冬のイメージの強いインフルエンザですが、実は1年中発病する可能性があるということをご存知ですか?
感染力も高く、家族の1人が発症すると、空気感染だけで全員発症してしまうことも…。
自分はまだ症状は出ていないけれど…もしかするとすでに感染していて潜伏期間中かも。
そんな時に出勤しても大丈夫なのか、出勤停止にはならないのか?
出勤することで、人にうつしてしまうことはないのかどうかが気になるところです。
ここでは、インフルエンザに家族が感染した場合の出勤事情についてまとめています。
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インフルエンザに家族が感染した場合は出勤停止?
家族の誰かがインフルエンザと診断された場合、本人は1週間~10日の自宅療養となります。
それほど感染力に脅威を感じさせるインフルエンザですが、果たして家族が感染した場合は、外出や出勤に問題はないのでしょうか?
・・・。
答えはとってもグレーです。
ダメというわけではありませんが、可能であれば2~3日は控えたほうが良いのは事実。
ですが、、、
実際のところは、発症するまでは普通に出勤される方がほとんどです。
なぜ出勤できてしまうのか
それは、インフルエンザ潜伏期間中であるという証明をとることはとても困難だからです。
発症前の検査では、必ずしも正しい結果が出るとは限りません。
また、発症前の検査は保険適用外なので、調べるとなるとそこそこお金がかかってしまうのです。
ただし、家族がインフルエンザの場合に出勤を禁止する会社もあるので、1度勤め先に確認してみてくださいね。
インフルエンザの潜伏期間は1~3日
インフルエンザのウイルスは、基本的に1~3日間体内に潜伏し、発症へといたります。
自然にウイルスがなくなることはほぼ無く、抗ウイルス剤での治療が一般的です。
家族の発症が分かって予防をはじめた段階で、すでに感染していた場合、2~3日様子を見ることで自分も感染しているかどうか多少は参考になります。
出勤するときも予防を忘れずに
会社からも許可が出て、出勤や外出することになったとしても、万が一自分が感染していた場合を考えて、周囲にうつさない配慮をすることが必要です。
もし、「隣のデスクの人のお子様がインフルエンザで~」と聞かされたら…、仕方のないことと言えど、自分にもうつったらどうしよう…と不安になる人が多いと思います。
家でも外出時でも必ずマスクを着用し、手洗いうがいをいつも以上に丁寧にするなど、自分より外に感染させないようにする配慮をするように心がけてください。
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インフルエンザに家族が感染!予防の為の薬はもらえる?効果は?
予防といっても確実性がないのがなんとも不安ですよね。
インフルエンザの治療薬として有名なタミフルですが、インフルエンザの予防にも効果があるのでしょうか。
また、家族が発症したことを理由に予防として処方してもらえるのでしょうか。
ここでは、インフルエンザの予防薬についてまとめました。
タミフルは予防に効果あり
インフルエンザのウイルスは、発症してからよりも潜伏期間のほうが力が弱いです。
そのため潜伏期間の段階でタミフルを服用することによって、発症する前にウイルスを消し去ることができます。
自分自身が発症していなければ、潜伏期間であれウイルスが体内にない状態であれ、予防策としては有効です。
予防を理由に処方してもらえる?
まず最初に言っておきたいのは、医療適応外であるため完全自己負担であるということです。
処方してもらうにもいくつか条件がありますが、どの場合も発症してからの処方ではないので、自費で購入する形になると覚えておいてください。
そのうえで処方してもらえるのは、特に感染リスクの高いとされる人のみです。
具体的にどういう人を指すのかと言いますと、インフルエンザを発症した人と一緒に生活している人のうち
- 65歳以上の高齢者
- 慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
- 糖尿病などの代謝性疾患患者
- 腎機能障害患者
以上のいずれかに該当する場合のみ処方されます。
まれに例外であっても、医師が必要であると判断された場合、免疫の弱っている人や子供に適応される場合もあります。
実際に私も小児科で見たことがあります。
長男がインフルエンザと診断されたお母さんが、まだ発症していない次男のタミフルを予防としてもらっておられたのを。
病院にもよるかと思いますが、一度聞いてみても良いかもしれませんね。
タミフル以外にもある
インフルエンザの予防薬はタミフルだけではありません。
リレンザ・イナビルも治療薬や予防薬として処方されます。
どれが良いかは医師の判断によるところが大きいですね。
タミフル・リレンザは10日、イナビルは2日間投薬されます。
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家族がインフルに感染した場合の最善予防策とは!!
さきほどもお話したように、家族がインフルエンザを発症した場合は自らも防衛し、これ以上外に出さないことが大切です。
予防薬の処方がなくても、自分でできる予防策を実践しましょう。
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- 本人も自分もマスクをつける
- 生活スペースを分ける、隔離する
- うがい、手洗い、消毒を念入りにする
- 免疫が下がらないよう食生活などに注意する
- 室内の換気や加湿に気を配る[/su_list][/su_note]
以上の5つに、いつも以上に気を配るようにしてください。
基本的にインフルエンザウイルスは、くしゃみや咳などの“飛沫感染”、ドアノブや手など、ウイルスが間接的に付着しておこる“接触感染”があります。
とても感染力の強いウイルスですが、徹底的に気を配ることで、予防できる可能性は確実に高くなります。
最後に
仕方ないとわかっていても、「家族が感染しているのに出勤してきて、なんて非常識な!」と感じている人も中にはいますので、マスクなどで過剰なほど予防していることをアピールしておきましょう。
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- 勤め先に可否を確認
- 潜伏期間があることを忘れずに
- 予防薬、予防策でしっかりと予防[/su_note]
以上の3点に注意して、家族の治療と自身の予防に努めてください。
とくに冬場は流行することが多いので、身近に発症した人がいなくても、自己防衛の意識を強くもつことが大切ですね。
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