地味にず~っと気になっていた症状…コロコロウンチ。
自分の場合も気になるのですが、子供の場合はさらに気になってしまいます。
食事や飲料のバランスが悪いのだろうか…と。
そこで今回は、コロコロウンチについて、その原因やメカニズムを詳しく調べてみました。
固くて出しにくいこのコロコロうんちは、れっきとした便秘のひとつです。
ほおっておくと痔の原因にもなり、常に残便感も残るために、早めに解消しておくに越したことはありません!
ということで、コロコロウンチと腹痛との関係、対策・解消法についてもまとめてみました。
コロコロうんちの原因とメカニズム
コロコロうんちとは、その名の通り、うさぎのフンのようなコロコロとしたうんち。
名前はちょっとかわいいですが、かわいいものではありません(笑)!
立派な便秘のひとつであり、非常に固いために痔の原因のひとつでもあるんです。
さらに症状が進むと、直腸に便が詰まる「直腸性便秘」を引き起こす場合も!
ではそのコロコロうんちの原因とはどんなものがあるのでしょうか?
水分不足
最適なうんちの水分量は全体の70~80%だといわれています。
ですが、うんちに含まれる水分が60%以下になると、固いうんちが出たり、便秘になってしまいます。
つまりは、体内の水分不足が疑われます。
食物繊維と油の不足
水分をしっかりと取っていても、食べ物が原因となってコロコロうんちを引き起こす場合もあります。
便は食べ物で構成されているため、毎日の食事にも気を配ることは大切です。
食物繊維と油は、便と便を結びつける働きをしてくれます。
便を柔らかく滑らかにしてくれるので、腸管内を滑りやすくし、便が一か所に固まることなくスムーズに排便させてくれるのです。
想像するだけでもスッキリと気持ちがいいですよね(笑)。
食物繊維が便秘に良い!というのは良く聞く話ですが、油・・というのは頭になかった私です。
悪玉菌の繁殖
水分・食物繊維・油、この『良いウンチ』のための3点セットをしっかりと採れていてもコロコロうんちになる場合には、腸内で悪玉菌が優性になり、腸内環境が悪化していることが考えられます。
悪玉菌は、大腸に運ばれた便を固く・臭く・黒くしてしまいます。
固く、臭く、黒く・・・・!!
そんなの全部、絶対にイヤー!ですよね!!
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは、下痢や便秘を繰り返してしまうことです。
特に、電車や人ごみの中などでストレスを感じるときにお腹が緩くなりやすいといわれています。
これは、下痢と便秘を繰り返すことで溜まった便がひとつにならず、腸内でバラバラとなってしまうことからコロコロうんちの原因になっていると考えられています。
女性より男性に多い傾向があるそうです。
男性の方が意外とデリケートなんでしょうか(笑)?
コロコロうんち、腹痛との関係は?
コロコロうんちのときの腹痛は、普通の状態の便がでるときの痛みとは違うように感じませんか?
それには理由がありました。
普通の便は、直腸に下りてくるまではたいした痛みはなく、直腸にしっかりと溜まってから肛門付近で圧力がかかり、その時の圧力による痛みだけを感じます。
しかしコロコロうんちの場合には、固すぎる便が腸壁を刺激することにより痙攣(けいれん)して、そのために下腹部あたりからすでに痛みがおきているそうです。
コロコロうんちは、正式には「痙攣性便秘」とも呼ばれています。
腸が痙攣することにより便の流れがスムーズにおこなわれず、このことからキリキリとした痛みを感じる場合があるそうです。
なるほど..です。
コロコロうんち対策!解消法は?
上の原因を理解すれば、対策も見えてきますね♪
以下に詳細をまとめます。
水分をしっかりとる
コロコロうんちの原因でもある「水分不足」を防ぐためにも、水分をしっかり補給しましょう。
成人女性は1日に1.5リットルの水分の摂取が望ましいと言われています。
コロコロうんちの解消には、それ以上を摂取したいところです。
また、熱い飲み物も効果的ですので、白湯や温かいお茶を朝に飲む習慣を加えてみるといいのではないでしょうか。
温かい飲み物としておすすめなのが「ココア」です。
ココアには、食物繊維と整腸環境を整える栄養素であるリグニンが含まれています。
甘いもの好きの方ならおいしく続けられそうですよね。
食事に気をつける
食物繊維を含む食べ物を、意識して積極的に食べるようにしましょう。
わかめ・海苔などの海藻類や、こんにゃくやところてんなどがおすすめです。
特にところてんは、水分と水溶性食物繊維のみで構成された便秘には理想的な食べ物です。
また、ヨーグルトやキムチ・納豆などの乳酸菌の摂取や、適度な油(オリーブオイルなど)の摂取も効果的です。
生活のリズムを整える
生活習慣の改善も便秘解消には効果的です。
夜型の生活や睡眠不足などの生活の乱れは、自律神経の乱れにもつながります。
特に「痙攣性便秘」には、この自律神経の乱れが大きく関係しているとも考えられています。
睡眠時間を十分とり、規則正しい生活を心がけましょう。
ストレスを溜めこまない
精神的なストレスも自律神経の乱れにつながります。
自分なりのストレス解消法を見つけて、あまり考え込まず明るい気持ちで毎日を過ごしたいものですね。
さいごに
毎日の排便(うんち)は健康のバロメーターです。
便秘はつらいものですが、そればかりではなく、さらなる悪化や他の不調に繋がることもあるので、意外と重大なサインなんですね。
生活習慣の改善や、ストレス軽減などは、なかなか実際には難しい課題ではありますが、少しでも意識して改善を目指すことで、コロコロウンチ解消以外にも良い効果が得られそうですよ♪
たかがコロコロウンチ!
されどコロコロウンチです!!
なんでも早めの対策がカギですよね。
あなたは何から始めますか?
私は大好きなココアから♪♪♪