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大仏の日【4月9日】の由来・意味とは!髪型と手の由来も魅力的です!

雑学

奈良の東大寺といえば「大仏」が思い浮かびますね。

奈良県民の私にはお馴染みの場所なのですが、「大仏の日」があることは知りませんでした!

今回は、奈良県民として知らないワケにはいかない(?)、「大仏の日」の意味や由来について、調べてみました。

この大仏の日の由来を探っていくと、大仏に込められた昔の人たちの思いが見えてきますよ。

ついでに・・と言ってはなんですが、昔から気になっていた大仏さまの髪(パンチパーマ?)の意味や、手の由来なんかも併せて調べたので紹介していきますね。




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大仏の日【4月9日】の意味・由来は?

実際のところ、あまり知られていませんが、4月9日は「大仏の日」の日です!

4月9日と大仏。

語呂合わせでもないようですし、一体なぜ4月9日なのでしょうか。

それは、奈良の東大寺の大仏と大きく関わりがあります。

743年(天平15年)、聖武天皇の大仏造立の詔(みことのり)が発せられました。

それから9年後の752年(天平勝宝4年)4月9日、『大仏開眼供養会』が行われました。

大仏開眼供養会とは、大仏の完成を記念した法要のことです。

 

そして、この大仏には本当の名前があるのをご存知ですか。

正式な名前は「廬舎那仏像(るしゃなぶつぞう)」といいます。

「廬舎那仏」とは、太陽の意味を持っているのだそうで、「宇宙の中心から太陽のように照らし続けます」という意味があるのだそう。

 

この当時はまだ、田畑で作物を作る技術もなければ、治水(ちすい)の技術も不十分だったため、穀物の収穫もできませんでした。

また、貴族などの勢力争いも絶えず、国民は疲れ果てていました。

このような状況を、聖武天皇は「太陽のような大きな力でこの世を包み込み、救いたい!」と願いました。

ここから、奈良の大仏の開眼供養会が行われた日を「大仏の日」としたのです。




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大仏の髪型(ブツブツ)の意味・由来は?

大仏といえば、パンチパーマのようなブツブツの髪型が特徴的ですが、この髪型にも意味はあるのでしょうか。

奈良の大仏に限らず、この髪型は大仏さま全般に見られます。

この髪は「螺髪(らはつ)」と呼ばれています。

「螺」とは巻貝のことを示し、知恵の象徴とされ、三十二相八十種好(さんじゅうにそうはちじっしゅこう(ごう))のひとつとなっています。

三十二相八十種好とは、釈迦の身体に備わっている、常人とは異なる特徴のことをいいます。

三十二相は、見てすぐ分かる特徴、八十種好は細かい特徴のことを言います。

この螺髪自体は、昔のインドの上流階級の人々の髪型に由来していると言われています。

 

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大仏の手の意味・由来は?

実は、大仏の手のひらの間には「水かき」があるのをご存知ですか?

この手も三十二相八十種好のひとつで、「手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)」と言います。

そして、この水かきの意味は「人間を含む全ての生き物、生きとし生ける者、正しい純粋な心を持つ人々を、漏らすことなく救う」というもの。

大仏さまは、髪型だけではなく、手の形も独特ですよね。

これを「手印(しゅいん)」と言います。

右手は、手のひらをこちら側(眺める人の方)に向けて、中指を少し曲げています。

この形を「施無畏(せむい)」と言い、「恐れることはない」という意味があるそうです。

左手は、ひざの近くで手のひらを上に向け、中指を少し曲げています。

これは「与願印(せむい)」とう形で、意味は「願いをかなえてあげます」ということ。

 

さいごに

大仏の日の由来を調べていると、大仏さまそのものの由来、また髪型や手の由来、色んなことが気になりはじめました。

そして、東大寺の大仏さまを間近に拝見すると、いつも心がスーっと落ち着いていく不思議な感覚がある理由がわかったような気がします。

改めて大仏さまの魅力に気づくことができました。

遠方の方は、修学旅行くらいしか訪れる機会はないかもしれませんが、大人になってから見る大仏様は格別ですので、ぜひお近くにお来しの際は、大仏様に救われてみてはいかがでしょうか?

奈良県民として、心からお待ちしております<(_ _)>

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