なぜ、乾燥すると肌がかゆくなるの?
そんな素朴な疑問を解決!
肌の構造を知ることで、対策も見えてきます。
ここでは、肌が乾燥するとなぜかゆみが出てくるのか、その理由について、
また、肌の乾燥対策を「顔」「身体」「内側からのケア」にわけて紹介していきます。
あなたの”かゆみ”の緩和になれば幸いです。
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乾燥するとなぜかゆみが?肌の不思議
そもそもどうして、乾燥すると肌がかゆくなるのでしょうか?
かゆみのメカニズムをみていきましょう。
角質層の働き
まず、皮膚は表皮、真皮の二層構造になっています。
表皮の一番外側にあるのが角質層です。
よく化粧水などの広告で「角質層に浸透…」など言われているアレですね!
この角質層は、体内の水分を蒸発しないように保護してくれています。
それだけでなく、セラミドや天然保湿因子によって、角質層本体が水分を保つ役目をもっています。
しかし、角質層はとてもデリケートなもので、空気の乾燥や、皮膚をこすったりしただけで傷ついてしまうんです。
角質層が傷つくことで皮膚のバリア機能が無くなってしまい、皮膚から水分がどんどん蒸発してしまいます。
こうして、乾燥肌が出来上がります。
ということで、乾燥からくるかゆみの原因は、角質層のバリア機能が無くなって、乾燥した部分が敏感になり、外からの刺激を「かゆみ」と感じやすくなっているからなんです。
かゆいとどうしても掻いてしまいますよね。
そうすると、皮膚のバリアがさらに壊れるてかゆみは悪化…という、負のスパイラルに陥ってしまうというわけです。
ターンオーバーの乱れ
もう一つ、乾燥で肌がかくゆなってしまう原因があります。
それが、年齢を重ねたことでおこる肌のターンオーバーの乱れです。
肌のターンオーバー(代謝)が悪くて乾燥が続くと、健康でみずみずしい肌細胞が作られなくなります。
代謝不足による肌細胞は、外部のアレルゲンを受け付けやすくなっています。
花粉や、ほこりなどがそうですね。
こうしたものが、肌につくことでかゆみを発生させることもあるのです。
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乾燥での肌のかゆみ!対策方法は?
乾燥した肌のかゆみを撃退する良い方法はないのでしょうか……。
ということで、いくつか肌のかゆみを改善できそうな方法をピックアップしてみました。
ここでポイントにしたいのが、やはり皮膚のバリア機能である「角質層を守ること」です。
顔と体では普段からお手入れ方法が違うので、分けて紹介していきます。
顔の乾燥(かゆみ)対策
まずは「顔」の対策から。
洗顔は「水」or「ぬるま湯」で行う
なぜ「水」or「ぬるま湯」洗顔なのかというと、熱めのお湯は皮脂や角質細胞間脂質を流してしまうからです。
そして、洗顔料を使うことで、さらに必要以上の皮脂を落としてしまいます。
ですので、どうしても汚れが気になるという人は、洗顔料を使うとしても一日一回くらいで抑えておくのが良いでしょう。
いつも使っている化粧品がしみたら使用をストップ
肌が敏感になって”かぶれ”を起こしている状態なので、そんな時の化粧品は肌に悪影響!
これ以上悪化させないためにも、一旦使用するのをやめましょう。
もし、化粧水がしみたなら、しみる部分にはワセリンを塗って保護。
それ以外は、乳液やクリームだけをつけます。
ワセリンは、十分に練って人肌であたためてから塗ると、柔らかくなって使いやすいですよ。
保湿するならセラミド配合のものを使おう
潤いの持続時間が長いのがセラミドです。
ヒアルロン酸より扱いやすく、乾燥肌に足りない成分そのものなので実感度が高いです。
植物から作られたセラミドと、人の細胞に近しいもので作られた疑似セラミドがありますが、疑似セラミドのほうが吸収がよく、肌になじみます。
もし日中の保湿が不安ならば、セラミドベースのBBクリームやUVカットミルクを化粧下地に使うと効果がでますよ♪
身体の乾燥(かゆみ)対策
身体の乾燥の場合、気を付けたいのはお風呂タイムです。
シャワーだけで済まさず、しっかり湯船に浸かるべし
血行を促進しないと、乾燥肌はどんどん進行していきます。
だからと言って、熱過ぎるお湯もNGなので注意です。
肌の保湿成分が奪われてしまって逆効果です。
ゴシゴシこすらない!
汗をかいたからと言って、ゴシゴシ強くこすって洗ってはいけません。
適度な皮脂は肌に必要不可欠ですので、落とし過ぎはダメなんですね。
たっぷり泡立てて優しく洗うように意識してください。
とくに乾燥の酷い人は、手にたっぷり泡立てて、スポンジなどを使わずに手で洗うと良いですよ。
また、入浴後タオルでふき取るときも同じです。
できるだけふかふかのタオルで優しく抑えるように拭いてくださいね。
入浴後にはすぐに保湿クリームを
入浴後のお肌は、急速にうるおいが奪われていくデリケートな状態。
すぐに保湿が必要です。
できれば濡れた状態で保湿クリームを塗ると尚良し。
乾燥が始まる前に、肌にバリアを作って水分の蒸発を防ぐことができるので、うるおいを閉じ込めることができますよ。
身体の内側からうるおいを!
外側のお手入れも大切ですが、内側からの保湿ケアも想像以上に効果があります。
水分補給は大切
細胞に内側から水分を与えることは大切。
細胞組織に水分補給するなら、スポーツ飲料が一番吸収するスピードが速いのですが、スポーツ飲料は糖分が高いので、そこは注意ですね。
個人的にオススメなのは白湯です。
水でもいいのですが、白湯のほうが良い理由として、冷え性の女性なら、冷え性改善にも一役買ってくれます。
朝は忙しくて無理でも、夜寝る前にコップ一杯白湯を飲むだけでも違いますよ♪
ビタミンをたっぷり摂取しよう
乾燥肌に必要な栄養素としては、ビタミンA、B、C、Eをはじめ、セラミド、α-リノレン酸、亜鉛などがあげられます。
具体的に言うと、レバーやウナギ、大豆、納豆、パプリカ・アボカド、ワカメなどなど・・・意識して摂取するようにしてみてくださいね。
さいごに
たかが乾燥・・・それど乾燥。
お肌の乾燥もかゆみを伴うと本当に不快ですし辛いですよね。
少しでも改善する為に、上の方法の一つでも試していただければ・・と思います。
私の場合はまず、入浴後の保湿クリームを身体が濡れてるうちに…というのを試してみました。
正直、最初はちょっと違和感があって抵抗もあったのですが、2~3日で慣れました。
身体が濡れているのでクリームの伸びもよくて、量も少なくて済みますし、身体全体にいきわたって、「これはいいかも♪」ということで、今でも続けています。
もちろん保湿効果も感じていますのでオススメですよ♪