフルエンザの予防接種には、上にあげたようにデメリットもありますが、受験や旅行など、特に大切な予定を控えている方は受けておいた方が安心ですね。
また、感染したかも……という方も、ゆっくり休養して、まずは免疫力を高めましょう。
ちなみに、潜伏期間だとしても出勤は可能なの?
そんな疑問が浮かんだ方は、こちらの記事がお役に立てるかもです。