2021年の『冬至』の日は12月22日です。
冬至の日に食べるべきもの、ご存知ですか?
それは・・・クリスマスケーキを手作りしようと練習のため作ってみたけれど、失敗したケーキ!(それは、私だ)
ではなく、かぼちゃですね(;’∀’)
でもそれだけじゃないんです!
冬至には「ん」のつく食べ物が縁起が良いとされています。その由来・意味はいったいなんなのでしょう?冬至の行事食とあわせて紹介します。
冬至に 「ん」のつく食べ物を!その由来・意味は?
「いろはにほへと」の最後の文字は、「ん」ですね。
そのことから、「ん」は一年の締めくくりを意味すると考えられました。
一年の締めくくりである冬至に「ん」のつく食べ物を食べると、「運」が呼び込めると言われています。
ということで、新たに始まる新しい一年に「運」がつくようにと願いながら、「ん」のつく食べ物をいただく♪このことを「運盛り」といいます。
面白いネーミングですね。
冬至の日に食べると良いとされる「ん」のつく食べ物はカボチャだけではありません。
以下に紹介しますね。
- 南京 なんきん(かぼちゃ)
- 銀杏 ぎんなん
- 寒天 かんてん
- 人参 にんじん
- 饂飩 うんどん(うどん)
- 蓮根 れんこん
- 金柑 きんかん
この7種は「冬至の七種(とうじのななくさ)」と言われています。
でも、「ん」のつく食べ物は他にもありますよね。
例えば「昆布(こんぶ)」なんかも縁起が良い食べ物とされているのに、冬至の七草には入っていない!
なぜか!それは、よ~~~~~く見ると、冬至の七草には、すべて「ん」が二つ入っているのです。
「ん」が一つしかつかない食品よりも、運がつくというワケですね。
個人的には、納得すべきかどうか迷うところですが(笑)。
冬至の行事食!どんな料理がある?
上で紹介した冬至の七草は食材でしたが、ここでは冬至に食べられる料理を紹介していきます。
「そんなの知らない!食べたことがない!」というものもあると思いますが、これは地域によって異なってきますので、お住まいの地域によっては「?」となることもあるでしょう。
冬至には日本各地でこんなものが多く食べられているんですよ♪
いとこ煮
いとこ煮とは、小豆などを煮た郷土料理です。
煮物に煮えにくい素材から追々入れていくところから、「おいおい」、「甥甥」すなわち、いとこにかけたものが語源と言われています。
昔の人は語呂合わせが好きですね(笑)
小豆と南京を煮たもので、冬至に食べると風邪をひかない、中風にならないと昔から言い伝えられています。
冬至粥
小豆の入ったお粥です。
小豆は赤色ですよね。「赤色」は厄除けの効果がある色とされています。
例えば、神社の鳥居もそうですね。
お粥に赤色の小豆を入れることで、厄除けになるという風習があり、冬至の季節には嬉しい、体をしっかり温めてくれる食べ物でもあります。
こんにゃく
寒い季節には「おでん」!
「おでん」の具でも人気ランキング上位に入る「こんにゃく」は、冬至に良いと言われる食べ物の一つです。
「こんにゃく」は海外から「薬用」として伝来し、精進料理に使われるようになって庶民に広まりました。
「こんにゃく」は別名「砂おろし」「砂払い」と言われ、食べることで体にたまった不要なものを追い出してくれるとされています。
冬至には、「こんにゃく」で体の中をキレイにし、「柚子風呂」で体を外からキレイにすることで、次の日からまた良い一年が始まりそうですね♪
また、「冬至(とうじ)」の「と」と、かぼちゃの別名「とうなす」の「と」に因んで、「と」のつく食べ物も行事食として食べられています。
例えば、
- 唐辛子:赤色・辛いということで厄除けに!
- とうふ:鳥取県の山村で農作業の節目に食べられていた「どろんけ飯」。(油で炒めた豆腐を混ぜた炊き込みご飯)
- どじょう:「ウナギ一匹、どじょう一匹」と言われるほどに、どじょうには高い栄養素が含まれています。
冬至は「ん」がベリ~グッド♪
「冬至」には、栄養のあるあたたかい食べ物を食べて、温かい柚子風呂に入り、ゆっくり眠ることが一番ということですね。
ウチの地域では、【冬至=かぼちゃ】の風習しかなく、他の食べ物とは無縁でしたが、
今回各地の冬至食を知り、かぼちゃ以外の料理にもチャレンジし、この際「冬至スペシャル定食」でも作ろうか!という気分になりました。
あなたは冬至に何をいただきますか?