他はそうでもないのに、足先だけが異様に冷たい…寒い…しびれる。
冷え性で悩む方の多くが足先の冷えにお困りではないでしょうか。
ある程度の対策をしていても、なかなか改善しないなら、今一度”足先の冷え”について考えなおしてみては?
というわけで、ここでは、冷え性でとくに足先の冷えが辛い!という場合の原因や対策・改善方法についてまとめてみました。
最近足先が冷えて辛い…と悩むあなたも、今やっている対策で良いのか不安なあなたも、ぜひチェックしてみてください。
新しい気づきがあるかもしれませんよ。
冷え性で足先が冷たい・しびれる!対策は?
まずは、冷え症により足先が冷たい・しびれる場合の対策方法について見ていきましょう。
できるものから即取り入れてみてくださいね。
体を温める
まずは手っ取り早く体を温める訳なんですが、ただ着込む・空調で調節するだけでは体の芯は温まりません。
なんなら空調を一定にし続けるのは体温調節機能を未熟にしてしまいますし、着込むのも体の動きが制限されたり、汗をかきやすくて逆に冷える原因になってしまいます。
ではどうしたら良いのかですが、その方法もいくつかあります。
お風呂に入る
お風呂に入って体をしっかり温めるのは、分かりやすく特に工夫も必要ないのでおすすめです。
足先の冷えが気になるようであれば足湯をしてみたり、熱めのシャワーをあててあげるだけでも幾分良くなりますよ。
ただ一つ注意が必要で、体が温まって暑くなったからといって、体を急激に冷やす(いきなり冷たいものを飲んだり、長時間扇風機に当たるなど)ような行動を取ってしまう、とさらに冷えを助長してしまうことがあるので気をつけてください。
体を温めるものを食べる・飲む
体を温めるものってどんなものかご存知ですか?
例えばですが、加熱した生姜、紅茶、シナモン、カボチャやニンジンなどの根菜、唐辛子やコショウ、味噌や醤油など味や香りが強いものが多いです。
>身体を温める食べ物とは!特徴や効果・食べるタイミングも紹介
飲み物に限れば、ホットワインやホットココアも体を温めてくれますので、冷たいものを飲む習慣がある人は意識してみてください。
着圧ソックスを使う
着圧ソックスや弾性ストッキングなど、むくみを取る目的で使われるものは基本的に足の冷えにも有効です。
無理なく足の血行をよくすることで体温の上昇が望めるので、ライフスタイルに合わせて選んでみてください。
また素足でいるよりも、ストッキングやソックスは大変保温効果に優れているので、夏場でも足が冷える人はしっかり靴下を履くことを意識してみてください。
何もないよりは、ストッキングや着圧ソックスなど薄いものでも効果がありますよ。
マッサージする
マッサージをして直接血流にアプローチするのもGOODです。
下から上に血を流すような意識で揉むのがよい方法で、すべりが良くなるようにマッサージオイルやボディローションなどを使うのも良いですね。
とくに足の裏の土踏まずの上にあるハの字(湧泉の辺り)をなぞるように刺激すると冷え性に効果的なので、ぜひ試してみてください。
軽い運動をする
ストレッチやジョギングなど、無理のない範囲で軽く運動することで一時的ですが体温が上がります。
しっかりと動かすことで筋肉から温まり、冷えにくくもなるのでおすすめですよ。
ここでポイントなのがしっかりと体を動かすことですが、冷えて固まった体を突然動かすのはよくないので覚えておいてくださいね。
足先の冷えやしびれ!原因は?
対策をいくつか紹介したところで、原因についてのお話しをしたいと思います。
当てはまるものはありますか?
一時的な冷え
氷をずーっと同じ場所に当てておくと、冷えてしびれて痛くなりますよね。
それと同じで、一時的に強い冷えにさらされることで、一時的に急激な冷えを感じて痛みやしびれが出ることがあります。
この場合は外側からでも温めると改善されやすく、一時的に冷えることに気をつければ特に問題はありません。
過剰な喫煙によるもの
喫煙することによって体中の毛細血管が縮まり、血液の流れを悪くしてしまいます。
また血中の酸素濃度も低くなるので、十分な酸素が行き渡らず体温が上がりにくくなります。
タバコを間隔をあけて吸った時にふらっとするいわゆる「ヤニクラ」という現象が、この酸欠によって起こるもので、酸欠の体はとても冷えやすいのです。
ストレス
過剰なストレスにより自律神経が乱れ、冷え性を引き起こすこともあります。
女性のホルモンは特にこの自律神経の乱れと深い関係にあるので、生理や妊娠などの関係で女性ホルモンが乱れやすくなっている人は特に注意が必要です。
血行不良
冷え性の主な原因が血行不良で、直接的な原因でなくとも最終的にここにたどり着くものが多いです。
例えば、長時間の立ちっぱなしやデスクワークなどにより、足の血流を戻す力が弱くなってしまい、自力では良い血流を流せなくなってしまうのですね。
血行不良になってしまう原因は喫煙をはじめたくさんありますが、【冷えることで血行不良になり、血行不良のせいで冷える】という悪循環の元なので特に注意が必要です。
そのほかの疾患
それらの原因でない場合、ヘルニアや動脈硬化などの疾患である可能性も出てくるのだそう。
もちろんここに挙げた以外にも小さなキッカケはありますが、疾患となると冷え性の対策や改善をしたところでなかなか良くはなりません。
長く続いて万策尽きた場合や、なんらかの違和感を感じる場合、不安な場合などには医師に相談しておいた方が安心でしょう。
足先の冷え!改善するには?
最後に足先の冷えを改善する方法についてまとめておきましたので、自分なりのベストな方法を見つけてみてくださいね。
ちなみに改善するにあたって、根本の原因を断つことを目標としてご紹介していきますので、複数組み合わせたり片っ端から試すなど、あなたに合った工夫をしてみてくださいね。
禁煙する
さきほど喫煙が冷えを助長すると解説しましたが、禁煙することで喫煙による冷えは解消することができます。
やめたからといってその瞬間に良くなるというものではもちろんないですが、時間がたつにつれ体の変化を感じることができるでしょう。
もしいきなり禁煙するのが難しいということであれば、できるだけ減らしたり禁煙外来を利用してみてくださいね。
正しい食事・良い睡眠をとる
冷えを解消するには何より健康な体でいなければなりません。
そのためにまずは正しい食事と良い睡眠をとることが大事で、冷え性に限らず健康な体作りの第一歩です。
食事に関してはさきほども触れたように、体を温める食事を中心に、栄養バランスを考えながら3食とるように心がけてください。
飲み物に関しても、体を冷やすものは避け、冷えたものよりも常温・温かい飲み物を意識的に選ぶと良いでしょう。
また睡眠に関してですが、現代人は良い睡眠をとることが難しいといわれています。
短時間睡眠・眠りにくい環境・合わない枕など、できるだけ睡眠を妨げる要素は省いておくきたいですね。
たとえ短時間しか眠れなくても、深い眠りにすることで大きくその内容は変わります。
眠る前にゆっくり深呼吸をして、体をリラックスさせるようにすると良い睡眠になりやすいので、こちらも一度お試しあれ。
運動習慣をつける
日ごろの運動習慣により、筋肉量のUPと基礎代謝のUPを狙います。
その2つが強化されていることで冷えにくい体ができますし、もし冷えたとしても、しびれを感じるほど冷える前に温めてあげることができます。
とくに筋肉量は年々低下しやすいことも知っておかなければいけません。
筋肉をつけることだけで体温の上昇を助けてくれますので、無理のない範囲で、軽い運動でも習慣化しておくと良いでしょう。
また足そのものが凝っていると良くないので、マッサージや動きやすい靴を履くことで、やわらかくのびのびとできるようにしてくださいね。
体温を上げすぎない
体温を上げすぎることで、体は自身を冷やすための防衛機能をフルで働かせてしまいます。
ずっとストーブに当たったり、汗をかくくらい体を温めたりするのはNGです。
じっと動かないまま温めるのは一時しのぎに過ぎないので、血流を良くするような方法を意識してください。
まとめ
いかがでしたか?
足先は体の中で最も冷えやすく最も温まりにくい部位であると言われています。
むくみやすく水分が溜まりやすいことなどもありますので、気になる場合は寝るときに少し高くしてみるのもお勧めですよ。
規則正しい生活や、整った食生活・運動の習慣など、生活の中に取り入れるのは簡単ではありませんが、これらは冷え性に限らず、いろんな症状・病気から身体を守ってくれます。
”身体は資本”。これを機に、今日から少しずつでも改善すべく意識を向けてみませんか?