食べ物には身体を温める作用のあるものと、体を冷やす作用があるもの、そしてどちらでもないもの…の3種類があります。
というと、例えば、ざる蕎麦は身体を冷やして、温かいお蕎麦は温めるんでしょ?と以前は思っていた残念な私(笑)。
もちろんそんな単純な問題ではなく、食べ物の素材の問題なのです。
食べ物と体温には、思った以上に深い関係性があるのです!
- どんな食べ物が身体を温めるのか?
- そして身体を温める食べ物を食べることでどんな効果があるのか?
- どんなタイミングで摂取するのが効果的なのか?
身体を温めてくれる食べ物についてまとめてみました♪
身体を温める食べ物にはどんなものがある?
まずは1番大切な【身体を温める食べ物】を具体的に紹介していきます。
どんな食べ物が当てはまるのか、チェックしていきましょう!
代表的な特徴と、具体的な食べ物をまとめました。
身体を温める食べ物の代表的な特徴
色は赤や黒
簡単な判断方法といえば色です。
赤・オレンジ・黄色・黒・茶色などの、いわゆる暖色と呼ばれる色や黒い食べ物は、身体を温めるといわれています。
水分が少ないもの
水分を多く含んでいる食べものは、身体を冷やしやすいといわれていますので、その逆のものは「温める」というわけです。
硬いもの
柔らかいものよりも、硬いもののほうが身体を温めるといわれています。
寒い土地の郷土料理など
北海道や東北地方・三陸など、寒い地域で食べられるものは、基本的に身体を温めるものが多いです。
塩分の多いものも、比較的身体を温めるものが多いんですよ。
逆に、暖かい土地の料理は、身体を冷やす作用が多いと言われています。
世の中、うまく出来ていますよね♪
冬が旬のもの
冬に旬を迎える食べ物は、身体を温めるものが多いですし、逆に夏が旬の食べ物は、身体を冷やすものが多いです。
こちらも、うまく出来ていますね♪
身体を温める!具体的な食べ物
主食・調味料
- 玄米
- 全粒粉パン
- そば
- 黒砂糖
- しょうゆ
- 味噌
- 塩
- きな粉
など。
ちなみに、白米は「身体を冷やす食べ物」に属します。(意外でしょ?)
野菜・果物
- かぼちゃ
- ごぼう
- にんじん
- しょうが
- 大根
- ネギ
- りんご
- 栗
- さくらんぼ
など。
肉・魚
- さんま
- さば
- 鮭
- イカ
- 数の子
- マグロ
- かつお
- 海藻
- 貝類
- 肉全般
など。
飲み物
- 赤ワイン
- 番茶
- ほうじ茶
- 日本酒
- 中国茶
- タンポポ茶
- 紅茶
など。
その他
- チーズ
- 梅干し
- 香辛料
- ドライフルーツ
など。
身体を温める食べ物!こんな効果が!
さて、身体を温める食べ物にはどんな効果があるのでしょうか。
身体を温める作用や、それに繋がる効果以外にも、さまざまな効果があるので見ていきましょう。
血行促進・血流改善
血の巡りを良くする効果は、言わずもがな身体を温めることにも繋がりますね。
ほかにも、代謝が良くなったり、動脈硬化などの予防にも繋がります。
内臓を温める
胃や腸・子宮など内臓を温めることで、機能を良くする効果があります。
それによってお通じの改善や、虚弱体質の改善などに繋がりますね。
とくに女性は子宮を冷やして得をすることはありませんから、身体に不調がなくても内臓を温めておいて損はないでしょう。
ちなみに貝類は肝臓にとっても良く作用するので、二日酔いなどにも効果的です♪
とくに”しじみ”の効果は有名ですよね。
免疫力アップ
身体を温める食べ物には、免疫力を高めてくれるものが多いです。
風邪を引きやすい冬の時期に旬を迎える食べ物が多いのは、そういう兼ね合いもあるのでしょうね。
疲労回復
身体を温めることによっても疲労回復にはなりますが、そもそも含まれている成分が疲労回復効果をもつものもあります。
エネルギーになりやすいものも多いので、身体を活発にしてくれるものがたくさんあるんですよ!
美肌効果・老化防止
「身体が温まる食べ物」というと、すぐに生姜(ショウガ)を想像する人も多いでしょう。
生姜に代表されるように、「身体を温める食べ物」というと、なんとなーく美容と健康に良さそうなイメージがないですか?
もちろん、それは間違いではないのです。
代謝がよくなることでデトックスができたり、アンチエイジング効果のある食べものが多かったりもするんですよ♪
女性にはとくに必要不可欠ですね♪
身体を温める食べ物!こんな時に摂取すると良し!
身体を温める食べ物は分かったし、どんな効果があるかも分かった。
ではさいごに、どんなタイミングで摂取すれば、さらに効果が高まるのか知っておきましょう!
せっかく食べるなら、効果を最大限に得たいですからね(*^^)v
朝1番
身体が最も冷えていて、これから活動するためにこのタイミングで身体を温めるのは効果的です。
人間の身体は冷えると活動が遅くなる(身体がスムーズに動かなくなる)ので、朝1番に身体を温めるのはとても良いことなんですね♪
血流が良くなるので気分も前向きになりやすく、脳のはたらきも良くなります。
1日のはじまりに身体を温めるというのは、とても良い効果を発揮してくれるんですよ。
というと、朝はいつもコーヒーを飲むから大丈夫♪と言う人もいますが、コーヒーはたとえ温かくても【身体を冷やす食べ物(飲み物)】になりますので注意してくださいね。
就寝30分前
朝1番だけではなくて、夜寝る前に身体を温めるのも効果的です。
身体の冷えがなくなって寝付きが良くなるだけではなく、良質な深い睡眠を誘うのにも良いんですよ♪
血液の循環も良くなり、疲労回復の効果も上がるのでオススメです。
ただし寝る直前の飲食は逆流性食道炎を引き起こしやすくなったり、消化されにくい&エネルギーを溜め込んでしまうのであまり良くありません。
就寝30分前くらいに軽い飲食によって身体を温めると、ちょうど寝る頃に身体が温まって消化も進んでいるのでタイミングとしてはバッチリですよ♪
入浴前・運動前は?
入浴前に身体を温めると、ゆるやかに身体を温めることができます。
とくに身体が芯から冷えているときには、寒暖差に身体が驚いてしまうこともあります。
少し温めてから入浴するのはオススメですが、発汗や代謝がよくなるのは、程よく身体が冷えているときなので好みによって使い分けてくださいね。
また運動前は、就寝直前と同じくあまりオススメできません!
とくに食事をする場合には30分以上間隔をあけ、運動前に身体を温めるということであれば、
飲み物で水分補給による体温の低下を防ぐ程度の認識にしておくと良いでしょう。
自分が得たい効果を見極めて!
いかがでしたか?
身体を温める食べ物には、さまざまな特徴や効果があるのがお分かりいただけたと思います。
摂取のタイミングについても紹介させていただきましたが、賛否両論だったり、他にもさまざまな意見があります。
自分に合った(自分が求めている効果を助けてくれるもの)を上手に選んでくださいね。
また、「身体を温めなきゃ!」と栄養が偏ってしまっては本末転倒です。
バランスを大切にしつつ、【身体を温める食べ物】を意識して取り入れていく程度が良いかなぁ~と、個人的には感じました。
あなたは、どう摂取しますか(o^―^o)?