インフルエンザに感染したかも!
……だけど熱は出ていない。
これって本当にインフルエンザ?
熱が出てない場合、検査はできるの?
そんな、あなたの疑問にお答えしていきますね★
実は、インフルエンザには熱が出ない場合もあるのです。
どんな場合に熱が出ないのか?
また、熱はなくても、他にどんな症状があればインフルエンザを疑うべきなのか?
など、熱が出ない場合のインフルエンザについて説明します。
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インフルエンザでも熱が出ない事もある!その理由は?
インフルエンザといえば、高熱が出るのが一般的なイメージだと思います。
ですが、実は高熱が出るインフルエンザと、それほど高い熱が出ないインフルエンザがあるのです。
インフルエンザにはA型とB型があります。(C型もありますが・・)
今回は、高い熱が出ないB型インフルエンザについてご紹介します。
B型インフルエンザは、A型のインフルエンザのように
急速に変異することがなく、熱も出ない事が多く、ウィルスが体内の中で死滅しにくいのです。
症状としては、
- 全身のだるさ
- 寒気
- 関節痛
- 胃炎
- 下痢
全体的にあまり重症化せず、胃腸風邪と症状が似ているため、
ただの体調不良だと思い、やり過ごす人も多いのが現状です。
知らないうちに、どこからかもらってきて、
インフルエンザだと気づかずに日常を過ごし、誰かにうつしているため、感染が広がりやすいのが特徴です。
インフルエンザみたいだけど熱がでない……
熱はないけどお腹の調子が悪い……
少し微熱っぽくてだるい……
インフルエンザ流行の時期のこれらの症状は、
疲れや体調不良ではなく、実はB型のインフルエンザかもしれません!
また、A型のインフルエンザの場合でも、
あらかじめ予防接種をしながらインフルエンザA型ウィルスに感染した場合、
ウィルスがほとんど増殖しないため、熱が出ない(けれど感染している)という状態になることもあります。
予防接種の効果は免疫力に比例するため、小さい子どもや高齢者の方は、十分な効果は出ず、症状が顕著にでることが多いのですが、
健康な大人の場合、熱は出ない(けれど感染している)ということは、十分にあり得ます。
インフルエンザは熱が出ないと検査できない?
熱が出てからじゃないと、検査しても反応しない。。。
そんなことを耳にしたことがある人は多いはず。
それは、インフルエンザが発症してから12~24時間経過していないと、陰性と出てしまうことがあります。
検査するのが早すぎると、体内のインフルエンザウィルスの数が少なく、正しい結果を出すのが難しい場合があるからなのです。
ですので、熱が出ていない場合でも、同じく発症から24時間経過していれば、
体の中にインフルエンザウィルスがいるなら陽性反応が出ますので、もちろん検査は可能です。
例えば、検査時期が早すぎて陰性が出たとしても、
インフルエンザにかかっている可能性が高い場合は、お医者さんの方から後日再検査の指示が出ることもあります。
もしも陽性が出た場合、周りの人への感染を防ぐため、
発症してから5日、熱が下がってからは2日間は、出席(出勤)停止期間となります。
熱が出ていない場合でも、陽性ならば5日間は自宅で安静に過ごしてくださいね。
熱は出ていない!けど、こんな症状があればインフルエンザかも
上でも少し紹介しましたが、
例えばB型インフルエンザが感染し、発症した場合の症状は、以下のようなものになります。
- 胃炎
- 寒気
- 関節や筋肉が痛む
- 下痢
- 食欲不振
- 微熱
- 倦怠感
消化器系の炎症が主な症状となっています。
もし、熱はないけれどなんだかおなかの調子が悪い、
寒気がして風邪のようだ・・・
の症状が、インフルエンザ流行の時期ならば、受診して検査した方が良いでしょう。
人間の体は、体内のウィルスを退治するために発熱するのですが、
B型のインフルエンザウィルスはそれほど高い熱が出ないため、なかなかウィルスが死滅せずに完治まで時間がかかることが多いです。
また、消化器系に炎症が起きて免疫力が下がるのも、治りが遅くなる原因につながります。
そして、症状として体の痛みだけが目立った状態になるのです。
B型のインフルエンザで一番怖いのは、インフルエンザだという認識がないこと、
もしくは、治ったと思い込んで人混みなどに行き、感染をさらに広げてしまうことです。
そのため、流行期間も、冬がピークのA型と比べ、春先までだらだらと流行が続いていきます。
また、症状が軽いからといってそのまま治療もせずに過ごしてしまうと、
ウィルスが増殖し重症化したり、肺炎などの合併症を引き起こす恐れがあります。
まずはしっかり治療し、休養を取り、万全の状態になってから外出するようにしましょうね。
最後に
意外かもしれませんが、インフルエンザの約5割が熱が出ないと言われています。
特に免疫力の弱い高齢者の場合など、
体内ウィルスを退治しようと言う力が弱いため、熱がなかなか出にくいということもあります。
自己判断に頼らず、インフルエンザがピークの時期は積極的に検査をしていきましょう。