標高・知名度ともに日本一の山といえばなんといっても“富士山”ですよね!
「富士登山」は、登山家だけではなく老若男女、果ては海外からも希望者が集まるほど人気。
今年は是非…と考えているあなたに、
今年2017年の富士山の山開きの期間や登山時間の目安、装備や服装についてまとめてみました!
特に、初めて富士登山を予定されている方に参考にしていただければ幸いです。
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富士山の山開きの期間!2017年はいつからいつまで
毎年微妙に変動する富士山の山開きですが、
山梨県側(吉田ルート)と静岡県側(富士宮・須走・御殿場ルート)で異なる年が続いています。
理由としては、
山口県側は、伝統にのっとり7月1日で固定したいこと、
静岡県側は、雪解けや山小屋などの整備を無理せず進めていきたいという背景があるようですね。
ということで、
【今年 2017年の富士山の山開きの日程】は
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山梨県側(吉田ルート):7月1日~9日10日
静岡県側(富士宮・須走・御殿場ルート):7月10日~9月10日[/su_note]
またお鉢巡り歩道も、静岡県側と同じく7月10日~9月10日となっていますよ。
※お鉢巡りとは火口の周りを一周するコースのことです。
下山に関して
山梨県側は9月11日の午前中までは通行可能、
お鉢巡り歩道は、9月1日~9月20日の間整備工事をしているので覚えておきましょう。
富士登山は梅雨明けがオススメ
またスケジュールの参考までにですが、
富士山の山登りに向いているのは梅雨明け以降だといわれています。
7月1日に山梨県側のルートが開放されるとはいえ、
雪が残っていたり、山小屋・トイレなどの設備が整っていない可能性が高いからですね。
もともと登山に自信があるという方をのぞいて、まだ早い時期での富士山は難易度が高すぎるでしょう。
山開きの時期や施設の運営情報については
こちらの富士山オフィシャルサイトのページにて確認できます。
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富士登山の時間の目安はどのくらい?
続いてチェックしておきたいのが、富士山の登山の時間の目安。
とくにはじめての富士登山や初心者の場合には、綿密な登山プランをたてておかないと危険なのでしっかりチェックしておきましょう。
登山ルートによっても富士登山の時間の目安は違うので、それぞれ紹介しておきます。
※以下のルート画像は【富士山オフィシャルサイト】からの引用です。
《吉田ルート》(山梨県側唯一のルート)
まずは、初心者におすすめといわれる吉田ルートを見ていきましょう。
(※画像はクリックで拡大します)
往復距離は14km!
所要時間の目安は、
登りが6時間10分で下りが3時間30分。
合計すると9時間40分なので、ゆっくり登りたいという場合には、半日くらいを目安にしておきましょう。
最も混雑するルートですが、救護所などの施設が多いので、不安がある場合にはおすすめです。
《御殿場ルート》
富士登山コースのなかで、最も長距離かつ難易度が高いといわれているのが御殿場ルートです。
(※画像はクリックで拡大します)
往復距離は17.5㎞。
登りが8時間10分で、下りが4時間20分。
合計で12時間30分という、間違いなく何度か富士山と同じくらいの山に登った経験がないと厳しい登山ルートですね。
混雑はしにくいかわりに救護所はなく、まさに自己管理ができるベテランのための道なので、経験をしっかり積んでから挑みましょう。
《須走(すばしり)ルート》
須走ルートは吉田ルートよりも距離が短いものの、難易度は御殿場ルートに続いて2位です。
(※画像はクリックで拡大します)
往復距離は13㎞。
登りは7時間、下りは3時間。
合計10時間のルートになっています。
途中から砂利道になるので、足元が見える日中に挑戦するのがおすすめです。
こちらも救護所はないですが、こまめに山小屋はあるので、自己管理ができるのであれば挑戦してみても良いでしょう。
《富士宮ルート》
富士宮ルートは、富士登山ルートにおいて最も距離が短いルートです。
(※画像はクリックで拡大します)
往復距離は8.5㎞。
登りに5時間30分、下りに4時間
合計9時間30分と、吉田ールートに並んで初心者でも登りやすいルートではあります。
ただし登山ルートが登りと下りで分かれていないので、譲り合いが必要になってきます。
岩場や急斜面が多いですが、高山病になるリスクは低いので、体力のあるが高い山の経験が乏しい人におすすめのルートです。
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夏の富士登山!装備や服装は?
最後に、夏の富士登山において、装備や服装についてのポイントを紹介しておきます。
登山経験が多い人ほど、装備や服装についてはしっかりチェックしているもの。
普段使っている装備でも今一度確認しなおしてみましょう。
《絶対必要なもの》
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- ザック
- 手袋
- 帽子
- 登山靴
- 肌着
- 水
- おやつ
- ゴミ袋
- 小銭
- コンパス
- 雨具
- 防寒着
- 地図
- ヘッドランプ
- 携帯電話
- タオル[/su_note]
服装としては半そではNGで、防寒着は真冬のものが良いです。
日中でも9度、下がるときは氷点下まで気温の下がる富士山に登るということを念頭におきましょう。
雨風が強くなると気温はより低くなりますから、寒さ対策と雨対策は最優先です。
帽子はヘルメットで代用(もしくは別途持参)がおすすめで、
おやつは、飴やチョコレートなど栄養補給しやすいものや簡単に食べられるものが良いでしょう。
とくにヘッドランプ、雨具、地図、防寒着は見落としやすいけれど絶対必需品なので要チェックです。
《可能な限り用意したいもの》
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- サングラス
- 日焼け止め
- 薬
- 身分証明書
- マスク
- ゴーグル
- 着替え[/su_note]
真夏の登山では、日焼けや日射病対策、濡れたり汗をかいた場合の着替え(乾きやすいものがおすすめ)などももって行きましょう。
災害時や噴火時にもぬかりなく、マスクや身分証を持っていくのも大事です。
《あると便利なもの》
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- 耳栓
- カメラ
- 魔法瓶
- カイロ
- ストック
- 腕時計
- スパッツ
- 防寒具
- ティッシュ[/su_note]
このあたりはあると便利なものなので、荷物の重さや量に余裕があればぜひ持っていってほしいものですね。
とくにカイロ、ティッシュなどはかさばらず便利度も高いのでおすすめです。
スパッツは、靴がハイカットでない場合には必需品になりますのでチェックしておきましょう。
富士登山を侮るなかれ
富士登山は、富士山が世界遺産に登録されて以降、さらに人気になっていて、
あまりに軽装で登山をする観光客が問題視されていますよね。
初心者向きと言われるルートもありますが、完全な山登り初心者にはそれなりにキツイものです。
ある程度経験があれば比較的挑戦しやすいルートが多い…というくらいの認識で、絶対に侮らないでくださいね。
時間や日程、泊まりか日帰りかなどしっかりとプランを練ってから挑みましょう。
装備や服装のチェックもぬかりなく、万全を期して、世界遺産での山登りを楽しんでくださいね♪
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