赤ちゃんとの初めての対面から1カ月。
気付けばお宮参りが迫っている!!
赤ちゃんの洋服は?着物の準備は?写真館(スタジオ)の予約は?と一通り考えた後、
当日は着物ではなく洋服を予定していた私は、「あれ?で、私(ママ)は何着て行くの?」
少なくとも、私の場合はそんなアタフタな状態でした(笑)
そんな経験を踏まえつつ、お宮参りのママの服装についてまとめてみました。
お宮参りにふさわしいママの服装ってどんなの?
「やっぱり正式にはお着物なんでしょ?」と思われている方も多いようですが、
結論を先に言いますと、お宮参りの服装に特に決まりはございません!
正式には、赤ちゃんが正式な祝着を羽織る場合はママも着物がふさわしいとされ、
赤ちゃんがベビードレスなどの洋装の場合は、ママもスーツやワンピースがふさわしいとされていますが
最近では、そこまで”正式”にこだわらず、ある程度は自由に服装を選ぶ人が増えています。
だからと言って、ジャージ・Tシャツ・デニムなどのような完全な普段着は避けるべきですね。
少なくとも、赤ちゃんを初めて神様にお披露目し、親としては心の底から可愛い我が子のすこやかな成長をお祈りするわけですから。
そんな厳(おごそ)かな場には、やはり普段着は適さないです。
「家族だけで行くし、写真は前撮りしたから普段着でいいよね♪」
となってしまう場合もあるようですか、そこは神様への敬意を大切にするのがマナーと言えます。
そうなると、普段着はダメということで、逆に煌(きら)びやかなオシャレをする人も見かけますが、これも実はNG。
一言でいえば、清楚で上品な服装が好ましいという結論になります。
お宮参りのママの服装!どんな色や形がふさわしい?
ママが洋装にする場合、気になるのがスーツやワンピースの色や形ですよね。
お宮参りの主役はあくまでも赤ちゃんであることと、神様への敬意を考えると、華美でないものが良いです。
色は、紺・黒・グレーなどの落ち着いた色合い。春先なら、白や上品な淡い色でも良いでしょう。
形も同じく、上品なものを選びたいところです。
例えば、色は紺や黒を選んでいても、スカートが短すぎたり、夏だからとノースリーブにしてみたりというのは少し違うので気をつけてくださいね。
例えば、ノースリーブのワンピースを選ぶ場合は、上に少しフォーマルなジャケットを羽織るなど工夫してみてくださいね。
では次に、春夏秋冬、季節ごとのポイントを見ていきましょう。
お宮参りのママの服装【春・秋】
洋装の場合
春には、やはり春らしい色のワンピースやスーツを選ぶ方が多いですし、秋には、少し落ち着いた色を選ぶのが良さそうですね。
着物の場合
春は「袷(あわせ)」、秋は、9月は「単衣(ひとえ)」、10月以降は「袷(あわせ)」の着物になり、
11月になると少し肌寒いので、ショールや羽織を準備した方が良いでしょう。
お宮参りのママの服装【夏】
洋服の場合
上でもお話ししましたが、暑くてもノースリーブは避け、ここは我慢して袖のあるワンピース・またスーツをオススメします。
(※ジャケットやカーディガンなどを羽織る場合は、下はノースリーブでも大丈夫ですよ)
色は、春同様、淡い色のものが好まれますが、夏の素材はカジュアル感が出てしまいがちですので、そんな中でも出来るだけフォーマル感のあるものを選んでください。
また、御祈祷を受ける際の待合室や本堂などは冷房がきいている場合が多いので、軽く羽織るものがあった方が良いかもしれません。
着物の場合
お着物の場合は、6月は「単衣(ひとえ)」、7・8月は「絽(ろ)」、9月は「単衣」の着物となりますが、「絽(ろ)」がない場合は、「単衣」でも大丈夫です。
お宮参りのママの服装【冬】
洋服の場合
この季節、やはり落ち着いた色のワンピースやスーツを選ばれる方が多いのですが、もちろん冬素材ならば淡い系のお洋服を選ばれても問題ありません。
そして、スーツの場合は寒さ対策でのパンツスーツというのもありですし、ワンピースにパンストorタイツでは寒い!という方は、厚手のレギンスなどを併せても良いですね。
着物の場合
お着物の場合は、「袷(あわせ)」になります。
羽織が必須になってくると思いますが、実は羽織は礼服には入りません。
選ぶとすれば、色無地一つ紋、絵羽織一つ紋、これが難しい場合は絵羽模様、色無地の羽織が適当でしょう。
次に、春夏秋冬・すべてにおいて共通の注意点とポイントをみていきましょう。
お宮参りのママの服装!ポイントと注意点
ポイント① 授乳
どんな場合にもポイントになるのは、”授乳”しやすいかどうかです。
お宮参りとは言え、赤ちゃんに我慢させるわけにはいきません。
例えば、ワンピースの場合、授乳口のあるものも最近は多く販売されていますので、そういうものを活用すると楽ですよ♪
また、スーツでシャツを着用している場合は、ボタンを開ければ良いだけなのがいいですね。
問題は、前開きでないブラウスやお着物の場合。
ミルクを飲んでくれる赤ちゃんなら良いですが、母乳でなきゃ…という時は、前もって搾乳しておく必要があります。
そしていずれの場合にも言えることですが、
母乳が染み出ることを考えて、パッドでのカバーなどを忘れずに!
さらには、授乳後に赤ちゃんがゲボッと出してしまうこともありますよね。
せっかくのお洋服・お着物ですから、その辺りも十分に気を付けてくださいね。
ポイント② 靴
洋装の場合は、ヒールが少々高めの靴を選びがちですが、やはり赤ちゃんを抱っこするでしょうし、境内が砂利で歩きづらかったり、また荷物も多いと思いますので、できるだけローヒールでシンプルなものを選びましょう。
ポイント③ 購入しても意外と損はない
上でご紹介したような、授乳口のついたワンピースや、普段履かない人にはローヒルのパンプスも、
お宮参りだけの1回キリの為に買うのはちょっと….と気が引けるかもしれません。
実際に私もそう思って購入を躊躇したので(笑)。
ですが、お宮参りでの家族写真もそうですし、それ以外にも、赤ちゃんとのちょっとしたお出かけのシーンは幾度となく訪れます。
結果的に、私の場合はお宮参り用に…と授乳口つきのワンピースを1枚購入しましたが、実際この1枚に幾度救われたことか(笑)。
授乳口つきとは言え、見た目は普通のワンピースと変わらないので、授乳が終わっても十分に着用できますし、今後も大活躍の可能性は大ですよ♪
ローヒールのパンプスも赤ちゃんとのお出かけには何度も必要になるでしょう。
普段ハイヒールを愛しておられる方にも、経験上「意外と損はないよ♪」とお伝えしておきたいです。
それでもやっぱり…という方は、レンタル衣装という手もありますし、最近では靴のレンタルもあるようなので、ご自身にあったものをお選びくださいね。
ポイント④ 華美な装飾はNG
そこそこちゃんとした服装に!ということでしたが、ネックレスや髪留めなどのアクセサリー類は控えめに。
そしてもちろん髪型も上品に!
あくまでも主役は赤ちゃんであり、ママはそれ以上に目立つべきではないのでね。
さいごに
お宮参りと言うと、ひと昔前は、義理のお母さんが赤ちゃんを抱くのが通例でしたので、今でも張り切って、行く気満々のお義母さんもいらっしゃるでしょう。
そしてお義母さんがお着物を選ばれる場合、やはりママもお着物である方が本当は良いです。
その辺りは、ご家族で相談してみてくださいね。
とは言え、最近では、パパ・ママだけでという場合も多いので、服装もラフになりがちですが、可愛い我が子の為に♪ということで、そこは神様に敬意を表して選択してください。
なにはともあれ、素敵な日になることをお祈りしております(*˘︶˘*).。.:*♡