スポーツ選手が勝利したとき、勝利を確信したとき、実力以上のものを出し切ったときに見ることのできる喜びのポーズ「ガッツポーズ」!
見ている私たちも胸が熱くなり感動しますよね。
しかもその表情は最高にカッコいい♪
スポーツだけではなく、大きな快挙を成し遂げたとき、そして私たちも、何かをやり遂げた瞬間「よしっ」と、思わずガッツポーズが出ることもあります。
そもそもこのガッツポーズ、何がきっかけで「ガッツポーズ」と呼ぶようになったのでしょうか。
しかも「ガッツポーズの日」まであるのです!
ここではガッツポーズの由来、ガッツポーズの日の由来について紹介していきます。
また、ガッツポーズを英語で表現するとどうなるのか?
そんな雑学も併せて覚えておくと、いつかどこかで役に立つかも・・・立たないかも(;’∀’)
ガッツポーズの日(4月11日)の由来とは?
1974年4月11日、東京の日大講堂で、WBC世界ライト級タイトルマッチが行われました。
その時、挑戦者のガッツ石松は、王者ロドルフォ・ゴンザレス(メキシコ)にKO勝ち、王座を奪取しました。
勝利したガッツ石松は、コーナーポストによじ登り、両手を挙げて喜びを表現したポーズを、マスコミが「ガッツポーズ」と表現しました。
これにより、日本中に広く広まっていきました。
このガッツ石松の勝利により「ガッツポーズ」と名づけられ、ガッツ石松が勝利した4月11日が、「ガッツポーズの日」と呼ばれるようになったわけです。
そもそもガッツポーズの由来はなに?
ボウリング雑誌「ガッツボウル」が1972年12月14日号で、ストライクを取った後のポーズを「ガッツポーズ」と命名して紹介しています。
記事の中で「自分だけのガッツポーズを作ろう」という特集があり、様々なポーズが掲載されていたそうです。
ガッツポーズというと、こぶしを握り両手または片手を揚げる姿をイメージしますが、この特集の中には、円盤投げのようなスタイルや盆踊りのようなスタイルなど、とにかく多彩なガッツポーズがあったようです。
このように見て見ると、「ガッツポーズ」のネーミングの生みの親はボウリング雑誌で、あまり知名度のなかった「ガッツポーズ」を世の中に広く広めたのは、4月11日のガッツ石松の試合ということになるのかもしれませんね。
ガッツポーズは英語でどう表現する?
では「ガッツポーズ」は英語ではどう表現したらいいのでしょうか。
まさか、そのまま『ガッツポーズ!』そのままで通じるでしょ?とか思っていませんか?
もちろんガッツポーズは和製英語になりますが、一度ここで英語に当てはめてみると・・・
「guts pose」⇒「根性ポーズ、肝っ玉ポーズ」という意味になります。
う~ん・・何かが違う(><)
これでは何を表現したいのか分からないですし、私たちがイメージする「ガッツポーズ」とは程遠い感じがしませんか?
ということで、先にも説明したとおり、ガッツポーズは和製英語ですから、この単語から一旦離れてみましょう。
英語では「a victory pose」→「勝利のポーズ」と表現します。
なるほど!納得でしょ♪
[su_note note_color=”#faf8d9″]
「The winner couldn’t help striking a victory pose.」
「勝者は、ガッツポーズをせずにはいられなかった」[/su_note]
勝者の高揚感が、伝わってきますね。
また、こんな表現もできるかもしれません。
[su_note note_color=”#faf8d9″]
「He raised his (clenched) fist in victory.」
「彼は、勝利の拳を上げた」[/su_note]
[su_note note_color=”#faf8d9″]
「He raised his (clenched) fist confidently」
「彼は、自信満々で握りしめた拳を上げた」[/su_note]
こちらは、喜びの瞬間やその感情を表す、ガッツポーズに似た表現になるのではないでしょうか。
まとめ
まず、ガッツポーズと名付けたのはボーリング雑誌の「ガッツボウル」。
そしてその後、ガッツポーズを世に広めたのはガッツ石松さん。
英語で表現するなら、「Guts pose」ではなく、「a victory pose」。
これで「ガッツポーズ雑学」はバッチリですね♪