「童心にかえる」という言葉自体は良く耳にする言葉ですが、漢字に変換しようとするとちょっと迷ってしまいませんか?
「返る」「帰る」のどちらが本来の意味を引き立てるのか、漢字そのものの意味と併せて紹介します。
Sponsored Links
「童心にかえる」の意味と使い方
【童心にかえる】の意味
[su_note note_color=”#f7f1d7″ text_color=”#000000″]
- 幼い子どものような心持ちで浮かれる様子
- 純真でけがれのない心を取り戻す[/su_note]
【童心】の意味
2種類の読み方があり、同じ意味を持つ類義語になります。
- どうしん:子どもの心、純真でけがれのない心、子どもらしい心
- わらわごころ:子どもの気持ち、子ども心
童心とはもともと「名詞」として使われ、他の言葉と結びついて意味を広げます。
例文は後程紹介しますが、童心という言葉の、前と後ろのどちらに言葉を付け加えるか、という事も意味を作っていくうえで重要になります。
「返る」「帰る」どっちが正しい?使い分けが必要?
返る
- 物事の位置や方向、上下などが反対になる、ひっくり返る事
- 元の状態に戻る事
- 手元から無くなっていたものがもう一度手元に戻ってくる事
- ある働きかけに対して反応がある事
- 動作や作用する程度が甚だしい様子
帰る
- 元の場所に戻る
- 自分の向かう場所に帰宅する事
このように「かえる」という同じ読み方の言葉ですが、意味がそれぞれ違ってきます。
今回の「童心にかえる」という言葉は、場所に関係するものではなく、心やその様を表すので「返る」を使うと良いですね。
Sponsored Links
「童心に返る」例文
ここでは「童心」という言葉を使った例文と、「童心に返る」という言葉を使った例文を分けて紹介していきます。
童心~
- 童心を持っている
- 童心を失う
- 童心の猫へ帰る
- 童心を探索する
- 童心に触れてみる
- 童心に伴う
- 童心がある
- 童心そのもの
~童心
- 童謡は童心より
- ふたりは童心を甦らせる
- なつかしい童心
- この童心
- 同じ童心
- 尊い童心
- 心から生まれた童心
童心に返る
[su_list icon=”icon: check-circle” icon_color=”#f71025″]
- 私は童心に返ったような気分
- 彼は童心に返ったように、手で粉雪を受けている
- この間、童心に返った時に不思議な気分になった
- あの時、童心に返ったせいで生傷が絶えない
- ただの球技大会のつもりが、童心に返って思いっきり参加した
- 僕が童心に返る事はないと思っていたが…[/su_list]
さいごに
いかがでしょうか。
童心に返るという言葉には、純粋で素直な子どものように物事に熱中する、取り組む、心を取り戻すなど、単純には読み取れない感情も含まれます。
漢字の変換にはちょっと迷ってしまう言葉ですが、それぞれの単語の意味を理解してみると、面白みのある言葉だと思うのです。
童心に返れるような機会をたくさん作っていきたいなぁ~♪
なんだかそんな気分になりました。