王表高額な買い物や契約に対して使われる収入印紙。
それに似通った言葉で収入証紙というものも存在します。
この違い、なんだかややこしくないですか?
かと言って、「今更人に聞けないな~」って思っていた私(;’∀’)
意を決して「収入印紙と収入証紙の違い」について調べてみました。
また、それぞれの購入場所についても紹介しますね。
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収入印紙と収入証紙について
収入印紙、収入証紙、それぞれを分けて解説していきますね。
収入印紙とは
収入印紙というのは、
租税(国税・地方税のことを指しています。簡単に言うと、税金のこと)の支払いや、行政に対する手数料を支払うために使われている証票(しょうひょう)のことです。
もう少し噛み砕いて言うと、
国が税金の手数料を徴収するときに使う証になるものが「収入印紙」ということになります。
印紙には、様々な額面が用意されていて、
最低額面が1円、最高額面が10万円の計31種類を財務省が発行しています。
収入印紙を貼る必要があるものって?
では、具体的にどのような時に収入印紙が必要になるのでしょうか?
収入印紙を貼る必要があるものを、法律では課税文書と呼びます。
この課税文書って、とーっても沢山あるんです。
今回は、その中のいくつかを紹介しますね。
商品代金を支払うときに、手形を発行する場合に必要になります。
取引金額が10万円未満の場合は収入印紙が不要となります。
10万円を超えてしまうと、金額に応じた収入印紙が必要です。
一般的に一番触れることが多いのがこの文書で、「領収書」のことを指します。
5万円を超える商品売買の際に、販売者が領収書を発行すると200円の収入印紙を添付して消印しなくてはいけません。
あれ?3万円じゃなかった?と思うかもしれませんが、
2014年3月31日まで、「金銭又は有価証券の受取書」に記載された受取金額が3万円未満ならば、非課税でした。
これが、改定されて「5万円未満」になりました。
ですので、レシートなどの金額が「3万円以上、5万円未満」の場合、収入印紙を貼ってしまうと印紙税を払い過ぎてしまうことに!
もし、間違って収入印紙を貼ってしまった場合、所轄税務署長に過誤納となった文書の「原本を提示」すると、過誤納の事実確認を受けられます。
そうすると、還付されますので覚えておくとよいですね(o^―^o)
また、「金銭又は有価証券の受取書」は、領収書やレシートを指すのですが、
「金銭又は有価証券の受取事実を証明するために、請求書や納品書などに『代済』『相済』『了』などと記載したもの、さらには『お買上票』などと称するもので、その作成の目的が金銭又は有価証券の受取事実を証明するために作成されたもの」(国税庁)も該当しますので、
印紙が必要な文書かどうかを常にきちんと確認したほうが良さそうです。
※これ以外の課税文書は国税庁が発行する「印紙税額一覧表」で細かく規定されているので、ここで該当するものがない場合はご確認を!
どこで購入できる?収入印紙の購入場所
収入印紙は以下のところで取り扱っています。
- 郵便局
- 法務局にある印紙捌き所
- コンビニ(一部)
- 金券ショップ(一部)
など。
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収入証紙とは?
収入印紙と似た名前で、混同してしまう人が多いのが収入証紙(しゅうにゅうしょうし)。
これは、地方自治体が条例に基づいて発行しているもので、
自治体に対する租税や手数料などの納付を行うための証票です。
東京都や広島県などの一部自治体では収入証紙は廃止されていますが、福岡県では領収証紙(りょうしゅうしょうし)と名称を変えて発行しています。
収入印紙を貼る必要があるものって?
では、収入証紙はどういう時に使うのでしょうか。
いくつか使用例をご紹介しますね。
運転免許を取得する際に、学科試験がありますよね。
試験を受けるには「運転免許学科試験の申請書」が必要なのですが、その申請書に収入証紙を貼ります。
また、全ての試験に受かり、運転免許証を発行する際にも、発行手数料として収入証紙を貼ります。
収入印紙を貼らないように注意しましょう!
自動車を持つと、保管場所の申請をしないといけないですよね。
その自動車保管場所証明申請の手数料として収入証紙を使います。
手続きの際は、自動車保管場所証明申請手数料と保管場所標章交付申請手数料がそれぞれかかりますので、二つの収入証紙を貼ることになります。
パスポートを発行する際は、収入証書と収入印紙の両方が必要になります。
また、パスポートの有効期限によって金額が変わります。
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※都道府県によっては、現金払いとしているところもあるので、パスポート申請窓口に問い合わせてから用意しましょう。
どこで購入できる?収入証紙の購入場所
収入証紙は以下のところで取り扱っています。
- 警察署
- 市役所・県庁
- 法務局
- 自動車学校
- 銀行
- コンビニ(一部)
など。
収入印紙と収入証紙の違い!
以上のことから、
国に対する手数料を払う印紙が「収入印紙」
地方自治体に対する手数料を払う紙が「収入証紙」
ということになります。
収める場所が違うということを覚えておくとよいですね。
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