健康や美容のために水をたくさん飲むと良い!という話をよく耳にしませんか?
そして実践している人もみかけますが、一方で効果はないという話を耳にしたり…。
もし良い効果があるのであれば試してみたいけれど、実際のところどうなのだろう?
というわけで、ここでは”水をたくさん飲むことで得られる効果”について、そのメリットをまとめてみました。
またダイエットにも有効なのかどうか、逆に、水を大量に飲むことにリスク(デメリット)はないのかについても説明しています。
さらには、無意識に大量の水を飲む場合は病気の可能性がある?!といった、水をたくさん飲むことの影響についてお伝えしていきます。
水をたくさん飲む効果・メリットとは!ダイエットにも有効?
水を飲むことのメリット
まずはメリット・効果から順に解説していきます。
心臓病の予防
水を1日コップ5杯以上飲んだ人は、コップ2杯以下しか飲まなかった人よりも心臓病で死に至る確率が41%低いと言われており、水をたくさん飲むことが心臓病の予防として直結することが良くわかります。
消化器官のはたらきを助ける
水の摂取は消化器官のはたらきを助け、余分な成分の吸収を抑えてくれます。
デトックス効果
水をたくさん摂取することにより、デトックス効果も期待できます。
老廃物をしっかりと排出することで、美容や健康において良い効果をたくさん得ることができます。
とくに、排泄後に水をコップ1杯ほど飲む習慣をつけておくと良いと言われています。
美肌効果
デトックス効果や水分補給などにより、美肌効果も得ることができます。
にきびや吹き出物ができやすい人や、乾燥肌が気になる人は積極的に水を摂取すると良いですね。
お肌のスキンケアは外側からだけではなく、内側からもしっかりとケアしていかなければなりません。
がん予防
水分をたくさん摂る人は、がんを予防することができるとも言われています。
主に消化器官や膀胱・乳がんなどの予防に効果的だとされているので、覚えておきたいですね。
基礎代謝UP
水をよく飲むことで基礎代謝がUPします。
基礎代謝が良くなれば免疫力もUPし、風邪などの感染症を予防するようなはたらきが期待できます。
冬場に風邪を引きやすい人や、ヘルペスができやすい・免疫力が低下している人は、水をたくさん飲んで基礎代謝を上げておきましょう。
血流改善
水を飲むことで血液の流れがサラサラになるとも言われています。
血流が改善されると、当然生活習慣病などのリスクが低下しますし、それこそ代謝も良くなります。
酸素の供給などもスムーズなので体もしっかりと動くようになり、体力向上や運動能力が高まったりもします。
便秘改善
水分を十分に補給しておくことで、便秘の改善・予防にも役立ちます。
便秘の解消には食物繊維と水分がポイントなので、便秘に悩む場合には食物繊維も併せて摂取するようにしてくださいね。
二日酔い予防
二日酔いの原因のほとんどが脱水症状によるものなので、水をたくさん摂取しておくことでそれを予防することができます。
さらに水をたくさん飲めば利尿作用も期待でき、アルコールを早く体外に排出することもできるのです。
二日酔いの時に水をガブ飲みするというのも、理に叶っているわけですね。
脳が活性化する
水が体内に行き渡ることで脳も活性化します。
朝起きた時や集中が切れたときに、コップ1杯の水を飲んでみると、思いのほか頭がすっきりするのでぜひ試してみてください。
脱水症状を防ぐ
人間の体には水分が必要不可欠で、損なわれるとさまざまな不調を引き起こします。
脱水症状もそうですが、それに伴う頭痛や運動能力の低下・ふらつきなどを防ぐことができます。
ただただ水を大量摂取すれば良いということでもないですが、定期的に水を飲む習慣をつけておくと効果的だと言われています。
現代人のほとんどが水分の摂取量が不足しているそうですので、意識して普段よりも多めに水を飲むのはおすすめですよ。
水をたくさん飲むとダイエットに良い?
水をたくさん飲むことで美容・健康、そしてダイエットに繋がる…これもどこかで聞いたことがないですか?
真相はどうなのか、考えてみたいと思います。
まず上で紹介したメリット・効果から具体的に選抜すると
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- デトックス効果
- 基礎代謝UP
- 便秘改善
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これらはダイエットに対して良いはたらきをする可能性が非常に高いです。
ほかにも、空腹感を紛らわすことができたり、空腹だと思っていたのが、ただの水分不足だったということもあります。
ですので、ダイエットに効果的なのかそうでないのかと問われれば、効果があるという結果になりますね。
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水をたくさん飲むリスク・デメリットは?
ここまでの結果を考えると、水をたくさん飲むことは全てにおいて良いこと…のような印象を受けるかと思いますが、逆にリスクやデメリットがないのかどうかも考えてみたいと思います。
ここではリスク・デメリットになり得ると思われることを紹介していきます。
水中毒
水を大量摂取するうえで最も危険なのがこの水中毒で、症状としては熱中症によく似たものがあります。
水ばかりをたくさん摂取することで血液の濃度が低下し、さらにミネラルや塩分・糖分など必要な栄養素が不足してしまうことなどが原因として挙げられます。
うっ血性心不全
臓器がむくんでしまい、そのせいで息苦しさや動悸などを引き起こします。
心疾患のある人や、不整脈など血流に問題のある人はとくに注意が必要です。
胃痛・胃けいれん
水を飲みすぎると胃液が薄くなってしまい、消化機能も低下してしまいます。
その結果、胃痛や胃もたれ・胃けいれんなど胃腸のトラブルを引き起こしやすくなります。
頻尿
こちらは安易に想像できるかと思いますが、単純に水分を摂りすぎることで頻尿になってしまうというデメリットもあります。
常に水分を摂取し続けるような癖がついている人は、長時間のドライブや映画鑑賞の際には注意が必要になりますよね。
むくみ
さきほど臓器がむくむと言いましたが、ここで言う「むくみ」は体のいたるところがむくむという意味です。
ひどいと、足の甲や顔などもパンパンにむくんでしまい、血流不全などを引き起こすこともあります。
水分不足でもむくみを引き起こしますが、水分過多でもむくみを引き起こすということ。
塩分の摂り過ぎも「むくみの原因」になってしまうので、塩分も水分も過多…という状態は避けたいところです。
水太り
水を飲みすぎることで水太りという現象を引き起こし、セルライトができやすくなってしまいます。
水をたくさん飲むことはダイエットに効果的だといわれますが、飲みすぎてしまうと水太りを引き起こすことを覚えておく必要がありそうです。
過度の依存
水を飲むことを習慣化するのは大事なのですが、逆に大量の水を飲まないと、のどが渇いて渇いて仕方ないという依存症状が出ることがあります。
水を手放せなくなっているような自覚がある場合には、若干飲みすぎであると思っておきましょう。
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無意識に水をたくさん飲むのは病気の可能性も?
水をたくさん飲むことは良い面もたくさんありますが、実は無意識のうちに水をたくさん飲んでしまう場合、病気である可能性が出てきます。
さきほど紹介した水中毒や依存などのように、水を手放せない・気づいたら飲んでいる場合には注意が必要です。
とくに水中毒の場合は精神的な影響をもつものもあり、ストレス解消・精神安定のために水を飲んでしまい、必要以上に水を飲んでしまっている可能性があります。
その結果、デメリットやリスクがでることは先ほど解説したとおりです。
そのような場合、以下のようなことが考えられます。
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- 心因性多飲症
- 低ナトリウム血症
- 多尿症
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それらが進行することで、水中毒を引き起こしやすくなるというわけです。
基準としては、1日に6ℓ以上の水を摂取するようであれば、ほぼ間違いなく治療が必要とされています。
1日あたりの水の摂取量の目安は、体重にもよりますが、1.5ℓ~多くても2ℓ程度にとどめておくと良いでしょう。
それ以上の摂取をほぼ毎日続けている場合には、飲みすぎになっている可能性が考えられるので、一度医師の診断を受けておくと安心ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
水はたくさん飲むことで良い効果を得られますが、飲みすぎるとデメリットになるだけでなく、重大な疾患へと変貌する可能性があることがお分かりいただけたでしょうか。
健康や美容のために水をたくさん飲んで良い効果だけを得たい!という場合には、1.5Lを目安に摂取するようにしてくださいね。
水を飲みなれない人にとっては、1.5ℓでもなかなかの量だと思いますが、この量なら良い効果がたくさん期待できるので、習慣としてはじめてみても良いですね♪