健康診断で中性脂肪が低かった。。。
当然、高いよりは低い方がいいんだよね♪
と思っていたものの、低いのにも何か問題があるのだろうか?
また、中性脂肪は低い数値だったのに、なぜかコレステロール値が高かった。
これってどういうことなのかなぁ?
そんな疑問を抱いている女性が最近急増中です。
という私も以前は同じ疑問を抱いていましたから(笑)
そうなんです。
中性脂肪は低くても問題があります!!
ここでは中性脂肪が低い原因について、またコレステロール値との関係、食事療法についても紹介していきますね。
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中性脂肪が低い!女性に考えられる原因とは
まず中性脂肪がなんなのか?について知っておいてくださいね。
中性脂肪ってなに?
中性脂肪とは、「人間の身体を動かすエネルギーの源」です。
主に食物に含まれる脂質が、まず小腸に吸収され血液中に入り、体内の生命維持に繋げる大事な役割を担っています。
しかし、消費しきれずに余った脂質(エネルギー)は身体の中に蓄積され、プヨプヨの贅肉、皮下脂肪(中性脂肪)になってしまうのです。
ですので、この中性脂肪の数値が高過ぎるのは良くありません。
ですが、近年、特に女性は十分痩せているのに「痩せたい!痩せたい!」と、あまり食事を摂ろうとしない。
つまり脂質を取らない。
でも痩せる為に動く。
これでは摂取数値と消費数値のバランスが悪くなり、痩せすぎて逆に健康に悪影響を及ぼしている人も少なくはありません。
”中性脂肪”と聞くと、良くないイメージを持ってしまいがちですが、身体を動かすためのとても大切なエネルギーだということを忘れないでください。
高すぎてもダメですが、低すぎてもダメなのです。
中性脂肪の数値について
中性脂肪の正常値は30~149です。
150を上回ると「軽度~高度の中性脂肪血症」といって、食事・運動療法の開始が必要となってきますし、
500を超えれば、通常ならサラサラなはずの血液がドロドロになって血管がつまりやすくなったり、血管に無理な力が加わることにより破れやすくなってしまう恐れがあります。
そうなると、動脈硬化によって脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞など、命にかかわる病気になるリスクが高くなりますので、お酒を飲んでいる人はまず禁酒指示が出されます。
逆に29を下回ると、「低中性脂肪血症」といって、数値が低すぎてバセドウ病や肝機能の低下といった病気が隠れている可能性がありますし、
病気でなくても、身体に栄養が回っていないという事なので、体力が衰え、動悸や息切れ、眩暈(めまい)やふらつき、片頭痛といった症状が現れ、日常生活に支障をきたしてしまいます。
低すぎるという場合は、中性脂肪の数値を正常値にする必要があります。
それにはまず、あなたの中性脂肪の数値がなぜ低いのか、その原因から知る必要がありますね。
以下をチェックしてみてください。
栄養不足・ダイエット
中性脂肪は、食事の摂取により上げられるものです。
つまり、無理なダイエットで少食にすることで中性脂肪の数値が下がり、
さらに過度な運動をすれば、摂取と消費の割合が合わなくなり、健康維持をする為のエネルギーが足りなくなってしまいます。
その結果、上でもお話ししたような健康被害が起きてしまうのです。
また、中性脂肪が低くなるとビタミンEも欠乏し、女性がとくに気になる”冷え性”や”肌の衰え”を促進してしまいます。
健康的に痩せたいのなら、適度な食事、適度な運動が大切なのです。!
病気
中性脂肪が低い場合にまず考えられる病気が「肝臓疾患」です。
肝臓は、摂取した脂肪を蓄積させたり、中性脂肪に変える働きを担っています。
よって中性脂肪数値が低いことが続いた場合、肝機能が正常に働いてなのでは?と疑うことがあります。
病名をあげると、先程も紹介したバセドウ病があります。
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、新陳代謝が異常に活発になり、
過度な運動をしたわけではないのに動悸がしたり、疲れやすくなったり汗が出てきたり、情緒が不安定になる、といった症状が出る病気です。
しっかり食事を摂っているのにも関わらず、中性脂肪数値があがらず、上記のような症状が現れてきたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
ほぼ治せる病気ではありますが、発見が遅れれば遅れるほど根治に時間がかかってしまいます。
遺伝
あなたの身近にもいらっしゃいませんか?
凄く食べるのに凄く痩せている人。
そんな人は、その人の親御さんや親族も痩せているという場合がありませんか?
中性脂肪の数値が低いのは、遺伝性がある場合もあります。
適度な食事・運動をしている、病気も特に見つからないけど中性脂肪数値が低い場合、遺伝なのかもしれません。
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中性脂肪は低いけど、総コレステロール値が高い!どういうこと?
中性脂肪が低いのにコレステロールの数値が高い。
いったいどういうことなの?
以前、私も同じ疑問を持っていました。
その原因を紹介していきますね。
まず原因の1つとして考えられるのは、
中性脂肪を上げる魚類・豆類・緑黄色野菜・海藻の摂取が少ないと、中性脂肪数値は低くなりますが、
逆に、肉類・乳製品・卵の摂取が多いとコレステロールの数値があがってしまいます。
つまり、食事での栄養が偏ってしまっているということです。
じゃぁ、食事に気をつけるだけで改善できるのね♪
と思いがちですが、実は食事だけでは改善しない場合もあります。
その原因はズバリ、過労とストレス!
過度なストレスや過労も、コレステロールの数値を高める原因になってしまうのです。
その理由は、人体がストレスから身を守ろうとするために、体内で最も強い抗酸化・高エネルギー物質であるコルステロールを、脂肪組織や肝臓から取り出して血中に流してしまう為です。
さらに中性脂肪が低いと、身体に必要な栄養素、
とくにビタミンA・ビタミンB・カロテン等、脂溶性ビタミン類が少ないという事になります。
この脂溶性ビタミンが不足すると、神経機能が低下する為に眩暈(めまい)等の症状が現れます。
ストレスはコレステロールの数値を上げるだけではなく、ご存知のように様々な病気の原因になります。
かと言って、「ストレスを溜めないように!」と一言では片づけられない問題ですが、上手く気分転換し、ストレスを溜めない工夫が必要ですね。
同時に、もちろん食事にも気を配る必要があります。
以下でその方法をご紹介しますね。
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中性脂肪が低い!食事で改善するには!
中性脂肪の低さが食事の摂り方にあるのなら、言うまでもありませんが、過不足なく3食を規則正しく適度に食べることが重要です。
そんな中でも意識したいのが、主にエネルギーになってくれる栄養素である脂質・たんぱく質・炭水化物です。
特に眩暈(めまい)や頭痛など、エネルギーが明らかに足りてないな・・・という症状が現れた場合には、1番早くエネルギーに変えてくれる「炭水化物」を積極的に摂るようにして下さい。
また、砂糖・果物等の糖分も中性脂肪の数値を上げる原料になります。
た・だ・し【適度に!】です。
摂りすぎると、ご想像通りブヨブヨになってしまいますから。
あとは積極的に、上でも紹介した
- 魚類
- 豆類
- 緑黄色野菜
- 海藻
などをしっかりと意識して摂取することです。
これらの食材が苦手な場合や、外食が多くどうしても偏りがちになる場合は、サプリメントなどを上手に利用するなど工夫してみてくださいね。
さいごに
いかがでしたか?
「中性脂肪が低い!」という検査結果に、最初は心の中で「やったね♪」とつぶやいたものの・・・
コレステロール値は低くない。むしろ高め。
どういうこと?
という疑問は解決したでしょうか?(笑)
スタイルのキープも女性にとってはすごく大切ですが、そもそも健康であることで成り立つ美しさですよね。
何を言ってもまずは健康です!
健康あっての美スタイルです!!
まずは、中性脂肪とコレステロールの数値をバランスよく保つために努力しましょうね(*^^)v