唇のヒリヒリ・・ムズムズ・・チクチク・・
そのうち小さいプツプツが出来てくる口唇ヘルペス。
地味な症状とは言え、憂鬱ですよね。
そもそもどうして口唇ヘルペスになるのか?
なにが原因で発症するのか?
ここでは、口唇ヘルペスになる原因について、
また、早く治す方法として、病院で処方されるお薬や市販薬の紹介、日常生活での注意点を説明していきます。
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口唇ヘルペスはなぜ出来る?原因は?
口唇ヘルペスは、『単純ヘルペスウイルス』へ感染する事によって引き起こされ、
風邪をひいたり、ストレスが溜まりすぎるなどの体調の変化がきっかけになります。
※単純ヘルペスウイルスとは正式には『HHV-1』と呼ばれ、1型が口唇ヘルペスの原因になります。
他にも性器ヘルペスを発症させる2型(HHV-2)、
水ぼうそうや帯状疱疹を発症させる水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルス(HHV-3)など、9種類もあるウイルスの1種です。
単純ヘルペスウイルスに感染する事によって、免疫反応が起こり、抗体が作られ、ウイルスを体内から排除しようとしますが、
やっかいな事に、免疫が届かない三叉神経(さんさしんけい)節という神経に入り込んでしまいます。
この状態がいわゆる『潜伏感染』と呼ばれ、症状が出ない潜伏期間になってしまうのです。
潜伏されている間に、風邪やストレスで免疫力が落ちることで
三社神経節から出てきて、口唇に赤い疱疹(ほうしん)=を作ってしまいます。
また体質によって、季節の変わり目や生活の変化などにも症状が出る場合があります。
これらも、自分の心身にかかる疲労やストレス、心境の変化に伴って免疫が落ちるからだと考えられます。
水泡が出来る前の初期症状は、唇の違和感から始まります。
ピリピリ、チクチク、ムズムズといった違和感から、皮膚への違和感。
その後に赤い腫れが現れ、水泡になっていきます。
口唇ヘルペスを早く治す方法・治療法
残念ながら・・・
現代の医学では、口唇ヘルペスのウイルスを完全に排除する事は出来ません。
薬を使用して、ウイルスの増殖を防いだり、再発をなるべく防ぐことに重点が置かれています。
また、再発してしまった後も、なるべく早く対応する事で症状の重症化を防ぐ事ができます。
口唇ヘルペスのお薬
病院で処方されるお薬
抗ヘルペスウイルス薬(ウイルスの増殖を抑える薬)が一般的。
症状を診て、その時のヘルペスにあった薬を処方されます。
外用薬の軟膏やクリーム、内服薬の錠剤など、種類は多くありますが
全身に症状が出るなど重症化をした場合は、点滴静脈注射や入院の処置が行われます。
また、患部からの2次感染を防ぐための抗生物質を処方される事もありますので、医師の指示に従ってください。
市販薬にはどんなものが?
口唇ヘルペスの市販薬、どんなものがあるのでしょう。
アメリカでも効果が認められている塗るタイプの薬です。
有効成分ドコサノールが10%含まれているので、痛みや発症期間を軽減してくれます。
早期治療に期待でき、ウイルスが増殖する事を未然に防ぐ働きもあります。
ドッズ 口唇ヘルペスパッチ
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症状を隠すために利用できるパッチです。
ヘルペスの発症を隠すとともに、他人との接触感染の予防、他の部位への感染を予防、直射日光による重症化の予防など効果は様々です。
女性であればその上から口紅を塗る事も可能ですし、見た目が気にならなくなるのが嬉しいですね。
口唇ヘルペスを早く治すために!
ここでは、日常生活で気をつけるべきことを説明していきます。
体調を回復させる
ヘルペスウイルスが活発になるのは、疲労やストレスによって免疫力が落ちてしまっているから。
睡眠や食事のバランス、ストレス解消など、自分の体調を見直す必要があります。
バランスの摂れた食事
免疫力を高める効果のある、
ビタミンA,C,B1,B6などを意識して摂取しましょう。
食事だけで補うのが難しい場合は、サプリメントでの補充も効果的です。
最後に
一度体内に入ってしまったヘルペスウイルスは、今のところ排除する方法はありません。
後は、悪化させないこと、
また、再発をいかに防ぐか・・・ということが重要です。
発症したら、都度、症状の軽いうちにお薬などで悪化を防ぎ、
あとは生活習慣の見直しなど、免疫力の低下を防ぐ努力をしていきたいですね。