お正月の象徴と言っても過言ではないの【鏡餅】!
最近では、家庭用の餅つき機や、炊飯器、ホームベーカリーの”お餅機能”などが普及し、各家庭で鏡餅を手づくいされる方も増えているようです。
ですので、ここでは鏡餅の作り方のコツ!と題して、
- できるだけ簡単に作れる方法
- ホームベーカリーでの作り方
- 手作りの鏡餅には欠かせない「カビ対策」
などなど、紹介していきます。
鏡餅 作り方 コツ・簡単な方法とは
ここでは、
①鏡餅本体の作り方
②鏡餅の上手な形を作るコツ(丸め方)
について、お話ししていきますね。
①鏡餅本体の作り方
■材料
- もち米 2合
- 水 もち米パッケージに記載されている量で
- 片栗粉or餅取り粉 適量
■作り方
①もち米を炊飯器で炊く。
(少し柔らかめに炊いておくことで、後にお餅をつくときに楽です。)
②炊きあがったもち米をボールに移し替えて、すりこぎでトントンつきます。
③しっかりとつけたら、大小2つの大きさに出来た餅を丸めます。
丸める際の手の重みで餅がつぶれて低くなってしまいやすいので、気持ち高めを意識しながら丸めると良いですよ。
④餅が乾いたのを確認し、お飾りをつけて完成♪
②丸め方のコツ
①外側から内側につまんで入れていくような感じで、お餅を台でたたいていきます。
たたくことによって、表面のデコボコが中に入って、キレイな状態になります。
②ひっくり返したら、クルクルと回転させ形を整えます。
こちら側がお餅の上側(キレイな方)になります。
綺麗な丸の鏡餅を作る為の最大のポイントは【素早く丸めること】。
何故なら時間をかければかけるほど餅が乾燥してしまい、成形が難しくなってしまいます。
鏡餅の作り方 ホームベーカリーの場合
※参考動画の内容を文章で記載しています。
材料の数量等、機種によって異なりますので、ご自宅のホームベーカリーの説明書通りにお願いします。
①洗ったもち米3合をホームベーカリーに付属している専用の容器に入れ、説明書を参考にした水を加えます。
②容器をホームベーカリーにセットした後、もち米を炊く機能にセット
③もちつき機能をセット
④容器から出来上がった餅を取り出し、あらかじめ片栗粉or餅取り粉をまぶしたまな板などの台の上に乗せます。
⑤台の上に乗せた後、大小2つに餅を分け丸く仕上げていきます。
手の平を使ってパン生地のようなイメージで、内側から外側に生地を出しながら、キレイな面にしていきます。
最後はくるくる回しながら成形し、軽く押せば綺麗な形の鏡餅が。
⑥お餅が完全に乾いたら大小の餅を重ねて、飾りをして出来上がり♪
鏡餅を手作り!やっておきたいカビ対策
市販の鏡餅は、カビが起きないよう加工されていますが、手作りの場合はやはり対策を施した方が良いでしょう。
その方法を3つ紹介しておきます。
焼酎(甲類)を塗っておく
作りたてのうちに、鏡餅の表面にハケを使用して甲類の焼酎を塗っておきましょう。
特にカビやすい底部や重なる部分(下の餅と上の餅の間)は念入りに塗ります。
段を重ねる際に割り箸を使用する
重ねた部分は空気が通らない分、特にカビやすいので、重ねる際に目立たない程度に短めに切ったわりばしを置いて空気が餅と餅の間に入るようにします。
ジップロックなどで即冷凍
元旦だけ飾っておき、その後は鏡開きまで大小別々にした鏡餅をジップロックや真空容器などに入れ冷凍保存。
こうすればカビも出ませんし、食べる際、つきたての餅のような味わいが楽しめます。
しまってしまうのは若干寂しい気はしますが(汗)
さいごに
いかがでしたか?
思った以上に簡単に出来る気がしませんか?
鏡餅は単なる正月の飾りものではありません。
鏡餅にもちゃんとした意味があり、鏡餅の形「丸」は【円満】を意味し、「2つに重ねている」のは【かさねばさね】を意味しています。
つまり「丸を2つに重ねている」のは【円満に年を重ねる】という意味合いがあり、それを司る歳神様を迎えるためのお供え物です。
飾るだけでなく、意味を知った上で、気持ちを込めて作っていくという作業も、味わい深いものかもしれませんね。
あなたもぜひ、手作り鏡餅で素敵な1年の幕開けを飾ってみてくださいね(*^^)v