みかんの皮(陳皮)が健康や美容に良いと言われていますが、一体何がどう良いのでしょうか?
みかんの実を美味しくいただいた後に残る皮。
今まで捨てていた人も多いのでは?
ここでは、みかんの皮(陳皮)の効能・効果や使い方&作り方を解説していきます。
今日からきっと、もったいなくて捨てられなくなりますよ(笑)!
「陳皮(ちんぴ)=みかんの皮」の効能・効果まとめ
それでは早速、陳皮の効能・効果についてまとめてみたので、1つずつチェックしてみてください。
全く知らなかった驚きの効能・効果があるかもしれませんよ♪
リラックス効果
まずはリラックス効果ですが、いわゆる柑橘系の香りがこの効果をもっています。
イライラしている時やストレスが溜まっている時に、すっと気持ちを落ち着けてくれます。
しかしながら、意識を分散させる効果があるので、集中したい時にはおすすめできません。
血流改善
毛細血管を強くすることで、血流を改善してくれるはたらきがあります。
さらにみかんの実は体を冷やす作用をもつのですが、陳皮は逆に温める作用を持っています。
そのため血流が良くなり、さまざまな良い効果が得られるんですね。
ただし高血圧の人は、陳皮の作用で血圧が上がってしまう場合があるので注意が必要です。
アンチエイジング
陳皮にはポリフェノールの一種が含まれており、特別大きなはたらきではないものの、少なからず抗酸化作用…アンチエイジング効果をもっています。
アンチエイジングを目的とすると少々物足りないかもしれませんが、ほかの効果を目的にアンチエジングを得られると考えると、とっても得した気分になりますね。
美肌効果
みかんといえばビタミン!ですが、それだけではなく、陳皮には美肌効果がしっかり詰まっています。
美しい肌は女性であれば誰でもあこがれますし、今は男性でもスキンケアをするような時代です。
ただ美肌にするだけではなく、アンチエジングや血流改善による顔色の改善などにも繋がってくると思うと嬉しいですね。
消化器官のサポート
陳皮の代表的な効能として、消化器官のサポートが挙げられます。
具体的には、食欲不振・胃もたれ・消化不良などによる胃や腸を健康にしたり、消化を助けるようなはたらきをしてくれるんですね。
なんとなくお腹が張っているような感じがある時や、消化器官が弱っている時にはぜひ試してみてください。
肝臓のサポート
消化器官だけではなく、肝臓もサポートしてくれるのが陳皮のスゴイところで、二日酔いの時に助かったという人もいます。
画期的な効果ではないものの、普段からのサポートや、特別肝臓に負担がかかるような場合にはあって困ることはないでしょう。
アレルギーの緩和
花粉症などアレルギー症状の緩和にもみかんは効果的で、その効果は陳皮にももちろん含まれています。
むしろ陳皮のほうが効果が高いくらいで、鼻炎や花粉症をはじめとするアレルギー症状の緩和に役立ってくれます。
生活習慣病の予防・改善
紹介していく効果の相乗により、生活習慣病の予防や改善にも効果が期待できます。
たとえばですが、消化器が活性化することにより余分な脂質の吸収を防いでくれたり、血流がよくなることで代謝が上がり、デトックス作用が見込めたりします。
咳止め
咳や痰といった喉のトラブルにも陳皮はお役立ちです。
陳皮は温かい飲み物に混ぜて飲むと、さらに良い効果が望めます。
とくに冬場は乾燥から咳が長引いたりするので、ぜひ活用してみてくださいね。
むくみの予防・解消
陳皮には、むくみの予防や解消の効果も期待できます。
とくに女性は”むくみ”で悩む人が多いので、ぜひ覚えておきたいですね。
冷え性の予防・解消
さらにさらに!冷え性の予防・解消の効果もあるとされています。
冷え性改善はむくみの予防につながりますし、血流改善により、わりと早い段階で冷え性の改善が見られたりもします。
冷えが原因の肩こりや、ダイエット効果も期待できますよ。
ダイエット効果
さまざまなはたらきが重なることで、陳皮にはダイエットのサポートをする効能もあります。
冷えや代謝UP・デトックスなどはとくに分かりやすいところですし、消化器官に作用して脂質の摂取を抑えたり、糖質を吸収する前に消化してくれたりというはたらきもあります。
ダイエットもできるなんてちょっと驚きですよね。
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もちろん皮だけでなく、みかんの実にも栄養たっぷりですよ。
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陳皮の使い方
続いては、そんな健康にも美容にもおすすめな陳皮の使い方を見ていきましょう。
飲み物に入れて
手っ取り早いのが飲み物に溶かし入れる方法で、とくに人気なのが紅茶です。
普段の紅茶に混ぜても良いですし、もちろん陳皮だけでも飲めれば、お湯に溶かして牛乳やお砂糖・はちみつなどを入れるだけでもOKです。
柑橘の香りが陳皮の特徴なので、ぜひ香りも楽しんでくださいね♪
調味料として
料理の香り付けや、塩・砂糖などに混ぜて使ったり、サラダのドレッシングとして使ったり、実は市販の七味唐辛子にも陳皮が使われていたりするんですよ。
カレーやお漬物・煮物などにも使えるくらいなので、若干スパイシーな部類に入るのが分かるかと思います。
生姜とも相性が良いので、薬味のような意識で使うと馴染みやすいですよ。
食材として
陳皮そのものを食材として使うような方法もあります。
きんぴらにしたり、クッキーやケーキの生地に混ぜたり、こまかくしてご飯や麺類にふりかけたり…使い方はいろいろ。
あまり大きいままだと使いにくいので、細切りにしたりすると使いやすいですよ。
入浴剤として
食べる以外の方法としては、入浴剤として使うのもおすすめです。
とくに美肌効果は外側からのはたらきも大切なので、お肌でしっかり吸収しながら、香りでリラックスもでき、入浴剤としても抜群ですね♪
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陳皮の作り方
効果・効能を知って使い方を知っても、作り方が分からなければどうしようもないですよね。
最後に陳皮の作り方を紹介しておきます。
まず用意するものはコチラ。
みかんの皮
できれば無農薬のワックスのついていないみかんの皮が望ましいです。
農薬やワックスがついていても構いませんが、とくにワックスはあまりつけたままにするのは良くないので、ワックスがついている場合には食品用洗剤で洗ったり、ぬるま湯で磨いたりしてください。
カゴ
陳皮は干す過程が重要なので、風通しが良く、干しやすいカゴや網を用意しましょう。
ザルなどでも良いですが、干しやすいもの・保管しやすいもの・干したりしまったりしやすいもの・安定感のあるものなどを選ぶとより良いです。
密閉容器
陳皮を保管するのにおすすめなのが密閉容器です。
手作りの場合は保存料なども一切含まれない無添加な状態なので、市販のものよりも痛みやすいです。
基本は風通しの良い冷暗所での保存が必要なので、場合によっては冷蔵庫を使う方が良いですね。
香りや乾燥を保つ面でも密閉容器がベストなので、事前に準備しておきましょう。
陳皮の作り方
①みかんの皮の下準備をする。
まずはみかんの皮のヘタを取り、必要であれば洗いましょう。
むいたままでも良いですが、あとから保管しやすいように、ある程度細かくしても良いですよ。
②天日干しもしくは陰干しをしてしっかり乾燥させる
ここが陳皮のキモで、意外と失敗しやすいポイントです。
大事なポイントは風通しの良い場所に干すことと、天気が悪い日は屋内に入れることです。
室内に入れる場合は扇風機を当てたり、少量であれば冷蔵庫に入れたりすると良いですよ。
※粉末で使う場合はミキサーなどで細かくする
細切りや粉末状にするのが使いやすいので、お好みに合わせて加工してもOKです。
しかし細かくすればするほど保存期間が短くなりやすいので、できることなら使える分ずつ加工するのがベストです。
市販でも購入できます
上の工程は難しいものではありませんが、どうしても面倒なことが苦手な方や、天日干しの難しい環境の方などは、市販でも売られていますので検討されても良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
陳皮は漢方薬・生薬としても使われるほど、健康・美容効果が多いものです。
みかんの時期である冬場に余ったみかんの皮を使って作っておいて、年中使うという人もいます。
ちなみに、冬は自分で作り、それ以外の季節は市販品で…というのが私のスタイルです♪
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