ねえねぇ!最近、目薬指したら変な感じがする!
変な感じって?
鼻の奥の方が、なんだか甘いような気持ち悪い感じ…
ほほ~!なるほど。OK♪調べてみるね!
目薬あとにこの感覚がある人、調べてみると意外と多いようです。鼻の奥というか喉の奥というか、なんだか甘い感じがするんですよね。
私も過去に経験したことがありますが、気持ちの良いものではありませんね(;’∀’)
ということで、今回のメニューはこちら。
- 目薬後に鼻の奥に甘い感覚があるのはなぜか?
- 回避するための目薬の選び方&正しい差し方
目薬の後に鼻の奥が甘いような感じがするのはなぜ?
目薬の後に、なんだか甘い感じがする…もしかして、私って変?
そう思っているなら、ご心配なく!
これは目薬のあるある話のひとつで、よくあるエピソードなんですよ。
この甘いような、苦いような味が苦手で、「目薬がキライ!」と感じる人もいるそうです。
確かに、あまりいい気持ちのものではありませんからね。
俺だけじゃなくて良かった~♪
でも、この味はどうして感じるの?
メカニズム
点眼した目薬は、目から鼻涙管(びるいかん)【=目と鼻の奥をつないでいる管】を通って喉に流れていきます。
このために、目薬に配合されている成分によっては味を感じる場合があるそうなんです。
「配合されている成分によって」ということは、味を感じる目薬と、感じない目薬があるってこと?
そういうことになりそうだね♪
そこで、味を感じる成分について調べてみたところ、この甘い味の正体の成分は、「グリチルリチン酸二カリウム」ということがわかりました。
これは、主に目の炎症を抑える働きをする成分です。
目の充血を緩和することを目的とした目薬に、主に配合されています。
疲れ目や、充血を解消したい方が選ぶ目薬に配合されている場合が多いため、多くの人が利用した経験があるのではないでしょうか。
ということは、全ての人が..とは言えないまでも、多くの人がこの甘いような感じを経験したことがあるのかもしれませんね。
そっか!じゃぁ、その成分が入っていない目薬を選べば良いんだね!
う~ん。それがそんな単純な話でもなさそうなんだよね…。次の章で説明するね!
どんな目薬を選べばいいの?
ドラッグストアに並ぶたくさんの種類の目薬。
コンタクト用、ドライアイ、目の充血、疲れ目、乾燥防止、かゆみ、ピント調整などなど・・・種類も豊富なので迷ってしまいますよね。
効果だけではなく、すっきりとした刺激を感じるリフレッシュ用のものなど、使いごこちからも選択することができますしね。
上でお話しした『甘い味』が苦手な方は、味の正体である「グリチルリチン酸二カリウム」の入っていない目薬を選ぶとよい!と言いたいところですが・・・これにも少し注意が必要です。
市販の目薬は危険?!
目薬は手軽なもので、リフレッシュ効果も高いためとても身近な存在ですが、やはり「お薬」です。
求める効果ごとに、さまざまな成分が配合されています。
眼科医の方の中には、市販の目薬を簡単に多用することに注意を促している方もいらっしゃいます。
眼科医の方いわく、目薬で充血を治すということは、目の血管を薬品で収縮させているということなんだそうです。
どういうことかと言うと、眼球の血管を薬品で収縮させて細く見せることで、充血が軽くなったように見せかけているだけで、実際に治ったわけではない!ということだそうで。
それを聞くとちょっと怖くもありますね。
市販の目薬を選ぶなら!
市販の目薬は手軽で便利ですが、もし日常的に多用を考えているような場合には、眼科で一度相談して選んでもらうことがベストなのかもしれません。
とはいっても、やはり市販の目薬は便利な優れものなので、いまさら眼科には行けないなぁ…時間もないし…と感じてしまう方も多いでしょう。
そんな時にはせめて、ドラッグストアに常駐されている薬剤師さんに自分の症状を相談して、合った目薬を選んでみるというのはいかがでしょうか?
その中で、「甘い感じがイヤだ!」ということも付け加えておくのが良いですね。
正しい目薬の差し方とは!
最後に、余談になってしまいますが、
いつもなんとなく差している目薬、あなたは正しく差せていますか?
一度基本に戻って、正しい差し方を確認しておきましょう。
清潔第一!
まず大切なのは、キレイに手を洗うこと。
手が汚れたままで目薬をさすと、雑菌が入って目の病気の原因となる場合もあります。
また、手を洗った後でも油断大敵!
目薬の容器の口やキャップの口に手を触れないようにしましょう。
キャップの扱い方に要注意!
外したキャップの口を下にしてテーブルに置いたりしていませんか?
私はバッチリやっていましたよ(;’∀’)
これも雑菌のもとになりますので注意しましょうね。
いざ!目薬
目薬を差すときには、まつげやまぶた・眼球に容器がつかないように注意して、2~3滴(1滴でも十分です!)を限度に差します。
目薬を差したあとは、ゆっくりと目をしばらく閉じて、薬剤を眼球になじませます。
このときに、目頭を2~3秒軽く抑えることで、甘い味がするのを抑える効果があるとも言われているのでぜひ試してみてください。
目薬も”薬”であることを再認識
パソコンと向き合っている時間の長い私にも、身近な存在の目薬ですが、これまでは値段やパッケージなどでなんとなく選んできたように思います。
確かに、言われてみれば目薬も「お薬」ですね。
甘く感じる、ちょっとイヤな味・臭いもお薬の成分だとわかれば納得です。
とは言え、毎日たくさんお世話になっている目のためにも、これからはもう少し慎重に選んでいくべきなんだと改めて思いました。
そして目薬に限ったことではありませんが、何ごとも「使いすぎ」は禁物です。
目薬は1日3回までが適量だそうで、これからは使用の回数にも気を配りたいですね。
あなたの大切な目も、あなた自身で守ってあげてくださいね(*˘︶˘*)