赤ちゃんは、まだまだ自律神経の働きが未発達なので、大人のように 体温調節がうまく出来ません。
そんな、か弱い赤ちゃんを守ってあげるために・・・
赤ちゃんが過ごすお部屋環境には十分に気を配ってあげたいところですよね。
とは言え、暑さ・寒さ、エアコンの温度や湿度などなど、大人の感覚と同じで大丈夫?
ここでは、赤ちゃんにとって快適で適正な室温や湿度をご紹介します。
また、夏と冬でも違ってくる室温。
「夏の育児」「冬の育児」、それぞれのお部屋環境で気をつけたいことなどもまとめてみました。
あなたの大切な赤ちゃんの為に、ぜひお役立てください(o^―^o)
赤ちゃんに適正で快適な夏・冬それぞれの室温・湿度とは?
まず結論からお話ししますね。
赤ちゃん(乳児)の快適な室温は、
ここで1つ注意したいのは、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下にたまるということ!!
同じ部屋でも、天井付近と床付近では、結構温度差があるものなのです。
さらにさらに、部屋の中央部と壁側でも違ってきます。
ですので、温度計・湿度計は赤ちゃんが寝ている場所の近くに置いてあげてください。
また、赤ちゃんは新陳代謝が活発で、大人の2倍以上の汗をかくといわれていますが、当然冷え過ぎはダメです!
暑過ぎず、冷え過ぎずがポイントなのですが、この曖昧な表現だと、人それぞれで解釈が違ってしまいます。
ということで、夏と冬に分けて、赤ちゃんにとっての快適温度や湿度、その他の環境についてお話ししていきますね。
赤ちゃんに快適な【夏】のお部屋環境&ちょっとした工夫
まずは夏のお部屋環境を見ていきましょう。
室温や湿度の他にも、赤ちゃんの汗対策や、ねんねの時に気を付けたいことなども併せて紹介していきます。
エアコンで温度・湿度をコントロール
室温を26~28℃に設定し、外気温との温度差5℃程度が目安。
赤ちゃんに直接エアコンの風が当たらないように注意が必要です。
また、室温がある程度下がったら、ドライ機能で除湿したりと、エアコンを上手に使ってあげてください。
2~3時間おきに換気
部屋を閉め切ってエアコンをつけていると、空気がよどんで、大人でも体が冷えてきます。
2~3時間おきの換気が必須と覚えておきましょう。
赤ちゃんの汗対策
赤ちゃんはとっても汗っかきです。
良かれと思ってやりがちなことも、実はNGな場合もあります。
チェックしてみてくださいね。
上半身裸はダメ
いくら暑くても、上半身を裸にしておくのはNG!!
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、かなり汗をかきます。
裸よりも、汗を吸う綿素材の服を着ていた方が快適なんです♪
特に、首まわり・わきの下・背中に汗をかくので、ノースリーブよりも半袖の吸水性の良い服がオススメです。
ママの腕にもタオル
抱っこしていたら、ママと赤ちゃんが接触している部分は汗でぐっしょり。
ママの腕にタオルをかけておくなど、肌が弱い赤ちゃんへの気づかいを♪
こまめなシャワー
夏場はどうしても汗をよくかくので、こまめなシャワーを心がけてあげてください。
湯船に何度もつかると体力を消耗してしまうのでシャワーで十分です。
あせも対策にもなりますよ。
赤ちゃん【夏】のねんね環境
赤ちゃんは寝ている時間も長いですから、ねんね環境もとっても大切!
こちらも要チェックです。
布団をかけすぎない
何度も言いますが、赤ちゃんは汗っかき。
でもエアコンをつけているから布団はいるよね…。
どの程度の布団をかけてあげればいいの?
細かいことだけど、特に新米ママは気になっちゃいますよね。
基本的には、夏場はタオルケットで十分です。
それよりも心がけたいのは、袖があって、お腹が出ないパジャマか肌着を着せてあげること!!
いくら暑くても、お腹はやっぱり冷やしちゃダメです。
わきの汗対策で、袖のあるものを選んであげてくださいね。
エアコンの設定温度
赤ちゃんは寝付く時に体温が上昇し、たくさん汗をかきます。
なので、エアコンを26~28℃にして、1~2時間で切れるようにタイマーを設定するか、
エアコンを切るのはちょっと…という時は、1~2時間で設定温度を少しあげてあげるなどすると、自然に気持ち良く眠りにつけます。
背中にガーゼ
赤ちゃんは寝ている間も結構な汗をかきます。特に背中!
汗をびっしょりかいていたら着替えをさせたいところですが、せっかくスヤスヤ眠っているのに、起こしたくないですよね。
ですので、背中に1枚ガーゼか薄手のタオルを挟んでおいて、汗をかいたら抜き取る!という手を使うのがオススメです♪
汗で湿ったままだと風邪をひいてしまいますので。
赤ちゃんに快適な【冬】のお部屋環境&ちょっとした工夫
次は冬のお部屋環境について見ていきましょう。
赤ちゃんのために…と、部屋を暖めすぎて乾燥させてしまってはダメですよ。
冬でも、赤ちゃんの汗チェックを欠かさないことがポイントなのです。
赤ちゃんに適正で快適な冬の室温
室温は22~23℃が目安。
暖房の設定は22~23℃で良いのですが、新生児期を過ぎた赤ちゃんは運動量も結構スゴイので、赤ちゃんが汗ばんでいないかチェックして、快適な温度を保ってあげてください。
ちなみに夜中は、大人が暖房なしで快適に眠れるなら、あえて暖房する必要はありません。
換気と加湿
寒い時期にありがちですが、長時間密室にしていると空気はかなり汚れます。
特に石油やガスファンヒーターに換気は必須!!
エアコンで暖房していると乾燥しがちなので、加湿器を利用するなどして、湿度60%くらいを心がけてあげてください。
赤ちゃん【冬】のねんね環境
いくら寒いからと言っても、かけ過ぎ、着せ過ぎには注意です。
布団は少なめに
ふとんをかけ過ぎると、赤ちゃんは窮屈で布団をはいでしまいます。
でも、自分で布団をきることは出来ないので、結局寒くて泣いちゃうことに。
布団は大人と同じか、1枚少なめに
布団が1枚少ない代わりに、布団からはみ出ても大丈夫なように、肌着とパジャマの二枚重ねもオススメです。
夜中に室温が下がる環境ならば、スリーパー(かいまき)を使うのもいいですね♪
足元を温かく
赤ちゃんも大人と同じく、”頭寒足熱”が基本で、足元を温めてあげた方がぐっすり眠れます。
足元から熱が逃げないように、足元の布団の上に薄い毛布をかけてもOK!
赤ちゃん用の湯たんぽも売っていますが、それを使う時には、湯たんぽをタオルで巻くなどして、足から離して置いてあげてくださいね。
赤ちゃんが少し大きくなると寝相が悪くなるので、湯たんぽに触ってしまう危険もあります。
眠る前だけに使用するなどして工夫を♪
さいごに 1歳までの乳児の赤ちゃんは特に注意
新生児の赤ちゃんを迎えた新米ママさんは、いろんな事に気をつかいますよね。
3人の育児を経験した私も、当初はあなたと同じように色々と調べたものです。
新生児の赤ちゃんはもちろん、乳児(1歳まで)の間は、まだまだ未発達。
大人の快適温度&湿度と、赤ちゃんの快適は違います。
また、赤ちゃんは体重あたりの体表面積が大人の3倍!!
その分、温度や湿度の影響を受けやすいんですね。
気をつけてあげないと、すぐに低体温や高体温になってしまうので要注意です。
赤ちゃんが過ごすお部屋に温度計・湿度計を置いて、ちょこちょこチェックしてあげてくださいね。