【喪中のときはお祝いごとやお正月のイベントごとも自粛する】
これ、聞いたことありますよね。
門松にしめ飾り・鏡餅などなど・・・喪中の時はどうするのか?
やっぱり飾らないものなのか?
こういうマナーって、大人になったらなかなか人に聞きにくいものですよね。
大丈夫ですよ!
ここでしっかりお教えします★
喪中時のお正月飾り、おせち料理やお年玉・初詣、また新年のご挨拶など、喪中時のお正月の過ごし方についてご紹介していきますね。
喪中のしめ縄や鏡餅などの正月飾りはどうする?
家族や近しい方が亡くなると、一定の期間、【死を悼み身を慎むこと】を服喪(喪に服す)といいます。
この喪に服す時間を「喪中」といって、さまざまなお祝いごとを控えるのが昔からの通例となっています。
よって、お正月を飾るしめ縄・鏡餅ともにNGと考えられています。
ほかにも、門松・お屠蘇(とそ)などもNGです。
しかし、一般では服喪とは、故人が亡くなってから49日間(地域や宗教により諸説あるそうです)を指すことが多いとも言われているために、最近ではそれを過ぎると、ご家族のルールで家庭内ではお正月をお祝いされるご家庭も多いそうです。
しかしその場合でも、外に向けて飾るような門松やしめ縄は控えておいたほうが無難でしょう。
喪中のお正月の過ごし方!おせちやお年玉・初詣は?
それでは喪中時のお正月の過ごし方はどうでしょうか。
お正月といえば、みんなで囲むおせち料理。
おめでたい食材や縁起ものがつまった、お正月の定番ですよね。
このおせちですが、お祝いごとの食事になるので控えたほうがいいと言われてきました。
ですが最近では、お祝いごととしてではなく、日常の食事のひとつとして食べるのであれば問題ないとも言われています。
お屠蘇を酌み交わしたり、おせちについている祝箸(いわいばし)を使ったりしないのであれば、ご家族のルールで判断してもいいのではないでしょうか。
それでは、【お年玉】はどうでしょう。
お年玉の始まりは、年神さまに供えた鏡餅を参拝者に配ったのが始まりだと言われています。
もともとが神事なので、喪中であっても問題ないと考えられています。
ですが、やはり通常のお正月とは違うために、紅白のポチ袋を避けたり、お年玉ではなく違う名目で渡す、などの気づかいが必要です。
【初詣】はどうでしょうか。
1番難しいのがこの神社への参拝です。
一般的には49日を過ぎ、忌明けになれば鳥居をくぐってもいいと考えられてはいますが、これは神社によっても違うそうなのです。
気になるようであれば、参拝する神社に聞いてみることをおすすめします。
また、鳥居をくぐらずに参拝という手もありますね。
喪中の場合の新年の挨拶は?
新年に人と会う場合には、「新年おめでとうございます」や「明けましておめでとうございます」などの挨拶をするのが通例ですよね。
この新年の挨拶も、喪中の場合はNGになります。
だからといって、もちろん挨拶をしてくださった方に無言でいてはいけません(笑)!
「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。」など、新年を迎えるご挨拶として失礼のないよう気をつけましょう。
「おめでとうございます」の言葉を使わなければ問題ありません。
さいごに
このように、喪中といっても現代では比較的やわらかくとらえられている部分もあるようです。
故人が、「みんなでワイワイ盛り上がるのが好きな人だった」「お正月行事が好きだった」などなど、あえて喪中時もにぎやかに過ごすことで故人も喜んでくれるだろう。。。という考え方も広まってきているのも確かです。
とは言え、昔から引き継がれてきた暮らしの中でのしきたりにも意味はあるものですので、こうした常識を理解したうえで、家族の中での答えを見つけていきましょう。
やはりご近所の手前もありますので、「喪中のはずなのに・・・」と思われるような派手は振る舞いは避けた方が良いでしょうね。