胃潰瘍は年齢に関係なく誰でも発症する可能性のある病気。
激しい胃痛に襲われるなど症状もひどく、生活にも大きな影響を及ぼします。
ここでは、そんな絶対に甘くみてはいけない胃潰瘍について、
その症状を中心に、治療方法や治療に必要な期間等も紹介していきます。
初めての胃潰瘍を疑っているなら、特に初期症状には注目してみてくださいね。
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胃潰瘍の症状とは!初期・急性・慢性
初期症状・急性胃潰瘍・慢性胃潰瘍
それぞれの症状を分けて紹介していきます。
胃潰瘍の初期症状
早期発見がその後の症状や治療を大きく変えてくれるので、
異変を感じたらチェックしてみてください。
[su_service title=”腹部の上の方に痛みがある” icon=”icon: check-square” icon_color=”#280473″]
胃潰瘍の症状として9割の人が感じる症状です。
注意したいのは、痛みで症状の重症度を計る事はできない、ということ。
食後のあとに痛むことが多いのですが、極端な話をすれば「胃に穴が空いてから痛みを感じだした」という例もあるので、不自然な痛みを感じたら受診を。[/su_service]
[su_service title=”胃液が多く出てくる” icon=”icon: check-square” icon_color=”#280473″]
胃酸が上がってくるような酸っぱい感じのゲップが出る。
また、嘔吐・吐き気・食欲不振・胸やけなどの症状も。[/su_service]
[su_service title=”血を吐く” icon=”icon: check-square” icon_color=”#280473″]
出血性胃潰瘍と呼ばれ、潰瘍ができている部分の血管が破れている可能性が高いのですぐ受診しましょう。
色味は黒っぽい状態で出てきます。[/su_service]
[su_service title=”便に血が混ざる” icon=”icon: check-square” icon_color=”#280473″]
長く続くと貧血などにもなるのですが、普段から便を確認する事をおすすめします。
胃潰瘍だけでなく、胃がんや大腸の異変の時も血が混ざることがあるので、気づき次第すぐ受診してください。
その際、血の色や量を覚えておいてください。
胃潰瘍の時は黒っぽい色をしています。[/su_service]
[su_service title=”背中の痛みを感じる” icon=”icon: check-square” icon_color=”#280473″]
これはかなり重症化した状態で、すい臓にまで炎症が広がっていくので痛むようになります。
さらに進むと腰痛を感じるようになります。[/su_service]
[su_service title=”口臭が酸っぱい” icon=”icon: check-square” icon_color=”#280473″]
胃が不調になると口臭がひどくなるのですが、胃潰瘍の時は酸っぱいような胃液を吐いた時のようなニオイがします。
本人よりも周りが先に気づく場合もあるので、家族などの口臭がいつもよりきつくなった、と思ったら注意しましょう。
肝炎や慢性胃炎などでもきつい口臭は起こります。[/su_service]
急性胃潰瘍の症状
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#24156d”]
- 胸やけ
- 食後の胃痛
- 食欲不振
- 吐き気、嘔吐
[/su_list]
精神的ストレスやアルコール、カフェイン、喫煙などが原因で突発的な痛みを感じます。
少し我慢していると痛みが治まるので、逆に無理をしてしまうこともあると思いますが、
症状が長期になってしまうと慢性胃潰瘍になってしまう場合もあります。
軽視しないで、気になった時は受診を!
慢性胃潰瘍の症状
ピロリ菌が原因で胃の粘膜が炎症を起こし、胃酸によって粘膜の炎症がどんどんひどくなり潰瘍になります。
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#24156d”]
- 空腹の時に特に胃が痛む
- 背中が痛む
- 常に痛みが続く
- 吐き気、嘔吐
[/su_list]
常に胃を痛めている状態なので、すい臓の方まで炎症が広がりやすくなります。
胃潰瘍として診断される時は、だいたいこの慢性胃潰瘍で、いかに早く気が付けるかどうかが重要です。
胃潰瘍の治療方法と治療薬
胃潰瘍の症状や進行状態、急性か慢性かによっても治療方法が変わりますが、
ここでは一般的な方法を紹介していきます。
[su_service title=”ストレスなどの原因を除去する” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#5f98ef”]
ご存知のように、ストレスは胃だけでなく、体全体に影響を及ぼします。
上手に発散しながら、ストレスをためないようにする努力も必要です。[/su_service]
[su_service title=”薬を使う” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#5f98ef”]
市販薬もありますが、長期に渡って使用しなければいけない状態ならば、
しっかり受診して治療・薬の処方をしてもらう方が結果的には近道です。[/su_service]
[su_service title=”生活習慣の見直しをする” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#5f98ef”]
喫煙やアルコール、栄養不足や睡眠不足などを積み重なることでも症状を悪化させます。
良い機会として、生活習慣を見直してみることをオススメします。[/su_service]
[su_service title=”食事療法” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#5f98ef”]
胃に負担の少ない食事を心掛けましょう。[/su_service]
[su_service title=”内視鏡などを使って手術をする” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#5f98ef”]
ほとんどの場合は内服薬で治療できますが、穴が空いている場合や、それに近い状態の場合は手術をする事があります。[/su_service]
胃潰瘍の治療薬について
[su_box title=”ガスター10(10mg・20mg)” style=”noise” box_color=”#b9f4fb” title_color=”#000000″ radius=”8″]
【楽天市場】
「ガスター10」は薬剤師のいる薬局やドラッグストアでも買えますが、長期に渡っての使用はしないようにしましょう。
受診をすれば「ガスター20」を処方してもらうことができます。
胃酸の分泌を抑え、胃の荒れを防ぐ効果や鎮痛剤としても使えます。[/su_box]
[su_box title=”ガモファー錠10mg” style=”noise” box_color=”#b9f4fb” title_color=”#000000″ radius=”8″]
胃酸の分泌を強力に抑えることができます。
鎮痛剤の効果や胃の荒れを防ぐ効果もありますが、長期の服用の場合は定期的に検査を行い、副作用がないかどうかをチェックする必要があります。
こちらは市販されていません。[/su_box]
他にも同じような効果を持つ、「アシノン錠50mg」「プロテカジン錠5mg・10mg」など種類が豊富なので
お医者さんに症状を説明して、あなたに合うものを処方してもらってくださいね。
胃潰瘍の治療に必要な期間とは
こちらも自宅治療の場合と、入院の場合にあけて紹介します。
[su_service title=”自宅治療” icon=”icon: play-circle-o” icon_color=”#f5a6ef”]
定期的に通院する事になりますが、自宅で治療すると2~3か月ほどかかります。
内臓にできた症状を完全に改善するのは非常に難しく、
食事や体調の管理、ストレスの解消、タバコやアルコールを絶つ必要もあるので、なかなか厳しい条件で治療をすることになります。
症状の改善や痛みを抑えるために薬は使いますが、痛みがなくなるからと言って無茶な生活をしていると悪化してしまうので注意しましょう。[/su_service]
[su_service title=”入院の場合” icon=”icon: play-circle-o” icon_color=”#f5a6ef”]
軽い症状で1~2週間、進行していた場合は平均的に1か月ほどかかります。
胃の回復に応じて治療方法が変わるので、このくらいの期間の違いがあるのですが、
ひどい場合は絶食期間を作って、その間は点滴によって栄養を摂取します。
食事を摂れるようになるか、経過が順調かどうかで退院が決まります。
退院してからも薬の服用などの治療は続きます。[/su_service]
さいごに
どんな病気でもそうですが、”いかに早期発見が重要か”ということが伝わったでしょうか。
症状が悪化してから治療をするのは、仕事や生活の都合上、大変なことも増えてしまうので
少し胃に違和感を感じる程度で、早めの受診が理想です。
とは言え、それがなかなか出来ないのも現実。
毎年の健康診断の時などにも、医師に相談しておくと良いですよ。
もちろん相当な痛みを抱えているようなら、早急に受診してくださいね!