毎年必ずやってくる「インフルエンザの流行」。
周りに感染者が出だすと気が気じゃないですよね…。
流行が去ってくれるのを祈るばかりですが、
インフルエンザは具体的にいつからいつまで流行するものなのか?
そしてどうすれば予防できるのか。
ここでは、そんなインフルエンザの流行期間についてご紹介します。
流行期間前後も警戒しつつ、ピークの時も予防をしっかりしてこの冬を乗り越えていきましょう!
Sponsored Links
インフルエンザが流行するのはいつからいつまで?
2016年の冬は暖かかったため、インフルエンザの流行の入りが例年より一か月ほど遅かったようです。
1月15日から、ピーク流行入りと発表されました。
2月になると感染者がなんと200万人!!
一気に気温が下がったことが原因のようです。
インフルエンザの流行の判断は、決められた医療機関を受診した患者数を計測し、そこから全国の感染について推測します。
年によって気温に変動があるため、少し時期に差はあれど、だいたい流行期間は11月から2月の期間。
過去のデータを見ると、ピークは例年1~2月。
いわゆる冬の一番寒い時期ですね。
冬のピーク時に特に流行するのは、主に高熱が出るA型のインフルエンザです。
一方、それほど高い熱は出ずに、胃腸炎のような症状が出るB型のインフルエンザは、
冬にも流行りますが、それから3~4月の春まで、だらだらと感染が続くケースも多いようです。
いかにもインフルエンザらしい症状が出るA型インフルエンザと比べると、B型インフルエンザは症状があまり目立たない為、
そのまま気づかずにただの体調不良と思いながら日常を過ごし、的確な治療が行われないことも感染が長く続いてしまう原因のようです。
インフルエンザはなぜその時期に流行するのか?
インフルエンザが冬に流行するのは、冬の乾燥した空気が適しているためです。
インフルエンザウィルスは基本的に空気中を漂っていますが、
乾燥していて気温が低いほどすぐに死滅せずに長生きでき、さらに浮遊しやすいために遠くまで飛ぶことができます。
一方、冬の寒さや乾燥で、私達は鼻や喉などの粘膜が弱ってしまいます。
粘膜環境が弱っていると、ウィルスが付着し、体の中に侵入がしやすい状態になってしまうのです。
さらに年末年始の忙しい時期は疲労がたまりやすく、とても感染しやすい環境となっているわけなんですね。
日ごろから、加湿器を置く、体を冷やさないようにする、水分などを積極的に摂取し保湿を心掛けるなど、
冬の気温や乾燥に負けない体づくりを意識していきましょう。
インフルエンザ 予防接種と予防薬で完全防備?!
インフルエンザの予防と言えば、一番に挙げられるのがワクチンの接種ですね。
感染したウィルスに対し、人間の体は抗体ができます。
これでもう一度同じウィルスが体に侵入して来ても、退治することができるんです。
これを利用したのが、あらかじめ感染力をなくしたインフルエンザウィルスを体に取り入れ、抗体をつくるワクチンです。
だいたいワクチンの効果が出るのに2週間はかかるため、
ピーク時と考えると遅くても12月の半ばくらいまでには摂取したほうがよいでしょう。
インフルエンザ予防接種を受ける時期!ベストタイミングはいつ?
また、インフルエンザには予防薬というものもあります。
本来インフルエンザの治療に用いる薬(タミフルやリレンザ)をあらかじめ飲むことで、予防につなげる方法があります。
インフルエンザの薬は治療ではなく、ウィルスの増殖を防ぐ働きがあるため、
結果体内でそれ以上ウィルスが増えることがなくなり、予防につなげることができるというもの。
ですが、これは誰にでも可能な予防法というわけではなく、
高齢者や子供など、感染のリスクが高い人に用いられる方法です。
原則として、下記に当てはまる人々が対象となります。
[su_list icon=”icon: check-circle-o” icon_color=”#f3131f”]
- 65歳以上の高齢者
- 慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
- 糖尿病などの代謝性疾患患者
- 腎機能障害患者
[/su_list]
これらに当てはまり、かつインフルエンザを発症している患者と一緒に生活している場合が該当します。
基本的に、それ以外の人でインフルエンザの予防をするには、ワクチンを接種することのみになります。
また、予防薬を飲んだからといって、
- 増殖を抑えられる用量が足りない
- 時間的に間に合わない
などの理由により、そのままインフルエンザの症状を発症してしまうこともあります。
インフルエンザの薬は、感染してすぐに飲まないと意味がありません。
以上のことを踏まえると、
一回の接種でその季節通して効果があり、重症化を防ぐためにも早めのワクチン摂取が良いのかもしれませんね。
さいごに
毎年のことながら、ニュースなどで「インフルエンザの流行」が告げられるとドキッとしますよね。
特にお子様がいらっしゃる家庭では、幼稚園や学校からウィルスを貰ってこないか、日々心配されることでしょう。
ウチにも幼稚園児と小学生がいますので、「今年は集団感染から逃れることが出来るのか・・・」というのが毎年の課題になります。
ワクチン接種には賛否両論ありますが、ウチの場合はやはり摂取した年は感染を避けることができるか、
もしくは感染してもそんなにひどい症状は出ない・・という感じですので、
やはり子供が小さいうちは予防接種をしておく方が良いのかなぁ~という印象です。
大人の場合でも受験や旅行など大切な予定を控えている場合には、接種しておく方が安心でしょうね。
また、インフルエンザ流行の時期には、食べ物にも気を使い、最大限の予防対策を試みてくださいね!
元気に冬を乗り越えられますように…(..◜ᴗ◝..)