ひな祭りと言えば、ひな飾りに、白酒、ひなあられに……菱餅★
でも、菱餅ってどんな食べ方するの?
そもそも、菱餅って何でひな祭りに関係あるの?
今回はそんな「菱餅の謎」に迫ってみたいと思います♪
「これは何?」「食べれるの?」「美味しいの?」「なんで飾るの?」
こんな子供の素朴な質問に、スラスラと答えてあげるママは素敵です(o^―^o)
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菱餅の由来★菱餅飾るわけとは!
「ひな祭り」は、平安時代から行われていた風習だったのですが、
ひな人形を飾って祝うようになったのは江戸時代以降のことだそうです。
そんな中で、菱餅は、時代を経て今の三色餅で、ひし形になったと言われています。
色々な説があるのですが、主な説として次の二つがあります。
- 宮中で正月に食べる「菱葩餅」(ひしはなびらもち)が起源であるという説。
出典:http://ameblo.jp/a0801kioha/
- 元々は三角形の形で飾られている餅だったが、菱の繁殖力の高さから「子孫繁栄」を意味し、菱の実を食べて長生きをした仙人にちなんでひし形になったという説。
出典:http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/
などなど、「菱餅」自体の由来がいくつもあります。
さらには、菱餅の色についての由来もあるんです。
三色ある「菱餅」の一番上にある赤餅は先祖を尊び、厄を祓い、解毒作用のある山梔子(さんしし)の実で赤味をつけて作られるそうで、桃の花をあらわしています。
真ん中の白餅は菱の実を入れて、清浄を表し、残雪を現しているんだとか。
一番下の緑餅は、春先に芽吹く蓬の新芽によって穢(けが)れを祓(はら)い、萌える若草を喩(たと)え、増血効果がある「蓬」を使ったそうです。
桃の花を表した赤餅に「邪を祓う力」を込め、
雪に見立てた白餅に「清浄」を込め、
魔除けになる蓬の緑餅は、「新緑や大地」を表し、
身の穢れを払うひな祭りの意味を組んで、子が健康に育つようお祝いの意味を込めているのが分かりますね。
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菱餅の美味しい食べ方
三色の餅をくっつけたものなので、包丁で簡単に切り分けられます。
ひし餅は「角をとって食べることで円満に」という意味もあるので、切り分けて食べるのが正しいのです。
菱餅の食べ方ですが、生餅なので必ず加熱するのが原則!!
あとは、普通の切り餅と同じように、オーブントースターで焼いて、あんこ、砂糖醤油、醤油、海苔などで頂くのがオーソドックスな食べ方ですね。
きなこで”あべかわ餅”にしても良し、
”大根おろし”でサッパリと頂くのも良し♪
また、”ぜんざい”を作って菱餅を入れていただくのも美味。
【作り方はとっても簡単♪】
菱餅を三色に切り分けて、更にそれぞれを食べやすく切り分け、水で柔らかくなるまで煮て、つぶあんを入れて砂糖で味付けするだけ。
もう一つ紹介したいのが、”揚げ餅”にして食べる方法。
干からびてしまった菱餅を救済するのにうってつけです。
菱餅を5mmほどの棒切りにして、180℃の油でカリッと揚げるだけ。
砂糖を振れば、ちょっぴり甘い揚げ餅の出来上がり♪
※干からびていないノーマルタイプの菱餅を使う場合は、切った後に少し乾かすとよいでしょう。
最後に
ひな祭りの飾りとして定番の菱餅は、子の健やかな成長を祝う「ひな祭り」の意味になぞらえて色分けされているんですね。
ですが、最近ではプラスチックなどで作られたものを飾る家が多く、本物のお餅を飾っている方、また実際の菱餅を食べたことがある方は意外と少ないようです。
毎年でなくても、たまには和菓子屋さんなどで本物の菱餅を購入して飾り、飾り終わった後は子供と有難く頂く・・というのも良いかもしれませよ(o^―^o)
お雛様を大切に片付けた後のご褒美で食べることにすると、喜んでお片付けを手伝ってくれるかも♪
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