いかなごの漁業解禁時期は2月から3月です。
この頃の稚魚を逃すと、いかなごは大きくなってしまうそうです。
ということで、いかなごのくぎ煮は2月から4月が旬。
この時期に、新鮮ないかなごを使って、くぎ煮を作られる方も多いですよね。
私も友人にいつもお裾分けをいただいています♪
魚介類よりも肉類を多く食べる家庭が増えているそうですが、いかなごのような、食べやすく栄養価の高い魚を食べることは、成長期の子供たちにとってはとても大切なことです。
面倒な下処理をしなくても手軽に食べられる『いかなご』。
今回はそんな優秀食材「いかなご」について、栄養素やカロリー、くぎ煮のレシピやくぎ煮以外の食べ方などなどを紹介していきますね。
いかなごの栄養素&カロリーは?
いかなごの栄養素
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- カリウム
高血圧予防、筋肉の収縮をスムーズにします。
- カルシウム
骨や歯の元になります。
また、神経を安定させる働きがあります。
カルシウムが不足すると、骨粗しょう症のリスクが高くなることや、神経不安になりイライラすることも。
- 豊富なビタミン類[/su_list]
いかなごのカロリー
「いかなご」は低カロリー(125kcal/100gあたり)で、豊富な栄養を含んでいます。
稚魚をそのまま食用にするため、カルシウムを多く摂ることができます。
また、豊富なビタミン類ビタミンD、B2、B12を多く含み、活性酸素抑制・不眠予防・心の安定に効果があるとされています。
いかなごのくぎ煮(佃煮)の栄養価&カロリーは?
いかなごのくぎ煮は、神戸の播磨地域の郷土料理です。
なぜ「くぎ煮」という名前が付けられたのかというと、醤油などで煮詰められたいかなごは茶色くなり、湾曲して釘の様に見えることに由来します。
カロリーは161kcal(100gあたり)と、そんなに高くはありません。
栄養価はカルシウム、ビタミンD、B2、B12が高いです。
いかなごのくぎ煮を一鉢食べるだけで、カルシウム、ビタミンD、B2、B12については一日に必要な摂取量の8割以上を摂ることができるそうですよ!
いかなごのくぎ煮(佃煮)のレシピ&くぎ煮以外の食べ方は?
けっこう簡単な、いかなごのくぎ煮のレシピはこちら!
用意するもの
- いかなご 1kg
- 酒 50cc
- 醤油 200cc
- ザラメ糖 200g
- みりん 150cc
- 生姜 50g
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- 生姜を千切りにして、いかなごを水で洗う
- 鍋に酒、醤油、ザラメ糖、みりんを入れて煮立たせる
- いかなごと生姜を4回程に分けて加えていく
- 中火にして、アクを取る
- 30分くらい煮たら弱火にする
- 時々鍋をゆすり、全体に味が染み込むようにする
- 煮詰まってきたら、底面にしゃもじ等を入れ優しくひっくり返す(数回)
- 煮汁がなくなるまで煮込む[/su_note]
*何回も箸でつつくと、いかなごが折れたりします。必要以上に触らないことがポイント!
くぎ煮以外の食べ方は?
「いかなご」と言えば「釘煮」が浮かびますが、他にはどんな食べ方があるのでしょう。
- いかなごの天ぷら
天ぷら粉を付けて揚げるだけ
- いかなごの酢の物
わかめやきゅうりと一緒に酢、みりん、醤油と混ぜるだけ
- いかなごのだし巻き
卵といかなごを混ぜて、だし巻きを作る
- いかなごのスープ
わかめスープの中にいかなごを入れるだけ
まとめ
いかなごは、沿岸において食物連鎖の底辺を支える大切な魚です。
食物連鎖が崩れてしまうと、絶滅する種類も出てきますし、異常に増える種類も出てきますからね。
そんな「いかなご」を私たちもいただくわけですから、美味しく、そして有難くいただきましょう♪
釘煮しかイメージがなかった私ですが、調べてみると意外と他にも食べ方があるんですね。
カルシウムやビタミンも豊富ということで、ぜひ子供たちにも食べさせたい食材だという新たな認識ができました(*^^)v