故郷でお正月に食べた白いお餅をまた食べたいよーと感じている頃、至る所に売られ始める『バレンタインチョコ』。
現実に引き戻される瞬間です。
本命の人には、もちろんとびきりのチョコレートを贈るとして、問題は、義理的なチョコレート!
仕事上付き合いのある人に、友達に、甥っ子や姪っ子に…若干億劫ではあるけれど、毎年律儀に準備する私。
こうなると、『義理チョコ』も『友チョコ』も、私にとっては同じものなんだけど、みんなはどんな定義で分けているのかチョコっと気になってきました。
というわけで、今回は、義理チョコと友チョコの違いについて、相場について、はたまた、この制度はいつから始まったものなのか、その由来なんかも探ってみました。
義理チョコと友チョコの違いは?
義理という言葉には、【社交上しかたなしにする行為】という意味があります。
なので、『義理チョコ』とは、自分が好きという特別的な感情を持ってはいない異性、例えば会社の上司や取引先の人など、自分が社会で生きていく上で、チョコレートを贈っておいたほうが、自分の評価が上がるかも知れない、何もしないより無難だから…といった理由から贈るものですね。
大企業ともなれば、女性社員全員でお金を出し合い、たくさん入っているチョコレートを買い、男性社員同士で分けていただくという、形をとっているところもあるようです。
『友チョコ』とは、読んで字のごとく、友達へのチョコレートですね。
大切にしている友達に、自分で選んだり、作ったりした心のこもったチョコレートを贈ります。
- 義理チョコは心のこもっていないチョコレート
- 友チョコは心のこもったチョコレート
ということになりますね。
ですが、これはあくまでも定義です。
- 職場関係のチョコすべて心がこもっていないのか?
- 友達に渡すチョコにすべて心がこもっているか?
というと実際そうではない気がしませんか?
職場関係でも、日頃の感謝の気持ちをこめて…心のこもったチョコを渡す人もいるでしょう。
その場合は、ここでは仮に「尊敬チョコ」だったり、「感謝チョコ」とでも名付けましょうか。
友チョコでも仕方なく渡すなら、それは「義理チョコ」。
こんな風に、実際のところは定義に当てはまらないチョコも多数あるということですね。
義理チョコ&友チョコ それぞれの相場は?
みんなはどれくらいのチョコレートを買っているのか!
ある会社が行ったアンケート調査によると、『義理チョコ』にかける予算は1000円以下が60%という結果になったようです。
価格帯で見ると、501円から1000円以下が一番多いです。
『友チョコ』の相場は、簡単に表すと『義理チョコ』の倍くらいです。
価格が少し高くても、自分が食べたいチョコレートを友達に渡す。
また、自分で手作りしてラッピングにもこだわるという人もいます。
チョコレートを渡す相手への気持ちが、義理ではなく友情である分、金額に反映されるのでしょうね。
でも、想像よりも高めだったので驚きました。
あなたは、想定の範囲内でしたか?
義理チョコ・友チョコ いつから始まった?
日本でのバレンタインデー文化は1950年代から始まり、1970年代に定着したようです。
その頃にも義理でチョコレートを渡していた女性もいるようですが、本格的に『義理チョコ』文化が広がり始めたのは1980年代。
ホワイトデーができたのもこのころです。
『友チョコ』という言葉が、世間に広まるようになったのは、2000年に入ってから。
製菓会社の戦略ともいわれますが、『○○チョコ』というネーミングが増え、男性から女性に贈る『逆チョコ』や、自分から自分へ贈る『自分チョコ』、他に『世話チョコ』、『俺チョコ』などがあります。
さいごに
『義理チョコ』は、もらった人がお返しに困らない程度の価格のものを。
一方『友チョコ』は、二人以上で楽しく食べられるものを選ぶと良いと私は思います。
今では、チョコレートの種類もパッケージも豊富にあり、迷ってしまいますね。
「義理!」と割り切らずに、誰に対しても優しい心を込めて、一生懸命チョコレートを選び、メッセージカードでも添えて渡せるのがイイ女なのかな?とも思います。
私は小学生のころ、どうしても好きな男の子にチョコレートを渡したかったけれど、勇気がなく、仲の良い男の子に板チョコ一枚を渡して「この板チョコあげるから、この袋入りのチョコレートを○○君に渡して!」と言った経験があります(笑)
今でも謎です。
あのチョコレートが本当に好きな男の子に届いたのかどうか…。
こんな謎を将来に残さないためにも、本命も義理も友も、尊敬も感謝も!
すべて自分の気持ちに正直に♪
『バレンタインデー』が素敵な一日になりますように(*˘︶˘*).。.:*♡