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葛根湯は妊婦さんでも服用できる?副作用は?妊娠中の頭痛には?

雑学

妊婦さんにとって大敵の“風邪”

しっかり体調管理していても、風邪をひいてしまうこともありますよね。

そんな時、「葛根湯なら漢方だし大丈夫なのでは?」と思ってしまうのは、あなただけではありません。

私も妊娠中に風邪をひいた時に同じように思っていましたから(笑)

とは言え、「本当に大丈夫…?」と不安になってしまうものです。

 

私もそうでした(;’∀’)

というわけで、ここでは、

  • 妊娠中でも葛根湯は飲めるのか?
  • 副作用はないのか?
  • 妊娠中の頭痛にも効果はあるのか?

などなど、妊婦さんの葛根湯の服用について、私が調べたことを紹介していきますね。

また、葛根湯の代表格であるツムラとクラシエの葛根湯の違いについてもまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

 

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葛根湯は妊婦でも飲める?副作用はない?

妊婦さんが葛根湯が飲めるかどうか!

この答えは、実は…

 YESでありNOでもあります

これでは答えになりませんので、一体どういうことなのか?詳しくみてきましょう。

 

葛根湯の合う体質

漢方とは、その人その人の体質や体調に合わせて調合されるのが元々の作られ方です。

今はいくつかの種類が有名になってきてはいますが、それでも○○な体質の人というような、向き不向きはあるんですね。

葛根湯は「健康的で体力のある人」に向いている漢方薬ですから、妊婦さんだからこそ、服用に慎重になる必要があるのは分かりますよね。

 

成分によっては危険

葛根湯は7種類の生薬を基盤に作られています。

この生薬の中に「麻黄(まおう)」「甘草(かんぞう)」というがあり、この2つは特に副作用に注意が必要なのです。

副作用については後で詳しく説明していきますね。

 

自己判断ではNG

結局はこういうことです。

妊婦さんの服用については、自己判断では絶対にNGです。

市販の葛根湯を勝手に服用するのは危険ということになるんですね。残念ですが…。

 

たとえ出産経験のある妊婦さんだったとしても、「前のときは大丈夫だったから…」と飲んでしまわないようにしてくださいね。

更に言ってしまえば、妊娠中に出た薬だからと、時期(妊娠初期→中期→後期)が変わってから飲むのも大変危険です。(葛根湯に限ったことではないですが)

妊娠中の時期によっても、OKなお薬とダメなお薬が違ってくるということです。

必ず受診時に医師に指定された期間・症状に合わせて飲むようにし、飲み続けるのが不安な場合は、電話でも良いので確認しておけば安心です。

漢方だから大丈夫!というのは、やはり間違った認識なんですね。

 

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妊婦さんの葛根湯の服用!副作用はある?

医師に処方され、指示を受けたような場合にも、副作用が出る可能性はゼロではありません。

妊婦さんによく起こる副作用は以下の通りです。

[su_list icon=”icon: play” icon_color=”#f22e31″]

  • 胃痛、むかつき
  • 吐き気、嘔吐

など[/su_list]

更に、妊婦さんに限らず起こりやすい副作用が以下の通りです。

[su_list icon=”icon: play” icon_color=”#0f0b8c”]

  • 動悸、息切れ
  • 不眠
  • 食欲減退、不振
  • 異常な発汗 

など[/su_list]

先ほどの「麻黄」には発汗作用があり、「甘草」には血圧上昇浮腫(ふしゅ)【=むくみ】を引き起こす作用があります。

どちらも妊婦さんにはNGであることはご存知の方が多いでしょうが、これだけでも自己判断での服用がいかに危険か分かりますね。

 

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葛根湯は妊婦の頭痛にも効く?

さてちょっと話は逸れますが、妊娠中に頭痛に悩まされて、葛根湯でなんとかならないかなぁ~…と思っている人もいるのでは?

こちらも私自身がそうでしたから(;’∀’)

 

頭痛に葛根湯は効果があるのか?!

ではまず、頭痛に葛根湯は効くのか?という問題について説明していきましょう。

これも答えとしてはとっても曖昧で、【効く場合もある】というくらいの感覚なんですね。

しかし風邪の場合とは違って、限りなくその可能性は低いです。

→葛根湯の効果!頭痛や咳・喉の痛みには効くの?

 

もし周りに出産経験がある人がいたら、「妊娠中に頭痛で葛根湯が出たことってある?」と聞いてみてください。

恐らくほとんどいないと思います。

 

そもそも葛根湯は「頭痛」+「風邪っぽい」というような症状のときには有効ですが、頭痛だけを治すならもっと有効な薬がたくさんあるんですね。

先ほども説明したように、副作用や危険な成分もありますから、極力妊婦さんに葛根湯はおすすめしないという医師もいます。(とくに妊娠初期には)

以上のことを踏まえると、妊婦さんの頭痛には葛根湯ではない薬の方が良さそうですね。

こちらも産婦人科で頭痛薬を処方してもらえますので、自己判断で飲むのではなく、

担当医に相談の上で処方していただいた方が安心で、妊婦さんの精神衛生上もこちらの方がおすすめです。

 

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ツムラとクラシエの葛根湯!中身は違うの?

さいごにツムラとクラシエ、代表的な葛根湯の違いについて説明していきましょう。

葛根湯って、ツムラとクラシエのものが主流ですよね。

同じ「葛根湯」という名のお薬。

メーカーが違うことで、中身に違いは出てくるのでしょうか?

個人的に気になっていたので、これを機に調べてみたところ、結構違いがあったので紹介しておきます。

まあ簡単に言ってしまえば、配合のされ方・味・飲み心地・価格などが違うのですが、まずは分かりやすく比較しますね。

 

《ツムラの葛根湯》

【代表的な成分】

[su_note note_color=”#bed4e7″ text_color=”#000000″]

  • 日局カッコン 2.68g
  • 日局タイソウ 2.01g
  • 日局マオウ 2.01g
  • 日局カンゾウ 1.34g
  • 日局ケイヒ 1.34g
  • 日局シャクヤク 1.34g
  • 日局ショウキョウ 1.34g[/su_note]

※日局とは、日本薬局方という医薬品に関する品質規格書のこと。

【そのほかの特徴】

[su_note note_color=”#e4ecf4″ text_color=”#000000″]

  • 比較的顆粒の粒が大きめである
  • 2.5g×8包(1日2包、参考価格:1200円)
  • 2歳以上で服用可能[/su_note]

 

《クラシエの葛根湯》

【代表的な成分】

[su_note note_color=”#bed4e7″ text_color=”#000000″]

  • カッコン8.0g
  • マオウ
  • タイソウ各4.0g
  • ケイヒ・シャクヤク各3.0g
  • カンゾウ2.0g
  • ショウキョウ1.0g[/su_note]

【そのほかの特徴】

[su_note note_color=”#e4ecf4″ text_color=”#000000″]

  • 同じ葛根湯の顆粒でも複数ある
  • 2.0g×10包(1日3包、参考価格:1800円)
  • 4歳以上から服用可能[/su_note]

ざっと見ただけでも、素人目にも違いがあるのが分かりますね。

どちらも成分の種類は同じですが、その分量などが異なり、1日の服用回数なども違います。

どちらが好きかは好みではありますが、いずれも妊娠中の服用はNGですので、それは覚えておきましょうね。

 

妊娠中の不調は産婦人科へ

妊娠中の葛根湯は医師の処方以外ではNGだということが、お分かりいただけたと思います。

少し風邪っぽいだけ。まだ引きはじめだからお医者さんに相談するほどのこともない!

と、葛根湯を手に取ってしまう妊婦さんの気持ち、とっても良くわかります。

ですが、葛根湯の成分には「三禁」と呼ばれる、妊婦さんにとって避けるべき「発汗」「下痢」「多尿」のうち「発汗」を促す可能性があるんですね。

産婦人科などで処方される葛根湯は、それを引き起こす成分を除いて配合してあったりするので、市販薬や自己判断で服用するのはやめておきましょうね。

次の診察日までまだまだ日もあるし…という場合は、まずは電話で聞いてみると良いですよ(o^―^o)

 

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