初潮を迎えるということは、大人の女性への第一歩。
自分でも経験してきたはずのことなのに、すっかり忘れてしまっていて、いざ我が子が…という時には親としてもちょっと不安になってしまいますよね。
うちの子にもそろそろ・・・でも、どうしてあげたらいいんだろう。
小学生の女の子のお母さん(お父さんも?)なら、誰でもが経験する気持ちではないでしょうか。
その日を大切に迎えるために、お母さんにも心の準備が必要です。
お子さんが失敗して傷ついたり、知識不足で不安になったりしないためにも、お母さんもしっかり復習しておきましょう。
ここでは、初潮の前兆にはどんな症状が現れるのか、また初潮を迎える条件や、心構えなども紹介していきますね。
初潮の前兆!こんな症状があればもうすぐかも・・・
初めての生理に驚いて動揺してしまうお子さんの、一番の味方になってあげられるのはお母さんです。
突然のお子さんからの報告にお母さんが動揺してしまうことがないよう、日頃からお子さんの様子をチェックしておいてくださいね♪
ここでは、初潮の前兆といわれている症状をまとめてみました。
参考にしてみてください。
- 陰毛が生え、胸がふくらんでくる ニキビやふきでものができる
- 髪質や肌質が変わってくる
- 体が丸みをおびてくる
- おりもの(膣からの分泌液)が下着につくようになる
- 身長が急に伸びる
このような症状は、女性ホルモンの影響を受けて思春期の女の子の体が少しづつ変化・成長していく「第二次成長」のひとつです。
個人差もありますが、一般的にはこのような前兆が見られますので、日頃からこまめにコミュニケーションをとっておくことも大事ですね。
また、風邪でもないのに微熱が続いたり、頭痛や腹痛を訴えたりする場合も考えられます。
これは私たち自身も生理前などに経験する方も多いので、心配しないように納得できるまでその可能性を説明してあげるといいですね。
初潮がくる条件とは?
一般的には、身長が145cm、体重が42kgくらいになってからが目安だと言われています。
ですが、これは本当に個人差があるものです。
ちなみに、わたし自身も体重が40kg以下(確か37kgとか・・・?)で初潮を迎えた記憶があります。
急に身長が伸びたり、お母さんから見て体に変化が感じられるときには、この目安にはこだわらず一度お話をしてあげるといいですね。
また、母娘や姉妹でも、初潮を迎える時期はもちろん違います。
ゆったりとした気持ちで待ちましょう。
初潮の準備と心構えとは?
初潮の前兆が見られるようになったら、突然のことに慌てることのないよう準備をしておきましょう。
不安なお子さんにとっても、しっかりと準備をされていることはなにより安心できるはずです。
前もって準備しておきたいもの
生理用ナプキン
初めての生理のときには出血量も多くないので、昼用のナプキンで十分だと思います。
ですが、ゆっくりとお話しをするいい機会でもあるので、夜用のナプキンも用意しておいて説明してあげると良いですね。
かわいいポーチ
学校にも持っていくことになるので、ナプキンを入れるポーチは必需品です。
お子さんの好きなキャラクターや、好みのものを用意しておいてあげると喜んでもらえますよね!
生理についての会話のいいきっかけにもなるので、一緒に買いに行って選ばせてあげるのもいいですね。
生理用ショーツ(サニタリーショーツ)
生理のときにナプキンを使用するのに便利なサニタリーショーツは、初めての生理を迎えるお子さんには便利なアイテムです。
ナプキンのずれを防いでくれるので、経血のもれも防いで安心です。
これも、かわいいデザインがたくさん市販されているので、機能性も大切ですが、まずは娘さんがお気に入りの可愛いものを揃えてあげるといいですね。
できるだけ、生理が「嫌なもの」にならないようにかわいいグッズに助けてもらいましょう!
初潮を迎える心構え
初潮を迎えるにあたっての心構えとして、一番大切なのは「子どもが話しやすい環境をつくってあげる」ということなのではないでしょうか。
お子さんは初潮を迎え、これから先、大人になっていく過程でいろんな心配ごとや不安を抱えることもあるかと思います。
初潮はその最初の一歩です。
話しやすい、相談しやすい環境をつくってあげるためにも、ぜひ親御さんも心の準備をしっかりとしてその日を迎えましょう。
「おめでとう」の言葉をかけてあげることも大切です。
ほかにも、昔は「初潮を迎えたら赤飯でお祝いする」という風習がありましたよね。
あれ、わたしは正直どうかと思う派なんです(笑)。
お母さんはともかく、お父さんや兄弟などに「初潮を迎えました!」と報しているのと同じですから、若き乙女としては恥ずかしいと思うかもしれません。
お子さんの性格に合わせて、お祝いをどうするのかも考えてあげたらいいですね。
さいごに
初潮については、小学校4年生くらいになると学校でも指導があります。
でもやっぱり、家でのお話しはお子さんにとっても大切なもののはずです。
個人的には、初潮を迎えるにあたってどう話しをするかは、これから先の親子関係にとっても関わってくるように思います。
わたしは親ときちんと話をしなかったので特にそう思うんですが・・・(笑)。
お子さんにとって、心配や不安のない記念の1日になるように祈っています。