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アイスクリームに賞味期限がない理由&実際の消費期限の目安は?

雑学

冷凍庫をガサガサ漁っていたら、いつ買ったのか覚えのないアイスクリームが…。

慌てて賞味期限を確認するも…書いてない。

なぜ?これってまだ食べられるの?大丈夫?と迷ってしまいますよね。

ということで、ここではアイスクリームに賞味期限(消費期限)がない理由についてまとめてみました。

ということは…永久に食べられるものなのか、また手作りアイスの場合はどうなのかについても解説しています。

あなたの冷凍庫に眠るアイスクリームはどうでしょう。

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アイスクリームに賞味期限がない理由とは

まずは事実確認を。

アイスクリームに賞味期限は書かれていませんね。

つまり、去年買って1年冷凍庫で眠っていたくらいのアイスクリームであれば食べることは可能です。

それどころか、味もそんなに変わらないです。

 

賞味期限と消費期限

ここで再確認しておきたいのが、食品には基本的に【賞味期限】と【消費期限】というものが記載されています。

賞味期限

その食品を“おいしく”食べることができる期限のことです。

要はその製品を製造・管理した人(会社)が、この期限までであれば劣化せずに消費することができると定めた期間のことなのですね。

 

消費期限

これも噛み砕いて説明するのであれば、その期限を過ぎたら“食べることを控えたほうがよい”とされる期限のことです。

賞味期限が製造日から5日以内に来てしまう場合にも、この消費期限を用いることになっています。

 

アイスクリームに賞味期限・消費期限がない理由

ではどうしてそんな現象が起こるのかですが、アイスクリームというのは基本的に製造されたそのときから既に-18℃をキープされています。

一時的に、買って持ち帰るときには常温にさらされますが、溶ける前に真っ先に冷凍庫にしまいますよね。

-18℃でずっと保存されていること、使われている材料自体も劣化しにくいものが多いことから、雑菌などの増殖や劣化を防ぐことができるといわれているんです。

ですので、法律上でも「アイスクリームの賞味期限は表記を省略して構わない」ということになっています。

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アイスクリームは冷凍している限り永久に食べられるってこと?

賞味期限・消費期限がないということは、5年でも10年でも大丈夫なの?と非常食がわりにストックしたくなりますが、さすがにそういうわけにはいかないのです。

アイスクリームの劣化を防ぐためにはいくつかの要素が必要です。

-18℃以下をキープすること

まずは温度をずっとキープし続けることなのですが、家庭用冷凍庫ではこれがほぼほぼ不可能です。

業務用の冷凍庫などは基本的に-20℃以下に設定されていて、一瞬店頭に並べる時に常温の区域があるくらいで、しっかり温度が下げられているので問題ありません。(雑な店員さんの場合は別ですが(笑))

なのでずーっと業務用冷凍庫の中にあれば、数年程度は味も品質も劣化しないといわれているんですね。

ただし家庭用冷凍庫であれば話は別で、そもそもそこまでの保冷機能もなければ、何度も開け閉めするうちに温度があがったり、常温のものなどを冷凍庫に入れる度に温度が上がったりすることもあるでしょう。

つまり自宅保管においてこれを実行することは不可能なんですね。(家に業務用冷凍庫があれば可能ですけどね…。)

ちなみに持ち帰る過程などで1度溶けてしまった場合も条件を満たしません。

-18℃のキープは非常に難しいことなのですね。

 

未開封であること

そして2つ目の条件が“密閉されたままであること”です。

先ほど雑菌が繁殖しないといいましたが、1度でも開けてしまえばその瞬間に雑菌は入り込む可能性があります。

たとえ冷凍庫内で開封したとしても、空気中に-18℃以下でも死滅しない菌がいたら話は別ですよね。

ですので、完全に密閉した状態で保存し続けているというのも条件に当てはまります。

 

家庭用冷凍庫の場合の保存可能期間はどれくらい?

上の2つの条件をキープするのは、家庭では不可能に近いというのが分かったところで、実際、家庭用冷凍庫で保存しておくのはどれくらいが目安になるのか紹介していきます。

~2週間程度

買ってきたアイスクリームを溶ける前にサッと冷凍庫にしまった場合でも、品質・味・風味全てを劣化させずに消費するのであれば2週間以内がオススメです。

いくら賞味期限がなくても消費は早いほうが良いのですね。(もし開封したものを保存してある場合もこれくらいを目安に消費しましょう。)

 

~1カ月程度

大体冷凍したものといえばこのくらいが目安だと言われますよね。

このくらいまでなら風味は少しぼやけてしまいますが、買ったばかりの状態と比べてほぼ変わらない状態だと言えるでしょう。

もし持ち帰る道中などで溶けてしまった場合にも、このくらいまでに消費しておくべきでしょう。

 

2~3カ月程度

さらにそこから時間がたちますが、このくらいでも特に問題はありません。

頻繁に冷凍庫を開け閉めしていたり、真夏でうだるような暑さがある場合にはこのくらいの方がおすすめです。

 

6~12カ月程度

1年以内であればアイスクリームの劣化はそこまで気にならないでしょう。

ただしアイスクリーム専用?というか、小さな冷凍庫が別添えであるタイプの冷蔵庫を使っている場合には、このくらいで消費しておくほうが懸命です。

開け閉めが頻繁な場合などは特にですが、冷凍庫の奥に眠っていた場合にはまだいけます。

 

13カ月~

1年を過ぎたものに関しては、①冷凍庫の奥のほうにあった。②未開封だった。という要素がかさならないと、ちょっと劣化が感じられる可能性があります。

おおむね5年くらいであれば食べられるというアイスクリームですが、冷凍庫の入り口にあったり何度も溶けていたりするうちに当然劣化は進んでいきます。

バニラが黄色くなってきたり、チョコレートが溶けてもう一度固まった様子があれば早めに処理しておきましょう。

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手作りアイスクリームの場合はどうなの?

既製品については上でお話ししてきましたが、最後に手作りのアイスクリームについて紹介しておきますね。

ご存知の方も多いかと思いますが、市販されている食品の多くは保存料や添加物によって長く保存できるように工夫されています。

これが自宅で作ったものだと入っていないので、当然劣化するのが早くなってしまいます。

とくに手作りアイスクリームとなると夏に作る場合が多いでしょうから、目安としては2週間以内に消費するのが望ましいでしょうね。

作って保管する場合には、以下の点にも注意してください。

菌が入り込むことを防ぐ

できれば、凍らせたらそのまま保管しておける方法が望ましいです。

その際の容器や製造工程においても、できるだけ消毒などで菌が入らないようにすることで安全性が高められます。

 

溶けないようにする

1度作ったものが溶けてしまうと、1週間以内の消費が望ましくなってしまいます。

できるだけ温度に注意して、溶けたものを再冷凍することがないようにしましょう。

 

劣化と期間

もしできるだけ美味しい状態で食べたいのであれば、2週間といわず1週間以内にできるだけ早く消費するのが望ましいです。

逆に多少の劣化を気にしない(風味が損なわれたりクリーミーさが失われたりなど)という場合には、1カ月以内を目安に消費すれば問題ありません。

自分で保存料などを加えることもできますが、それこそ手作りの美味しさが失われてしまますよね。

せっかく作ったアイスクリームは、できるだけ冷凍庫の奥のほうで大事に保管して美味しく召し上がってくださいね!

 

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アイスクリームの賞味期限まとめ

いかがでしたか?

市販品であれば1年を目安に、自作であれば2週間を目安にとご紹介してきました。

もし1年を経過した場合でも、自分自身が気にならなければ食べてはいけないわけではありません

長期保管ができるものの、自己判断で食べなければいけないので、あまりに溶けたあとがあったり、変色しているものは避けておくと懸命ですよ。

冷凍庫の奥の方で保存しておくこともオススメしましたが、奥に入れすぎて忘れてしまうことのないよう気をつけてくださいね。

賞味期限や消費期限がなくても、あまり期間を置かず、美味しいうちにいただくのが一番ですので(*^^)v

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