鼻の奥のツーンとくる痛み、感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。
たまになら問題ないですが、たびたび起こるようだとちょっと心配だったりもしますよね。
何より、あのツーンとくる痛みはイヤなものです。
あの痛みはいったい何なのか!
原因は乾燥?
治し方や薬はある?
地味な症状だけれど結構辛い、「鼻の奥がツーンと痛い!」その原因や乾燥・風邪との関係、治し方やお薬についてまとめてみました。
鼻の奥が乾燥して痛い!風邪との関係は?
鼻の奥のイヤなツーンとくる痛み。
あの痛みの原因は、主に鼻の奥の乾燥だと言われています。
やっぱり乾燥なんですね!
鼻の中は粘膜で覆われていて、鼻から吸い込まれる空気があまりに乾燥していると、粘膜もどんどん乾燥。
結果、鼻の奥に痛みを感じるようになるのだとか。
また、乾燥のほかにも、いくつか痛みの原因が考えられます。
温度差
室内から外へ出た場合にも、鼻の奥に痛みを感じたことはありませんか?
これは、暖かい室内から寒い外気の急激な気温の変化によるもので、急な寒さに鼻の粘膜の血管が収縮してしまうことが原因です。
風邪との関係
風邪のひき始めに鼻の奥が痛くなる、という方も多いのではないでしょうか。
これは、風邪をひくと鼻の粘膜が腫れて炎症を起こすことも多く、その腫れによる痛みが原因として考えられます。
特に風邪のひき始めに痛みを感じることが多く、これは鼻づまりが長びいたことによって起こります。
体に入ってきた風邪のウィルスを体外に出そうと鼻水が出ますが、それが長びいて炎症が起きたことによる痛みです。
また、風邪をひくことによって免疫力は低下します。
免疫力が落ち、鼻の奥や粘膜が通常よりも炎症を起こすことで、より痛みを感じやすくもなります。
このことからも、風邪による鼻の痛みを感じやすいことが理由にあげられますね。
鼻の炎症には、風邪以外の原因も考えられますので注意が必要ですが、一般的には鼻水の色が透明に近い色だったら風邪によるものだと考えられています。
あまりに痛みが長びくようだったり、黄色っぽい鼻水が出るような場合には耳鼻咽喉科で相談しましょう。
鼻の奥が乾燥!治し方や対策は?
乾燥によるツーンとくるイヤな痛みを予防するには、鼻の奥の乾燥を抑えることが大切です。
すでに痛みがあるような場合には、鼻の奥の乾燥を治すことが必要です。
それには、すでに乾燥してしまっている粘膜に保湿をおこなうことが一番!
軽度の状態ならば、部屋の中に加湿器をつけ、マスクをすることでも改善が期待できます。
濡れマスクというものも市販されているので、職場や学校など、加湿器が試せないような場所では便利です。
また、加湿器がないような場合は、部屋の中に濡れたタオルを1枚つるしておくことでも加湿効果が期待できます。
ほかにも、入浴は浴槽にお湯をためてしっかりとバスタブにつかることも効果的です。
以上のように、とにかく乾燥を防ぎ、保湿に気を配ることが一番です。
鼻の奥が乾燥して痛い!薬はあるの?
鼻の奥の乾燥は「ドライノーズ」と呼ばれていて、意外と多くの方が悩まされている症状でもあります。
保湿を十分に行うことが一番の対策ですが、辛い症状なので一刻も早くなんとかしたいですよね。
ということで、市販薬を・・と思われるでしょうが、ここではあえて耳鼻咽喉科にかかることをオススメします。
病院では適切なお薬を処方してもらえるほかにも、器具による鼻の中の保湿もおこなってくれます。
お薬も即効性があり、料金も市販薬よりお得な場合も多いんですよ。
とは言え、忙しい方や、もっと手軽に済ませたいという方には、やはり市販薬が便利ですね。
特に、ドライノーズによる鼻の奥の乾燥を防ぐスプレータイプの市販薬は、いろいろな種類のものが販売されています。
鼻の中にシュッとスプレーするだけで鼻の乾燥を防ぎ、鼻水の洗浄効果も期待できます。
手軽に乾燥やムズムズなどの不快感を緩和してくれるのが嬉しいですね。
また、鼻の中にスプレーするのが苦手という方には、ジェルタイプのものも販売されているので、お好みで選ぶこともできます。
さいごに
鼻の奥に感じる、ツーンとくるあのイヤな痛み・・・。
やはり一番の原因は乾燥だと考えて良さそうですね。
ということは、予防に大切なことは「保湿」!
最近の加湿器には、自分の好みの香りが楽しめるタイプのものや、ペットボトルを使ったお手軽なものなど、色んな種類があるので、1つは手元に置きたいところです。
また保湿することで、風邪の対策にもなりますので、風邪からくる鼻の奥の痛みの予防にもなります。
お肌や髪などの美容面でも健康面でも、乾燥しがちな冬を乗り切るためのキーワードは「保湿」だと言えるかもしれませんね(*^^)v