春になると、ニュースで連日のように流れる言葉「桜の開花」や「桜前線」。
他県の開花情報を聞くと、「もうそろそろこの辺も咲くかな?」と少し嬉しくなりますね。
観光にもお花見にも人気の京都の中でも、桜の名所として有名な醍醐寺は私もお気に入りのスポット♪
今回は、世界遺産の醍醐寺で見ることができる桜について、見ごろ時期をご紹介します。
また、歴史好きな方には気になる「秀吉と醍醐寺の桜の関係」、アクセスや駐車場情報も含めてご紹介します。
醍醐寺の桜 見ごろはいつ頃?
醍醐寺には約800本の桜があります。
開花時期が少しずつ異なり、次々に咲いていきますので、約3週間にも渡り私たちを楽しませてくれます。
おおよその見頃は?
- 入口の桜トンネル、霊宝館、三宝院/4月第1週目あたり
- 五重塔の大しだれ桜/3月終わり頃
- 弁天堂の山桜/4月第2週目あたり
- 三宝院の大紅しだれ桜/3月終わり頃
醍醐寺の桜の種類と秀吉との関係は?
醍醐寺には多くの種類の桜の木があります。
以下に紹介していきますね。
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- 河津(かわず)桜
- 枝垂(しだれ)桜
- 染井吉野(そめいよしの)
- 山桜
- 八重桜
- 大紅しだれ桜
- 大山桜(おおやまざくら)[/su_note]
これは、安土桃山時代に天下統一を果たした豊臣秀吉が、「醍醐寺で花見をしたい」と言い出し、数か月で近県から桜の木を約700本集めて移植したことに由来します。
さすが!「鳴かぬなら鳴かしてみせようほととぎす」の秀吉ですね。
なんとしてでも達成したかったのでしょうね。
秀吉は、約1300人の女性(自分の正室・側室、大名や武士たちの妻など)を集めて「醍醐の花見」を行いました。
桜の花を見ながら、お酒を飲み騒ぐといった、現在の花見スタイルが生まれたのも、「醍醐の花見」からであると言われているんですよ。
そして、「醍醐の花見」を再現した「豊太閤花見行列」が、毎年4月第2日曜日に開催されています。
醍醐寺に縁のある著名人の方が、秀吉に扮して登場します。
醍醐寺までのアクセス&駐車場情報
京都へのお出掛けに、車はあまりオススメできませんが、どうしても・・・という方もいらっしゃるでしょうし、実は私も車で行く方が多いです。
ここでは電車でのアクセスと車でのアクセスを分けて紹介しておきますね。
電車★「醍醐駅」で下車
- JR京都駅から、JR東海道本線(琵琶湖線)または湖西線約5分で山科駅。京都市営地下鉄東西線に乗り換え、約10分で醍醐駅に到着。
- JR京都駅から、JR奈良線・六地蔵駅、京阪六地蔵駅で地下鉄東西線に乗り換え、約5分で醍醐駅に到着。
バス★バス停「醍醐寺」下車
- 京都駅八条口8番乗り場(山急醍醐寺ゆき乗り場)京阪バス・山科急行【所要時間:約30分】
- JR山科駅1番乗り場(22,22A系統乗車)京阪バス【所要時間:約20分】
- 京阪六地蔵駅2番乗り場(22,22A系統乗車)京阪バス【所要時間:約15分】
- JR六地蔵駅からの場合は、「JR六地蔵」バス停から乗車(22,22A系統)
駐車場情報
- 醍醐寺駐車場 250台
近隣駐車場情報
※駐車場名/醍醐寺までの距離(m)
- 東洋カーマックス醍醐西大路町駐車場/598.4(m)
収容台数6台
08:00-22:00 30分 200円
22:00-08:00 60分 100円
- リパーク醍醐駅東/1059.7(m)
収容台数6台
00:00-08:00 60分 100円 最大料金入庫後24時間以内700円
08:00-20:00 40分 200円 最大料金入庫後24時間以内700円
20:00-00:00 60分 100円 最大料金入庫後24時間以内700円
※大型車駐車不可
- 随心院駐車場/1193.1(m)
09:00-16:30 無料
- 京都市醍醐駐車場/1256.3(m)
収容台数166台
05:00-00:30 30分150円 最大1200円
21:00-09:00 1泊1200円
秀吉のさいごの花見
上で紹介した「醍醐の花見」の5か月後、秀吉は輝かしい生涯を終えました。
秀吉が生涯を終える前に見た桜はどのようなものであったのでしょうか。
そう考えると、少々わがままにも取れる「醍醐寺で花見をしたい」という言葉も、最後の花見になることを感じ取っていたのかも・・・。
そんな気がしてしまいます。
また、そんな最後の花見の場所に秀吉が選んだ醍醐寺。
それだけも一見の価値があるのではないでしょうか。