美容大国”韓国”のソウルフード“キムチ”ですが、美容だけではなく健康効果も高いイメージが強いですよね。
とはいえ、具体的にどんな風に健康に良いのか、ちょっと気になりませんか?
というわけで、ここではキムチの健康効果をまとめてみました。
気になる塩分量や1日の摂取量、キムチの食べる頻度は毎日でも良いのかどうかなど、キムチ好きには絶対に知っておいて欲しい内容となっていますので、ぜひチェックしておいてください。
キムチの健康効果まとめ
知っている効果も知らなかった効果もあるかもしれませんが、この機会に正しい情報を覚えておいてくださいね。
お通じの改善
キムチに含まれる豊富な食物繊維と、とても強い乳酸菌のおかげでお通じが改善されるというのは比較的有名なお話です。
元々便通が良い人は食べすぎに注意が必要ですが、悪くはない…くらいの人や、便秘に困っている場合にはぜひキムチのパワーを利用してくださいね。
ちなみにこの乳酸菌、加熱して死滅したとしてもその効果は衰えません。
確実に腸内に届くくらい生命力の強い乳酸菌なので、どんな食べ方でもしっかり摂取できそうですね。
脂肪燃焼作用
「キムチを食べると汗がすごい!」という人も多いのではないでしょうか?
キムチは脂肪燃焼効果があるというのも有名な話ですが、実は内臓脂肪ですらも燃やしてくれると言われているのです。
ダイエット効果ももちろんですが、内臓脂肪や皮下脂肪にもアプローチできることで、生活習慣病などの予防としても有効なんですよ。
ちなみに、チゲ鍋など温かくして食べるとより効果的なので、この作用を狙っていく場合には温かい調理法がおすすめです。
コレステロール値の減少
脂肪燃焼作用だけではなく、毎日大量摂取することで、コレステロール値を減少させるという説もあります。
とは言え、大量に摂取すると良くない作用も出てきてしまうので、そのあたりにも考慮しつつ食べる量を調節する必要があることは知っておきましょう。
1日の摂取量については、次の章で詳しくお話ししています。
冷え性の改善
キムチに含まれる唐辛子には、カプサイシンという辛味成分があります。
これが全身の血流を良くし、冷え性の改善や予防の効果も見込めます。
冷え性が改善される・血流が良くなるということはすなわち代謝も良くなり、体内の老廃物や毒素を排出するはたらきも向上するということです。
とくに同じ姿勢を保ちがちな人や、冷え性に悩まされる人にはぜひ実感してほしい健康効果のひとつですね。
抵抗力や免疫力の向上
抵抗力や免疫力が向上すると何が良いのか?というところですが、わかりやすいものでいうと、風邪などの感染を予防したり回復を早めたり、細胞の劣化を防いだりするような効果が期待できます。
なぜそのような効果が現れるかというと、キムチに含まれる多くの栄養素に答えがあります。
ビタミンやミネラルといった普段の食生活で不足しがちな栄養素を豊富に含んでいるため、栄養不足になりづらいんですね。
キムチを食べるだけで、たくさんのビタミン・ミネラルを摂取できるというのは、なんだかおトクな感じがしませんか?
肝機能の増強
肝機能の増強というと何?ということになりますが、要はアルコールの分解機能や肝脂肪の蓄積・鉄分の過剰な蓄積を予防したりすることが挙げられます。
キムチと相性抜群の納豆も肝臓に良いので、ぜひ一緒に食べてくださいね。
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キムチの気になる塩分量と1日の摂取量
そんな健康に良い効果がたくさんあるキムチですが、摂りすぎで大変なのが塩分過多になりやすいことです。
ご存知の方も多いかと思いますが、キムチにはびっくりするくらいの塩分が含まれています。
具体的な数字でいうと、【日本人の平均塩分摂取量】は男性で11g・女性で9g程度だといわれています。
これが【目標値】となると、男性で8g・女性で7gですので、平均的にも塩分過多になりがちであることが分かりますね。
塩分は、摂取しすぎると高血圧や腎臓病・ガンなどの原因にもなりえると言われていますので、減塩を意識しておいたほうが健康には良いです。
ものにもよりますが、キムチの塩分含有量は平均して100gあたり2.2gとされていますので、オーバーどころか突き抜けていってしまうのです。
キムチの一日の摂取量の目安
キムチの1日あたりの推奨摂取量は50gといわれています。
上で紹介した塩分量を考えると、それだけでも摂り過ぎということになってしまいます。
もし高血圧などで塩分の摂取に制限がある場合には、キムチは控えたほうが良い食品であるといえるでしょう。
塩分に関してとくに気にならない場合でも、1日あたり50gを目安にしておいた方が良いでしょう。
また塩分はむくみを引き起こしやすいので、水分の摂りすぎにも注意してください。
塩分は気になるけど食べたい…そんな時は!
塩分が気になってキムチを控えようかな?と思っている人は、ぜひカリウムを同時に摂取してみてください。
カリウムはナトリウム(塩分)の吸収を抑えて、尿中に排出してくれる働きがあります。
バナナや柑橘系のフルーツなどにもカリウムが多く含まれますが、先ほども触れた“納豆”が、カリウムの含有量としてもキムチとの食べあわせとしてもばっちりです。
わかりやすく画像で解説すると…。
①納豆の上にキムチをオン♪
②まぜまぜ~♪
③お好みで、温かいご飯に乗せて召し上がれ~♪
画像で説明するほどでもないほど簡単でしたね(笑)。
一晩混ぜて寝かせておくことでダイエット効果も上がりますので、ぜひ試してみてくださいね。
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キムチは毎日食べるのが良い?
上で紹介したような、キムチの健康効果を最大限に得るためには、キムチは毎日食べるのが良いのでしょうか?
この答えはとっても明白、もちろん毎日食べたほうが効果が出やすくなります。
さらに言ってしまうと、毎食食べることでより効果が期待できるようになると言われています。
具体的には、毎日食べ続けることで脂肪燃焼効果を持続させたり、体内に悪い菌が定着しづらくするような効果があるんですね。
ただしキムチを毎日毎食食べるとなると、さきほどの塩分の問題もそうですが、他にも少々問題が出てきます。
そのあたりについても紹介しておきますので、念のためにチェックしておいてください。
ニオイの問題
ひとつめは口臭や体臭の問題で、キムチにはニンニクが含まれていたり、発酵して独特のニオイが出てしまうことがあります。
これがまたなかなか消えにくく、代謝を繰り返さないと体外に排出されづらくなってしまいます。
長いと数日続くのですが、毎日毎食食べていればずーっとニオイが消えないということになります。
これを防ぐには、まずニンニクの入っていないキムチを選ぶこと、キムチを食べる前に牛乳を飲んでおくこと、ブレスケアなど口臭ケアをすること、できるだけ発汗を促すようにすることなどで対策することができます。
完全に防ぐことはできませんが、少しでもニオイをどうにかしたい場合にはぜひお試しください。
刺激の問題
キムチは唐辛子などを主成分としていますので、当然刺激物にカテゴリされます。
のどが痛いときや体調が悪いとき、胃腸が弱い人などが定期的に摂取し続けてしまうと、逆に体調不良になったり不調が悪化してしまう可能性があります。
とくに多いのが下痢になることで、キムチの良い効果が逆効果になってしまうということにもなりかねません。
もし食べていて不調が出るようであれば避けたり、量を少なくしたほうが良いでしょう。
飽きてしまう
味が濃いものだけに、飽きてしまうというのがキムチのデメリットですよね。
そんなときは、いろいろなものを混ぜて食感を変えてみたり、いつもと違うキムチを食べてみるのもおすすめです。
たとえばですが、先ほどの納豆やオクラなんかも良いですし、豚キムチも好きな人が多いですよね。
また本場韓国の味と日本の味も大きく異なりますので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。
まとめ
キムチにはたくさんの健康効果がありますが、塩分の面では注意が必要なことがお分かりいただけたでしょうか。
どんなものにもメリットとデメリットがありますが、キムチの場合はとくにそれが顕著です。
大好きだからついつい食べ過ぎてしまったり、お酒のお供として、気付かないうちに過剰摂取していることもあるかと思いますが、「塩分」のことも頭の片隅に置いておいてくださいね。
それを除けば、健康効果絶大のキムチ。せっかくの効果を上手に活用していきたいですね♪