口唇ヘルペスって、
出来てしまうとなかなか治らないし、見た目にも悪いし、憂鬱ですよね。
しかも、「人にうつる」というのが本当に厄介!
そもそも、どんな感染経路でうつるのか?
極力うつさないよう(うつらないよう)にする為にはどんな対策をすれば良いのか?
ここでは、口唇ヘルペスの感染について、お話ししていきますね。
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口唇ヘルペスはうつる!その感染経路とは!
口唇ヘルペスは、『HHV-1』という単純ヘルペスウイルス1型が原因の病気。
これが、非常に感染力が強く、人にもうつってしまいます。
どんな感染経路が考えられるのか、見ていきましょう。
人同士の直接的接触
恋人同士や家族間の、キスや頬ずりなどからうつります。
中でも一番可能性が高いのが母子感染。
単純ヘルペスウイルスには、母子感染予防のワクチンが無いので、ワクチンによる予防は出来ません。
新生児の時は、抗体があるので感染は起きにくいですが、その効果が切れると感染の可能性が高くなります。
小児の初期発症は、口唇ではなく口内炎の症状で出る事が多いということです。
間接的接触・飛沫感染
日常生活の中では可能性が低いとは思いますが、
ウイルスを大量に含んだ水ぶくれが破裂した時に、非常に近くにいた場合やそこに触れた手で触ることで感染します。
また、ウイルス保持者の唾液から感染して、体内に潜む場合があります。
うつされてしまった方も、症状が出るまで気づけない事が多く、知らない間に移し合うという場合も。
食器やタオルなどの共有感染
ウイルスを含んだ水泡が破れた時に拭いたタオルや、
水泡を触った手で触った場所を、他人が触る事で感染を引き起こします。
水泡の破裂以外にも、症状が出ている時に使用した物にはウイルスが付着している事が多いので、
唇が腫れている、赤くなっているなどの症状がある時は要注意です。
初期感染時は口唇ヘルペスの症状が出る事が少なく、気付かない事も多いのですが、
口唇ヘルペスウイルスを保持(潜伏)している人は、
20歳で半数以上、60歳以上になると99%だと言われています。
大人ならば大半の人が持っているウィルスだと言えそうですね。
ということは、
多くの人が、いつでも発症する可能性があるということなので、
口周りの腫れや赤みがある際には注意が必要ですね。
水泡がある場合や自覚症状のある時は、早めに治療をして、他人との接触を極力減らしましょう。
空気感染はしないので、直接触ったり、物を共有しなければ移らない可能性の方が高いのです。
専用のパッチなども販売されていますので、人にうつさない為の対策として活用できそうです。
口唇ヘルペスが人にうつす(うつる)期間は発症からどれくらい?
口唇ヘルペスの症状が表面化していない時、潜伏の段階で人にうつることはほぼありませんが、
症状が表面化している時、赤く腫れたり・水疱が出来ている時は、もちろん人にうつります。
口唇ヘルペスは、だいたい1週間~2週間で自然に治癒すると言われていますので、
最低でも発症から1週間は人にうつる可能性がある!!
と覚えておくと良いでしょう。
ごく稀に、唾液にウイルスが混じっていて感染する事はありますが、
確率で言えば表面化している時に比べてグッと低くなるので、そこまで神経質になる必要はありません。
また新生児や高齢者など、免疫力の弱い人ほど移りやすく、症状が悪化しやすいウイルスになりますので充分注意しましょう。
口唇ヘルペスを人にうつさない為の対策
自分の口唇ヘルペスを周囲にバラまくワケにはいきません!!
というわけで、ここでは「人にうつさない為の対策」を紹介します。
患部をいじらない!
水ぶくれなどの明らかな症状が出ていると、
気になってつい触ったり、つぶしたくなりますよね。
けれども、水ぶくれを破る事で他の場所に感染したり、他の細菌への感染もあり得ます。
さらには、痕が残ってしまったり、他の人にうつす可能性を高めてしまいます。
症状が出たら患部を清潔に保ちましょう。
マスクやパッチで患部をカバー
直接触れさせない為に、隠しておくことは効果的です。
見た目が悪いので隠す・・という人もいますが、
なによりも、隠すことで接触感染の予防になりますので、是非積極的にカバーしてください。
同じ物を使わない
食器はともかく、家族間の場合など、普段からタオルを全く共有しないというのは、現実問題として難しいですよね。
ですが、口唇ヘルペスが表面に出ている間は感染力が非常に強いので、
その時だけは共有を避けるよう工夫したいですね。
症状を表面化させない
これは予防策になりますが、
生活習慣の見直しや、ストレスを発散する事で免疫力を高めると、ウイルスの活性化を抑える事ができます。
また、口唇ヘルペスの症状が出ている場合も、体力や免疫力が回復するとともに、自然と表面化したヘルペスは消滅していきますので、患部を清潔に保って療養しましょう。
最後に
インフルエンザなどもそうですが、人にうつるウィルスというのは、本当に気を使いますよね。
ですが、上で紹介したことを知っていることで、ある程度の認識もでき
少なくとも、人にうつさない為の最低限の対策は出来るのではないでしょうか?
そして大多数の人がすでに持っているウィルスですから、
感染・潜伏は免れないとして、
発症を抑える・再発を防ぐ為に、健康的な生活を送ることも課題になりそうですね。